-いっしょにページをめくろう!名古屋市図書館100周年-
1923(大正12)年10月1日、鶴舞公園に市立名古屋図書館が開館し、令和5年に名古屋市図書館は100年目を迎えます。
100周年という節目を記念し、次の100年に向けて新たな一歩となる様々な事業を実施します。
名古屋市図書館 100年のあゆみは、こちらのページをご覧ください。
- ◆図書館100周年
ロゴマーク - ◆100周年記念
記念講演会 - ◆100周年記念
図書館に泊まろう! - ◆100周年記念
Book Mobile(ブックモービル)サミット - ◆100周年記念
NAGOYAメタバース図書館
- ◆司書の顔が(うっすら)見えるマガジン「めがね」
100周年 特別号 - ◆図書館おみくじ
「今日の100ページめ」 - ◆名古屋市と渋沢栄一の関わりを示す情報を募集します
- ◆100周年
歴史パネルの巡回展示 - ◆100周年記念
各館の展示
図書館100周年ロゴマーク
100周年記念 記念講演会

チラシ
<PDF形式 1,446KB>

名古屋市図書館100周年を記念して、【名古屋市子ども読書アンバサダー任命式】と【記念講演会】を行います。
【名古屋市子ども読書アンバサダー任命式】
「名古屋市第4次子ども読書活動推進計画」の事業のひとつとして、子どもたちに読書の楽しさを伝える子ども読書アンバサダーを任命します。動画などで小説を紹介し、「小説紹介クリエイター」として活躍されているけんご氏をお迎えします。
【名古屋市図書館100周年記念講演会「やっぱりなごやと本が好き!」】
名古屋にゆかりのある作家3名に、図書館の思い出や読書、小説家の仕事などについてお話しいただきます。講演者には太田忠司氏、大島真寿美氏、吉川トリコ氏をお迎えします。
- 開催日時:2023年10月8日(日曜日)午前10時00分から(開場:午前9時30分)
午前10時00分から午前10時20分【名古屋市子ども読書アンバサダー任命式】
午前10時30分から午前11時30分【記念講演会「やっぱりなごやと本が好き!」】 - 会場 :名古屋市公会堂
- 対象 :どなたでも
- 定員 :300名(先着順)
- 申込 :2023年9月16日(土曜日)午前9時30分から LoGoフォーム(外部リンク)にて受付
(任命式と講演会どちらか片方のみの申し込みはできません。) - お問合せ:名古屋市鶴舞中央図書館 TEL:052-741-3131(代表) FAX:052-733-6337
詳しくは、記念講演会のページをご覧ください。
100周年記念 図書館に泊まろう!

チラシ
<PDF形式 313KB>

申し込みフォーム
名古屋市図書館100周年を記念して、「図書館に泊まろう!」を開催します。
夜の図書館で、普段体験できない特別な時間を過ごしましょう!
関東大震災100年にもちなみ体験型防災学習を含めたスペシャルイベントです。
【受付・抽選終了】厳正なる抽選の結果、10名の方の当選が決定しました。おめでとうございます!
