としょかんでつくった本のリスト
こんなほんあんなほん(小学生向き) 2020年度版
2019年に、としょかんにはいった本のなかから、おすすめの本をえらびました。
本のなまえや表紙をクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。
※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいております。
〈 〉内は分類をあらわします。
1~2年生向き
あれあれあれれ
つちだのぶこ/作 ポプラ社 〈エ〉 |
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おかあさんは、あれっていったらなんでもわかっちゃう。おにいちゃんが「がっこうにもっていくあれ、どっかいっちゃった!」ってこまっていると、「むしめがねはつくえのひきだしのにばんめ」とわかっちゃう。わたしはちっともわからないのにふしぎ。おとなになるとわかるようになるのかな? |
おかしなおきゃくさま
ペクヒナ/作 中川ひろたか/訳 学研プラス 〈エ〉 |
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あめのひ、ぼくはおねえちゃんとふたりだけでおるすばん。そしたらとつぜん、おかしなこがあらわれた。このこがおこったりよろこんだりするたび、ふしぎなことがつぎつぎおきて、まわりはたいへんなことに。でも、ぼくたちは、なんとかしてこのこをそらのうえのおうちにかえしてあげなくちゃ。 |
きょうりゅうのおおきさってどれくらい?
大島英太郎/さく 福音館書店 〈エ〉 |
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もしもきょうりゅうがいまでもいきていたら、おおきさはどれぐらいだろう。トリケラトプスがこうえんにいたら、ジャングルジムぐらい?ティラノサウルスがおおどおりをあるいていたら、しんごうきのたかさかな。きょうりゅうといっしょのせいかつをそうぞうして、おおきさをくらべてみよう。 |
みずとはなんじゃ?
かこさとし/作 鈴木まもる/絵 小峰書店 〈エ〉 |
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わたしたちが、まいにちかおをあらったり、のんだりするみずとは、いったいどんなものなのだろう?みずは、すいじょうきになったり、こおりになったり、まるでにんじゃのようにすがたをかえる。これが、だいじな1ばんめのせいしつだ。ほかにもまだまだ、みずにはたいせつなせいしつがあるんだよ。 |
チェクポ おばあちゃんがくれたたいせつなつつみ
イチュニ/ぶん キムドンソン/え おおたけきよみ/やく 福音館書店 〈エ〉 |
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オギは、ともだちのダヒのあたらしいかばんが、うらやましくてしかたありません。これまでダヒだって、こしにまくぬの、チェクポだったのに。だけど、オギのチェクポは、おばあちゃんがきれいなぬののきれはしで、つくってくれたものでした。 |
しぶがきほしがきあまいかき
石川えりこ/さく・え 福音館書店 〈エ〉 |
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あきになり、かきがまっかになりました。ちえちゃんはかきをもいでたべたとたんになきだしました。しぶがきだったのです。しぶがきは、ほすとあまいほしがきになります。かぞくでほしがきづくりをすることになったちえちゃんは、はじめてかわむきなどにちょうせんし、おいしいほしがきができました。 |
ハエトリグモ ちいさなハンター
坂本昇久/写真・文 ポプラ社 48 |
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ハエトリグモは、えものをみつけるとねらいをさだめて、ジャンプしてつかまえます。まるでちいさなハンターのように。てきをおどろかせるときには、りょうてをあげてバンザイのポーズ。ちいさなクモですが、このほんでは、はくりょくのあるすがたをしゃしんでみせてくれます。 |
イワシ むれでいきるさかな
大片忠明/さく 福音館書店 〈エ〉 |
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イワシは、うみにすみ、むれをつくっておよいでいます。イワシのむれはたくさんのいきものにねらわれています。ブリやクジラ、にんげんなどです。たくさんのイワシがたべられてしまいますが、のこったイワシはべつのむれといっしょになり、またおおきなむれとなります。そしてたくさんのたまごをうみ、いきつづけるのです。 |
ウィリーのぼうけん
マーガレット・ワイズ・ブラウン/さく 上條由美子/やく 広野多珂子/え 福音館書店 〈93〉 |
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ウィリーはいっしょにあそべるどうぶつがほしいとおもい、いなかにすんでいるおばあちゃんにでんわをしました。いなかにはいろんなどうぶつがいるからです。するとつぎの日、おばあちゃんが小さな木の箱を1つおくってくれました。(「ウィリーのどうぶつ」)この本にはみじかいお話が3つはいっています。 |
セミクジラのぬけがら ミッチの道ばたコレクション
如月かずさ/作 コマツシンヤ/絵 偕成社 〈913〉 |
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ある日ミッチがひろったのは、クジラのかたちをした木のかけら。じぶんの道ばたコレクションにくわえようとしたけれど、うっかりむぎ茶をかけてしまった。するとかけらはむくむくとふくらんで小さなクジラに!ミ~ンミンとなくので、ミッチは「セミクジラ」とよんで、おかあさんにひみつでかうことにした。 |
二年二組のたからばこ
山本悦子/作 佐藤真紀子/絵 童心社 〈913〉 |
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二年二組にある「たからばこ」は、たからものじゃなくて、たからくんのおとしものをいれるはこ。たからくんはとってもおとしものがおおい。いつも「かして」といわれて、みなはちょっとめいわくにおもっていた。ある日、日直ばこから生活科室のかぎがなくなった。この日の日直はみなとたからくんだった。 |
3~4年生向き
本気でやれば、なんでもできる!?
