展示期間:2023年9月16日(土曜日)から10月19日(木曜日)
一万円札の肖像となる渋沢栄一。
実は、名古屋の会社の相談役を務めたり、名古屋と金沢を繋ぐ鉄道を作ろうとしたり、鶴舞公園にも訪れていたりと、名古屋にもちょっと縁があるのです。そして何より、初代の名古屋市立図書館長を務めた阪谷俊作の祖父でもあります。
本展示では、名古屋テイストを入れつつ、渋沢栄一、そして阪谷俊作を特集します。
☆ 「調査団報告書 特別編 渋沢栄一は名古屋にも縁があったってホント?」<PDF形式 406KB>
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版社 | 出版年 | 請求記号 | コメント |
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1 | 渋沢栄一を知る事典 | 渋沢栄一記念財団/編 | 東京堂出版 | 2012 | 2891/03100/ | 渋沢栄一の業績や人脈のみならず、好きな食べ物や趣味まで載っている渋沢栄一百科事典。(第一部はまさしく「渋沢栄一をしるための100項目」と題されています。) 別巻も入れて68冊ある『渋沢栄一伝記資料』に実際チャレンジしてみる場合は、同資料を元にしたこの事典の「渋沢栄一伝記資料総目次」や「渋沢栄一関連会社社名変遷図」を参照するのを忘れずに。 |
2 | 雨夜譚(あまよがたり) | 渋沢栄一/述,長幸男/校注 | 岩波書店 | 1984 | N2891/01933/ | 渋沢栄一の伝記として知られていますが、実業家として羽ばたく以前の事柄を扱っており、名古屋のことは出てきません。 しかし、後に親戚となる阪谷家との付き合いのきっかけなど渋沢自身についてのエピソード集としても、渋沢視点の幕末事情、初期の明治政府事情レポートとしても読め、何かと発見の多い本です。 |
3 | 第十回関西府県聯合共進会会場案内図 | 第十囘關西府縣聯合共進會愛知縣協賛會 | 1910 | A60/00037/ | 渋沢は鶴舞公園を会場とする共進会にも訪れています。これは、そのときの会場案内図です。 一体、渋沢は会場のどの辺りにいたのでしょうか。 |