- 開催日時:2023年10月14日(土曜日)午後8時00分から15日(日曜日)午前8時00分
- 場所 :鶴舞中央図書館
- 内容 :ミッドナイト書庫ツアー、防災ベッド組み立て体験など
- 対象 :成人(18歳以上)
- 持ち物 :飲み物・軽食・洗面具・携帯バッテリー等(簡易ベッド・寝具はご用意します。)
- 定員 :10名(応募者多数の場合は、名古屋市図書館共通貸出券をお持ちの応募者から抽選)
- 申込 :
9月1日(金曜日)から9月17日(日曜日)
申し込みフォームまたは名古屋市各図書館窓口で専用用紙にて受付
詳しくは募集要項をご覧ください。 - お問合せ:名古屋市鶴舞中央図書館 庶務係 TEL:052-741-3133 FAX:052-733-6337
- その他 :募集要項を十分ご確認・ご承諾の上、ご応募ください。
当日の写真や動画は、図書館ホームページ・SNS、図書館の出版物等で利用します。
詳しくは、図書館に泊まろう!のページをご覧ください。
100周年記念 Book Mobile(ブックモービル)サミット
名古屋市図書館100周年を記念して、Book Mobile(ブックモービル)サミットを開催します。
各地の自動車図書館や移動本屋が鶴舞公園に集合し、その役割とこれからについて楽しく考えます。
- 開催日時:2023年10月29日(日曜日)午前10時00分から午後3時00分
- 開催場所:【1】名古屋市鶴舞公園
【2】鶴舞中央図書館 第1集会室 - 内容 :【1】名古屋市鶴舞公園会場
・車両出展 名古屋市図書館、各務原市立中央図書館、近江八幡市立近江八幡図書館、
ブックカフェ号「そらまMEN」(鹿児島県指宿市)、移動式本屋「BOOK TRUCK」(横浜市))
・各地の自動車図書館のパネル展示
前日ワークショップ「つくってみよう一箱本棚」の展示
【2】鶴舞中央図書館会場
・午前10時00分から 基調講演(十文字学園女子大学 石川敬史 准教授)
・午後1時30分から パネルディスカッション
パネリスト:岡山市立中央図書館 三船充是氏、近江八幡図書館 奥村恭代館長、指宿市立指宿図書館 下吹越かおる館長 - 定員 :【1】名古屋市鶴舞公園会場 ご自由にご覧いただけます。
【2】鶴舞中央図書館会場 50名(先着順) - 申込方法:【2】鶴舞中央図書館会場 9月21日(木曜日)午前9時30分から申し込みフォームまたは電話にて受付
- お問合せ:名古屋市鶴舞中央図書館 整理課 TEL:052-741-3131(代表) FAX:052-733-6337

■前日ワークショップ「つくってみよう一箱本棚」
名古屋市南区にある一箱本棚オーナー制図書館「かさでら図書館」の運営者と本棚オーナーからお話を聞いた後、おすすめの本などを本箱に並べて、自分だけの本棚を作ります。
- 開催日時:2023年10月28日(土曜日)午前10時30分から正午
- 開催場所:鶴舞中央図書館 第1集会室
- 定員 :10組(個人、親子、グループなど)(先着順)
- 申込方法:9月21日(木曜日)から来館または、下記の電話にて受付
- お問合せ:名古屋市鶴舞中央図書館 整理課
TEL:052-741-3131(代表) FAX:052-733-6337
100周年記念 NAGOYAメタバース図書館
仮想空間の中に、過去・現在・未来の図書館を再現します。
メタバース空間の中で、これまでにない図書館を体験してみませんか?そして、アバターを通じた交流を楽しみましょう!
- 日時:2023年11月30日(木曜日)スタート! 2024年2月頃まで
詳細は、随時掲載予定です。乞うご期待!