ジョン・ヨーマン/作 クェンティン・ブレイク/絵 三原泉/訳 徳間書店 〈93〉 |
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ビリーは小学3年生の男の子。授業(じゅぎょう)になかなか集中できなくて、図工のかご作りもうまくいきません。でも先生は「いっしょうけんめいやれば、できないことなんてひとつもないのよ」といいました。そこでビリーは、友だちにいわれた「頭に角(つの)をはやせる?」を本気でやってみることにしました。 |
ほうさんちゅう ちいさなふしぎな生きもののかたち
松岡篤/監修 かんちくたかこ/文 アリス館 〈48〉 |
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ほうさんちゅうは、5おく年前から海にいる、3ミリもないほど小さい生きもの。ほねはガラスとおなじものからできていて、とげとげだったり、つるんとしてたり、あなだらけだったり、いろんなかたちをしています。きれいでふしぎなかたちのほうさんちゅうのほねを、じっくりとしゃしんで見てみましょう。 |
ナマコ天国
本川達雄/作 こしだミカ/絵 偕成社 〈48〉 |
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海辺にゴロゴロころがってる黒いかたまり。石ころじゃないよ。ナマコという動物だ。ギュッとにぎるとかたくなるし、ゴシゴシこするとぐにゃり、ドロドロ変身する。まっぷたつにされても、2ひきになるだけ。あんまりうごかないから心臓(しんぞう)はないし、目も鼻も耳もないから脳(のう)もいらない。なんだかヘン!ナマコってヘン! |
フシギなさかな ヒメタツのひみつ
尾崎たまき/写真・文 新日本出版社 〈48〉 |
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ヒメタツ(タツノオトシゴの仲間)には、びっくりするようなひみつがあります。それは、オスのおなかから赤ちゃんがうまれるということ。ヒメタツのオスは、メスからわたされた卵(たまご)を、1カ月くらいの間、赤ちゃんになるまでおなかのなかで育てるのです。どうしてそんなことをするのでしょう。 |
「もしも」のときに役に立つ!防災クッキング 1 電気・ガスが止まったときに役立つレシピ
今泉マユ子/著 フレーベル館 〈36〉 |
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災害(さいがい)が起こったとき、いちばん大切なのは「命を守り生きぬく」こと。それにかかせないのが食事です。電気やガスが止まったときはかんづめや乾物(かんぶつ)が大活やく。カセットこんろがあれば、あたたかいごはんもつくれます。じっさいに料理したり、役立つものを知ったりして、「もしも」のときにそなえましょう。 |
あららのはたけ
村中李衣/作 石川えりこ/絵 偕成社 〈913〉 |
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横浜(よこはま)から山口に引っこしてきたえりに、じいちゃんが畑をくれた。たくさん雑草(ざっそう)をぬかないといけなかったり、ケムシの毛で顔がはれてしまったり、畑の世話は思いがけないことばかりで、横浜にいるエミに手紙で伝えたいことがたくさんある。畑って友だちづきあいにも似(に)ているかも? |
スズメのくらし
平野伸明/文・写真 福音館書店 〈48〉 |
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スズメは身近な鳥ですが、そのくらしはあまり知られていません。夜はどこでねているのか、どんな巣を作るのか...。スズメはとても用心深く、近づいてもすぐにげてしまうし、草原などで食べものをさがすほかは、すがたをかくしているからです。観察するのがむずかしいスズメのくらしを、写真で見せてくれる本です。 |
読む喜(よろこ)びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫(ほんまかずお)
金治直美/文 佼成出版社 〈289〉 |
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1915年に北海道で生まれた本間一夫は、五歳(さい)の時に病気のため視力(しりょく)を失いました。子どものころの楽しみは、本を読んでもらうこと。やがて盲(もう)学校で点字を学び、自分で本を読めるようになります。読む喜びを知った一夫は、生涯(しょうがい)の仕事として、「日本に点字図書館を創りたい」という夢(ゆめ)をいだきます。 |
5~6年生向き
数字はわたしのことば ぜったいにあきらめなかった数学者ソフィー・ジェルマン
シェリル・バードー/文 バーバラ・マクリントック/絵 福本友美子/訳 ほるぷ出版 〈エ〉 |
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ソフィー・ジェルマンは数学が大すきでした。でも、女の子が大学に行ったり数学者になったりするなんて考えられない時代でした。それでもソフィーはあきらめません。ただひたすら勉強し、とうとうソフィーの方程式(ほうていしき)を書きあげたのです。 |
ドラゴンのお医者さん ジョーン・プロクター は虫類を愛した女性
パトリシア・バルデス/文 フェリシタ・サラ/絵 服部理佳/訳 岩崎書店 〈エ〉 |
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ジョーン・プロクターは子どものころから、トカゲやヘビが大好きでした。ジョーンは、は虫類の知識(ちしき)の深さをみとめられ、動物園ではたらきます。当時は「人食いトカゲ」と言われたコモドドラゴンをみごとに飼育(しいく)して、お客さんをよろこばせたのです。 |
ことばハンター 国語辞典はこうつくる
飯間浩明/著 ポプラ社 〈813〉 |
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「ことばハンター」とは国語辞典を作るため、ことばを集める人のこと。本やテレビ、インターネットや街の中などで、新しいことばを観察し集める「ワードハンティング」の様子から、一つのことばの説明を書く苦労など、誰(だれ)よりもことばが好きな著者(ちょしゃ)が、国語辞典を作る仕事についてわかりやすく語ってくれます。 |
トクベツな日
チギータ!
蒔田浩平/作 佐藤真紀子/絵 ポプラ社 〈913〉 |
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小5の千木田寛仁(せんぎだひろひと)は、卓球(たっきゅう)好きだが、他のスポーツは苦手で地味な存在(そんざい)。月1回のレクリエーションの時間は、多数決で必ずサッカーかバスケになる。ケンカが強い男子がしきり、女子に人気のポートボールもやれない。毎回一番票が多いものしかできないのは変では?卓球もやりたい。寛仁は多数決で勝つ作戦を考える。 |
貸出禁止(かしだしきんし)の本をすくえ!