100周年記念 図書館応援メッセージ
名古屋市図書館100周年を記念して、100日前の6月23日(金曜日)より日頃ご利用いただいている市民のみなさまからの図書館応援メッセージを募集します。
- 実施日時:2023年6月23日(金)から10月29日(日曜日)
- 受付場所:名古屋市図書館全館
- 応募方法:各図書館に備え付けの用紙にメッセージを書いて図書館窓口へお持ちください。
用紙はこちらからダウンロードもできます。
応援メッセージのほか図書館での思い出や、夢の図書館(こんな図書館があったらいいな)など、ステキなメッセージをお待ちしています。 - 注意事項:お寄せいただいたメッセージは、館内で掲示するほか、図書館SNSや100周年記念誌に掲載させていただく場合があります。
- お問合せ:名古屋市鶴舞中央図書館 TEL:052-741-3131(代) FAX:052-733-6337
100周年記念 スタンプラリー
名古屋市図書館100周年を記念して、スタンプラリーを実施します。
- 実施期間:2023年7月22日(土曜日)から2024年1月31日(水曜日)
- 内容:名古屋市図書館を巡って記念スタンプを5個以上集めた方に景品を贈呈します。(なくなり次第終了)
- 景品交換場所:各図書館
- スタンプラリー台紙:各図書館にて配布しています。ダウンロードはこちら<PDF形式 497KB>
- お問合せ:名古屋市鶴舞中央図書館 TEL:052-741-3131(代) FAX:052-733-6337
スタンプと台紙のデザインは、名古屋市立工芸高校が運営するデザイン事務所
『KOGEI DESIGN OFFICE』(外部リンク)が制作してくださいました。
スタンプはシヤチハタ株式会社(外部リンク)様からのご提供です。
100周年記念 フォトコンテスト
名古屋市図書館100周年を記念して、「100周年記念 フォトコンテスト」を開催します。
お気に入りの「本」や「名古屋市図書館」のある風景、本を楽しんでいる様子など、あなた自身の視点で図書館や読書の魅力を伝える写真を募集します。
《テーマ》「ほんとわたしと図書館と」
- 募集期間:2023年7月1日(土曜日)から10月31日(火曜日)
- 応募資格:どなたでも可
募集要項および応募規約の内容にすべて同意すること。応募された時点で、募集要項および応募規約の内容にすべて同意したものとみなします。
Instagramから投稿する場合、応募者本人の公開アカウントを持ち、Instagramアカウント「名古屋市図書館100周年記念 フォトコンテスト@nagoya.lib100」をフォローしていること。 - 賞:優秀賞 3点 賞品 モバイルバッテリー
入選 5点 賞品 1000円分の図書カード
副賞の授与は鶴舞中央図書館で行います。 - 応募方法:Instagram(外部リンク)またはLoGoフォーム(外部リンク)にてご応募ください。
詳しくは下記チラシと応募要項及び応募規約をご覧ください。
チラシ<PDF形式 7.7MB>
応募要項及び応募規約<PDF形式 28KB> - お問合せ:名古屋市鶴舞中央図書館 TEL:052-741-3131 FAX:052-733-6337
【協賛】(モバイルバッテリー提供)
株式会社バッファロー(外部リンク)
100周年記念 NDCでカウントダウン
名古屋市図書館の誕生日10月1日まで、99日前の6月24日を皮切りに、名古屋市図書館公式Twitter(現X)でNDCを使ったでカウントダウンをしています。
NDCとは、日本十進分類法のこと。世の中のあらゆることを0~9の数字であらわしており、図書館の本は、この規則にそって本棚に並んでいます。NDCを知っていれば、図書館での本探しがちょっぴり上手になるかもしれません。
Twitter企画「図書館あるある」大募集
名古屋市図書館公式Twitter
Tweets by nagoyalibrary
Follow @nagoyalibrary
100年の間みなさんにご利用いただいている名古屋市図書館。
100周年を記念して、「図書館あるある」や「本好きあるある」をツイートします。
10月まで、いっしょに「あるある」を楽しんで下さる方大歓迎!