アラン・グラッツ/著 ないとうふみこ/訳 ほるぷ出版 〈93〉 |
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ある日、エイミーの大好きな『クローディアの秘密(ひみつ)』が、学校の図書室から消えてしまいました。保護者(ほごしゃ)の意見で、子どもにふさわしくないからと貸出禁止になったのです。借りられなくなった本はほかにもあります。納得(なっとく)できないエイミーは、禁止された本をかたっぱしから読んでやることに決めました。 |
もえぎ草子
右手にミミズク
蓼内明子/作 nakaban/絵 フレーベル館 〈913〉 |
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6年生のタケルはいまだに右と左がわからない。それを友だちに打ち明けたとき転校生の実里(みのり)に聞かれてしまった。実里は「覚えられないなら書くしかない」と言って、油性(ゆせい)ペンでタケルの手に「右」「左」と書いた。この方法はかっこ悪いが便利で、タケルが実里にまた頼(たの)むと、今度は右手にミミズクの絵をかいてくれた。 |
月白青船山
ゆかいな床井(とこい)くん
戸森しるこ/著 講談社 〈913〉 |
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暦(こよみ)は6年生になって床井くんと同じクラスになりました。床井くんは、ちょっと変わってるけど自分に正直で堂々(どうどう)としていて、ユーモアもあるクラスの人気者。毎日、教室では楽しいことや嫌(いや)なことがいろいろ起きますが、床井くんと話すとヒントをもらえたりゆかいな気分になれたり。暦と床井くんの1年を描(えが)いた物語です。 |
思いはいのり、言葉はつばさ
まはら三桃/著 まめふく/装画 アリス館 〈913〉 |
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文字が男だけのものだった時代、女たちは「ニュウシュ(女書)」という女だけに伝わる文字を書くことで、苦しみや悲しみを乗りこえてきました。女書を習い始めたばかりの10歳(さい)のチャオミンも、文字の持つ不思議な力にひきこまれます。女書を習う少女たちの心の成長や固い友情(ゆうじょう)を描(えが)いた物語です。 |
昔はおれと同い年だった田中さんとの友情(ゆうじょう)
つくられた心
佐藤まどか/作 浦田健二/絵 ポプラ社 〈913〉 |
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近未来の日本。ミカの入学した「理想教育モデル校」では、いじめなどを防止(ぼうし)するため、教室内に防犯(ぼうはん)カメラや集音マイクが設置(せっち)され、生徒そっくりのアンドロイドが「見守り係」として導入(どうにゅう)されている。だれがアンドロイドなのかを探(さぐ)るのは校則違反(こうそくいはん)だが、ミカと級友たちは、ひそかに観察することにした。 |
昨日のぼくのパーツ
吉野万理子/著 講談社 〈913〉 |
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六年一組で始まった「学校でウンコをしない競争」。おかげで大志(たいし)は便秘(べんぴ)になってしまい、なんとかしたいと思いながら、はずかしくて人に話せない。そんなとき、ケガで入院したおじいちゃんが、自分でトイレにいけないため「生きているのがつらい」とまで思っていることを知る。大志はトイレについて研究することにした。 |
その魔球(まきゅう)に、まだ名はない
クジラのおなかからプラスチック
保坂直紀/著 旬報社 〈51〉 |
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海岸に打ち上げられたクジラの胃(い)から80枚(まい)ものプラスチックの袋(ふくろ)がでてきました。またイワシからもマイクロプラスチックという小さな粒(つぶ)がみつかりました。便利なプラスチックですが、ごみとなって海に出ると海の生き物を苦しめ、私(わたし)たちも魚ごとそれを食べることに。ごみを減(へ)らすには、何ができるでしょうか。 |
橋の大解剖(かいぼう) あんな形こんな役割(やくわり)
五十畑弘/監修 岩崎書店 〈51〉 |
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橋をよく観察すると、形や色、材料など、ひとつひとつちがっています。時代や役割、かける場所によっていろいろな橋が使いわけされているのです。この本では、日本各地の橋を写真で紹介(しょうかい)するとともに、いろいろな橋の構造(こうぞう)や特徴(とくちょう)を、たくさんのイラストで説明しています。橋にまつわるコラムもあります。 |
子ども~大人♪
うっかりおじさん
エマ・ヴィルケ/作 きただいえりこ/訳 朔北社 〈エ〉 |
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うっかりおじさんのさがしもの。めがねにぼうし、そのほかいろいろ。みかけたら、わたしてあげよう。したくができたうっかりおじさん。それででかけて、ほんとうにだいじょうぶ?ああ、やっぱり!おじさんがもどってきた! ほんのなかにはいったきもちで、うっかりおじさんとのやりとりがたのしめます。 |
家をせおって歩く かんぜん版(ばん)
村上慧/作 福音館書店 〈70〉 |
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この表紙の絵はおもちゃではありません。ちゃんと人が住んでいる家なんです。軽い発泡(はっぽう)スチロールで作ってあるから、せおって歩いても大丈夫(だいじょうぶ)。でも、寝(ね)るときはどうするの?台風で壊(こわ)れたりしない?などなど、歩く家の気になるあれこれが、たくさんの写真と細かく描(か)きこまれた絵で紹介(しょうかい)されています。 |