「#名古屋市図書館100周年」と「#図書館あるあるナゴヤ」または「#本好きあるある」をつけてツイートしてください。リツイートします。
「あるある」をつぶやいている人物たちは全て、名古屋市図書館の所蔵する貴重書データから取っています。
時を越えて生まれ変わった、いにしえの人々のつぶやきをお楽しみください。
司書の顔が(うっすら)見えるマガジン「めがね」100周年 特別号
図書館の仕事や職員の紹介をしているフリーペーパー。
今回は開館100周年特別号ということで、記念イベントの担当者に内容をプレゼンしてもらいました。気になるイベントがあったらぜひ参加してみてくださいね。
- 配布開始日:2023年9月16日(土曜日)
- 配布場所 :名古屋市図書館全21館ほか、図書館だよりからも読めます。
図書館おみくじ「今日の100ページめ」
名古屋市と渋沢栄一の関わりを示す情報を募集します
名古屋市図書館の初代館長阪谷俊作(名古屋の偉人伝 No.30)は、なんと明治の実業家渋沢栄一の孫なのです。
渋沢栄一といえば、近代日本経済の基礎を作った人物。2024年(令和6年)発行の新一万円札のデザインに採用され、注目されています。
その孫である阪谷館長は、市立名古屋図書館の開館、点字文庫の開設、郷土史研究など、名古屋の図書館の発展に力を尽くしました。
このたび名古屋市図書館では、渋沢栄一が名古屋市と関りがあったことを示す情報や資料を募集します。
お寄せいただいた情報や資料は、展示等により広く市民の皆様にお知らせします。
*情報や資料に関して、真偽を鑑定するものではありません。
- 募集開始:2023年9月1日(金曜日)から
- お問合せ: 名古屋市鶴舞中央図書館 奉仕第二係 TEL:052-741-9822 FAX 052-733-6337
100周年記念「障がい者アートデザイン特別貸出券」発行
西図書館
名糖産業株式会社(本社西区)との連携により、愛知県出身の障がいのあるアーティスト、MANAさんデザインの貸出券を2023年9月10日(日曜日)から発行します。
図書館の貸出登録要件を満たした方が対象です。現在貸出券をお持ちの方も切り替え可能です。詳しくはこちらをごらんください。。
(限定 各300枚 なくなり次第終了します。)
鶴舞中央図書館
竹田印刷株式会社(外部リンク)より寄贈を受け、障がい者アートがデザインされた特別な図書館共通貸出券を発行します。
図書館の貸出登録要件を満たし、同時期に開催する展示についてのアンケートにお答えいただいた方が対象です(現在貸出券をお持ちの方も切り替え可能です)。詳しくはこちらをごらんください。
発行スケジュール
- デザインA:2023年4月5日(水曜日)から4月16日(日曜日)
- デザインB:2023年4月18日(火曜日)から4月30日(日曜日)
(限定 各500枚 なくなり次第終了します。)
100周年 歴史パネルの巡回展示
名古屋市図書館は自動車図書館も合わせれば全部で22館あり、それぞれの図書館の歩みがわかる歴史パネルを作成しました。
巡回展示をいたしますので、ぜひご覧ください。
巡回日程は下記のとおりです。
日程 | 開催館 |
---|---|
5月13日(土曜日)から 6月 2日(金曜日) | 北・中川・富田図書館 |
6月10日(土曜日)から 6月30日(金曜日) | 東・楠・熱田図書館 |
7月 8日(土曜日)から 7月28日(金曜日) | 南陽・南・緑図書館 |
8月 5日(土曜日)から 8月25日(金曜日) | 中村・徳重図書館 |
9月 2日(土曜日)から 9月22日(金曜日) | 守山・名東・天白図書館 |
9月20日(水曜日)から10月27日(金曜日) | 鶴舞中央図書館 |
9月30日(土曜日)から10月19日(木曜日) | 山田・港・志段味図書館 |
10月28日(土曜日)から11月16日(木曜日) | 千種・西・瑞穂図書館 |
100周年記念 各館の展示
名古屋市図書館各館で、100周年を記念した資料の展示を行います。
ぜひ、お立ち寄りください。
日程 | 開催館 | 展示タイトル |
---|---|---|
8月19日(土曜日)から 9月10日(日曜日) | 港図書館 | 祝 名古屋市図書館100周年 バック トゥ ザ 1963から1944 |
8月12日(土曜日)から 9月14日(木曜日) | 瑞穂図書館 | 開館100周年記念「名古屋の版元-地元出版物を味わう-」 |
7月15日(土曜日)から 8月 5日(土曜日) | 瑞穂図書館 | 生誕100年 -司馬遼太郎・池波正太郎・遠藤周作- |
7月 4日(火曜日)から 8月17日(木曜日) | 熱田図書館 | 大正時代ってどんな時代?」≪ |
100周年記念 各館の行事
名古屋市図書館各館で、100周年を記念した講演会などのイベントを行います。
ぜひ、ご参加ください。
開催日 | 開催館 | 展示タイトル | 申込開始日 |
---|---|---|---|
8月 6日(日曜日) | 鶴舞中央図書館 | こくみん共済COOP「親子ぼうさいスタジアム」 | 当日受付 |
8月 4日(金曜日) | 港図書館 | 科学講演会 「光るいきもののふしぎ」 | 7月22日(土曜日) |
教育基金への寄附にご協力ください
名古屋市教育基金への寄附を募集しております。
ぜひみなさんのご協力をお願いいたします。
寄附の方法
まずは各図書館にお問い合わせください。専用納付書をお渡しします。
※インターネットを利用したクレジットカードでの寄附はご利用いただけません。
税金の控除
個人の場合
この寄附金は、ふるさと寄附金(納税)に該当します。寄附をすると、寄附金額のうち2千円を超える部分について、一定の限度額まで、所得税・個人住民税から控除されます。
※税の控除を受けるには、翌年に確定申告を行う必要があります。ただし、寄附時に「ふるさと納税ワンストップ特例制度」の申請をしていただくと、確定申告を行わなくても控除を受けられます。詳しくは下記問い合わせ先にご連絡ください。
法人の場合
寄附された金額を法人税法(第37条第3項第1号)の規定により損金算入することができます。
お問合せ先
名古屋市鶴舞中央図書館 庶務係
郵便番号:466-0064 名古屋市昭和区鶴舞一丁目1番155号
TEL:052-741-3133 FAX:052-733-6337
名古屋市教育基金について、詳しくは名古屋市公式ウェブサイト(外部リンク)をご覧ください。
寄附者のご紹介
名古屋市図書館100周年記念事業(教育基金)にご寄附いただいた皆様を、こちらでご紹介しております。
市立名古屋図書館時代の資料たち
大正12年(1923年)10月1日、鶴舞公園に市立名古屋図書館が開館しました。
その後、昭和20年戦災により焼失、昭和27年に再建、昭和59年現在の建物に新築、という経過を経て、2023年にいよいよ100周年をむかえます。
ここでは市立名古屋図書館時代に関係する資料をご紹介します。
No. | 書名・表紙画像 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | コメント | 内容画像 |
1 | 「市立名古屋図書館案内」![]() |
名古屋市立名古屋図書館 | 1923.09 | 「入館手引」には"先づ御来館になって、閲覧人入口から御這入りになると、直様下足場があります..."と迷わないよう具体的な説明があります。 「館内で確守すべき事柄」では、"中京の圖書館として一種の美風を作成すること"とあります。格調の高さが求められたようです。 |
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2 | 「財団法人名古屋公衆図書館設立概要」![]() |
[名古屋公衆図書館] | [1925.2序] | 名古屋公衆図書館(西図書館の前身)設立にあたっての概要が書かれています。 設立者であり理事長である矢田績氏の、名古屋、そして図書館設立に対する思いが「設立の趣意」に書かれています。 |
![]() |
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3 | 「市立名古屋圖書館概要」![]() |
市立名古屋圖書館/[編] | 市立名古屋図書館 | 1923.9 | 立名古屋図書館(鶴舞中央図書館の前身)の沿革や館則など概要が書かれた冊子です。 表紙に銀色で刷られているのは館の紋章で、図書館を意味する巻物の軸に名古屋市の紋章である丸八マークをあしらったものです。 |
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4 | 「回數閲覽券」![]() |
市立名古屋圖書舘 | [192-] | 現在は図書館法第17条により無料で使える公共図書館ですが、かつては閲覧料がかかりました。 これは市立名古屋図書館の回数閲覧券です。30回分で50銭、現在の金額に換算すると約1万円(諸説あります)。高いとみるか安いとみるか?この回数券綴りには券が13枚残っています。 |
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5 | 「兒童のためになる讀書週間おはなしの會」![]() |
市立名古屋圖書館 | 1926.11 | 1926(大正15)年の市立名古屋図書館(鶴舞中央図書館の前身)での、おはなしの会のチラシです。 おはなしのタイトルと並んで、おはなしする人の名前が載っているのが今と違うところでしょうか。 市立名古屋図書館が開館したのは、1923(大正12)年。開館間もないころの児童室のにぎわいが想像できます。 |
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6 | 「市立名古屋図書館館報 [第1] 」![]() |
市立名古屋図書館/編 | 市立名古屋図書館 | 1928 | 開館から半年後の1924(大正13)年1月から発行されました。 初代館長、阪谷俊作氏の発刊之辞をはじめ、閲覧統計表、お話の會のプログラム、寄贈図書一覧などが掲載されているほか、当時のカード(圖書掲出特許證!)のデザインなどが載っています。 |
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7 | 「全國一齊讀書週間」![]() |
名古屋市社會教育課市立名古屋圖書館 | 1926.11 | 1926(大正15)年の全国一斉読書週間のプログラムです。 1週間かけて、毎日何らかの催しが行われていました。青年文庫とは今でいう移動図書館のようなもので、木製の箱に新刊が入れられ、市内の小学校や青年会などの巡回先に1ヵ月ほど置かれて利用されました。 |
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8 | 「「書庫」小野稔(『作家』1950年7月号)」![]() |
作家社 | 1950 | 市立名古屋図書館をモデルにしていると思われるN市の図書館に勤務している主人公の、3年にわたる書庫出納手としての生活が描かれている小説です。 この話はあくまでフィクションですが、当時の図書館の様子が見てとれます。 |
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9 | 「図書分類表 | 稿本」![]() |
[名古屋市立名古屋図書館/編] | [名古屋市立名古屋図書館(製作)] | [製作年不明] | 現在名古屋市図書館では日本十進分類法(NDC)を使用して図書を分類していますが、NDCの発表は1928年でした。 それよりも前、1923年開館の市立名古屋図書館時代に使われていたと思われる図書分類表です。 最初にこれを作成した先人の知恵と努力が偲ばれます。 |
![]() |
10 | 「市立名古屋図書館講演集」![]() |
市立名古屋図書館 | [1933] | 市立名古屋図書館では、阪谷館長が自ら東京に赴き、様々な文化人を招いて講演会を行いました。 東京帝国大学図書館長・和田万吉、東京市立日比谷図書館頭・今澤慈海、東京帝国大学教授・上田万年、児童文学者・巌谷小波など。 当時の講演内容が講演集として保存されています。 |
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11 | 「閑田耕筆」![]() |
伴蒿蹊著 | 太平洋戦争時の空襲で市立名古屋図書館も戦火を免れることはできませんでした。貴重書の一部は隣の名古屋市公会堂に避難していましたが、残りは焼けてしまいました。この本はその時の生き残りです。 「閑田耕筆」は江戸時代の国学者伴蒿蹊(代表作に「近世畸人伝」など)の随筆です。 |
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100年をともに走った車たち
市立名古屋図書館が車で本を届けるサービスを始めたのは1926年(大正15年)、図書館開館から3年目のことでした。
それから約100年、みなさんに本を届けるために走った車たちをご紹介します。
【前史:書函を届ける・宣伝カーで届ける】
書函を届けるサービスを市立名古屋図書館、名古屋公衆図書館(後の西図書館)が実施 本の入った箱(書函)を届け、各団体に1か月貸出 写真は傷痍軍人のため、赤十字の車で陸軍病院へ図書を運んだ軍人慰安文庫 他に「青年巡回文庫」、「教員文庫」「店員修養文庫」「家庭訪問文庫」など |
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![]() 第1回移動図書館 昭和22年(1947年) 朝日新聞社の協力で、児童図書約200冊を24の小学校へ |
![]() 2年中断後、中部日本新聞社の協力で復活 以後恒例となり、昭和36年まで続く (昭和34年は伊勢湾台風で中断) |
![]() 読書週間パレード風景 |
【巡回文庫時代1:栄図書館(後の西図書館)の最初の4台】
昭和31年(1956年)市内74か所へ巡回開始
![]() 巡回文庫1号(プリンス56年CF) |
![]() 巡回文庫2号(トヨペット58年RK30) 後に大阪市天王寺図書館へ譲渡 |
![]() わかば号(プリンス60年クリッパー) 伊勢湾台風直後、市の児童福祉事業団から寄贈 被災した学校等へ巡回 後にこども巡回文庫専用車として活躍 |
![]() 橘川号(トヨペット62年RK150) 前名古屋市長・小林橘川氏のご遺族からの寄贈 |
![]() 栄図書館(後の西図書館)前に並ぶ巡回文庫左からわかば号、巡回文庫1号、橘川号 |
![]() 天王寺図書館の自動車図書館として活躍する巡回文庫2号(写真は大阪市立図書館提供) |
【巡回文庫時代2:なごや号の時代】
最初の4台が順に買い替えされ、4台のなごや号が活躍
![]() なごや1号(初代) (トヨペット66年RK170B2) |
![]() なごや2号(初代) (トヨタ42年RK170B2) |
![]() なごや3号(初代) (トヨタ43年RK171B) |
![]() なごや5号(左端か?) (トヨタ44年RU18) |
![]() なごや5号と2代目のなごや1・2・3号 2代目1号(トヨタ48年RU19) 2代目2号(ミツビシ49年B215) 2代目3号(ミツビシ52年B217) |
![]() 2代目なごや号(2号か?) なごや5号と2代目なごや3号は、昭和58年(1983年)南図書館へ移管 |
【4館6台体制時代:西・名東・中川・南図書館に配置】
![]() 初代あおぞら号(いすず53年DBR370) 昭和53年(1978年)名東図書館に配置 |
![]() 初代わかくさ号(三菱ローザ54年K-BH212F) 昭和54年(1979年)中川図書館に配置 |
![]() 初代みなみ号(トヨタ59年M-RB20) 昭和59年(1984年)南図書館に配置 |
![]() ![]() (愛称:コアラ号) (トヨタ63年 N-BB21改) |
![]() 3代目なごや2号(愛称:ちびすけ号) (トヨタ2年U-BB21改) ![]() |
![]() 西図書館と南図書館で活躍した2代目なごや3号は、廃車後にラオスへ イラストはラオス行きの前に描かれた。 |
【再編の時代:中川・名東・西で廃止、南は鶴舞へ移管】
![]() 2代目わかくさ号(三菱4年U-BE47F) 後に南図書館に移管 2代目みなみ1号としても活躍 平成18年(2006年)引退 |
![]() 2代目あおぞら号(三菱5年U-BE437F改) 後に西図書館に移管 平成19年(2007年)引退 |
![]() みなみ2号(トヨタ9年KC-BB40) 平成19年(2007年)引退 |
![]() 2代目みなみ1号 (元2代目わかくさ号) |
![]() なごや号(現役) (ニッサン18年UD-DVW41改) 平成18年(2006年)3代目なごや2号にかわり、西図書館に配置 現在は南図書館に移管 |
![]() みなみ号(現役) (ニッサン18年UD-DVW41改) 平成18年(2006年)2代目みなみ1号にかわり、南図書館に配置 |
主な参考文献
- 『鶴舞中央図書館60年譜』
- 『西図書館50年誌』
- 『栄図書館40年誌』
- 『図書館なごや№14、№21、№27、№96』
- 『なごやの図書館1970』
- 『中川自動車図書館20年史』
- 『名東図書館10年のあゆみ』
寄附者のご紹介
名古屋市図書館100周年記念事業(教育基金)にご寄附いただいた皆様を紹介させていただきます。
(お名前の公表についてご了承を得ている方のみ)
令和4年度
- 後藤 宗理 様
- 前川 芳久 様
掲載順は寄附をいただいた日付順です。
◆名古屋市図書館100周年記念事業への寄附については、こちらをご覧ください。