としょかんでつくった本のリスト
こんなほんあんなほん(小学生向き) 2014年度版
2013年に、としょかんにはいった本のなかから、おすすめの本をえらびました。
本のなまえや表紙をクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。
※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいております。
〈 〉内は分類をあらわします。
1~2年生向き
きえたぐらぐらのは
コルネーリア・フンケ/文 ケルスティン・マイヤー/絵 あさみしょうご/訳 WAVE出版 〈エ〉 |
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アナのはは、ぐらぐらしていてもうすぐぬけそう。はがぬけると、はのようせいがプレゼントをくれるので、たのしみにしています。でも、おとうとのベンとかいぞくごっこをしているうちに、ぐらぐらのはが、どこかへいってしまいました。へやをひっしにさがしましたがみつかりません。 |
ふしぎなボジャビのき アフリカのむかしばなし
ダイアン・ホフマイアー/再話 ピート・フロブラー/絵 さくまゆみこ/訳 光村教育図書 〈エ〉 |
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おなかのすいたどうぶつたちが、おいしそうなみがたくさんなっているきをみつけました。でも、きにはヘビがまきついていて、きのなまえをあてないとどいてくれません。そこで、シマウマやサルがサバンナのおうさまにきのなまえをたずねにいきますが、だれもなまえをおぼえてかえることができません。 |
バナナのはなし
伊沢尚子/文 及川賢治/絵 福音館書店 〈エ〉 |
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バナナはすきですか?バナナははなのあとにできたみがふくらんでおおきくなったくだものです。バナナはしぶくてみどりいろのうちにあついくにからはこばれます。すこしおいてかわがきいろにかわり、くろいぽつぽつがでるとあまくなったしるしです。バナナのひみつをさぐってみましょう。 |
ときめきのへや
セルジオ・ルッツィア/作 福本友美子/訳 講談社 〈エ〉 |
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モリネズミのピウスはものをあつめるのがすきです。ピウスはひろったものをいえにもちかえり、「ときめきのへや」にかざります。すばらしいたからものがたくさんあるなかに、ちいさなはいいろのいしころがありました。みんなはつまらないいしころなんかすててしまえといいますが...。 |
タガメのいるたんぼ
内山りゅう/写真・文 ポプラ社 〈48〉 |
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タガメはたんぼにすむきょだいなこんちゅう。カエルやメダカなどに、するどくとがったくちをつきさして、にくをとかしてたべる。だから、えものとなるいきものがたくさんいるたんぼでなければいきられないんだ。こそだてのしかたもかわっているよ。タガメのおどろきのくらしがわかるほん。 |
ミルクこぼしちゃだめよ!
スティーヴン・デイヴィーズ/文 クリストファー・コー/絵 福本友美子/訳 ほるぷ出版 〈エ〉 |
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ヒツジをつれて、やまのうえのくさちにいっているおとうさん。ミルクをおとうさんのところまでとどけることになったペンダは、おおきなおわんにミルクをいっぱいいれて、あたまのうえにのせ、ゆっくりそうっとあるきだした。ミルクをこぼさずいけるかな? |
おばけのクリリン
こさかまさみ/作 さとうあや/絵 福音館書店 〈913〉 |
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どんぐりえんにはクリリンというおばけがいます。クリリンはふだんはすがたを消していますが、みんなといっしょに遊びたくなると、だれかにばけて出てきます。かぜでお休みした先生や、見たことのない男の子。いないはずのお友だちや先生が急にあらわれたら、それはクリリンがばけているんですよ。 |
ネコがすきな船長のおはなし
インガ・ムーア/作・絵 たがきょうこ/訳 徳間書店 〈エ〉 |
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あるところに「ネコ船長」とよばれる船長がいました。ネコ船長の船はネコでいっぱいでした。 あるひ、船長の船はあらしにあい、小さな女王さまの島にながれつきました。その島には、ネコがいっぴきもいません。女王さまは、はじめてみるネコをすっかり気に入ってしまいました。 |
もしも宇宙(うちゅう)でくらしたら
山本省三/作 村川恭介/監修 WAVE出版 〈53〉 |
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ほんの少し未来の、宇宙ステーションでのくらしについて、小学生のひかるくんがあんないしてくれます。もののおもさがないので、ごはんを食べるのも、おしっこやうんちをするのも、きがえやスポーツをするのもくふうがひつようです。しょうらいの宇宙旅行がたのしみですね! |
ちょこっとできるびっくり!工作 1 わゴムのふしぎ工作
立花愛子/著 佐々木伸/著 偕成社 〈75〉 |
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わゴムはひっぱるとよくのびて、はなすともとにもどる。ぴんとはったわゴムをはじくと、音もする。そんなわゴムの力をつかって、とんだりくるくるまわったりするおもちゃや、がっきをつくってあそんでみよう。このシリーズは、ほかに3さつあるよ。 |
トラのナガシッポ
富安陽子/作 あべ弘士/絵 福音館書店 〈エ〉 |
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まなぶのおとうさんがかいたトラのえは、しっぽがとてもながかった。「こんなにしっぽがながくっちゃあ、ジャングルのしげみにからまっちゃうよ...」とまなぶがいうと、えのトラがたちあがった。そして、トラはまなぶをせなかにのせて、ジャングルにさんぽにでかけた。 |
ちいさいおうちうみへいく
エリーシュ・ディロン/作 たがきょうこ/訳 ひらさわともこ/絵 福音館書店 〈93〉 |
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おかのてっぺんにある町に、小さいおうちがありました。このおうちは、元気いっぱいで、ぼうけんがだいすきでした。そして、海のそばにたててくれていたらよかったのに、と思っていました。そんなある日、歩けることがわかったおうちは、うちの人がねむっているあいだに海をめざします。 |
どんぐりむし
藤丸篤夫/しゃしん 有沢重雄/ぶん そうえん社 〈48〉 |
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ひろってきたどんぐりをよくみてごらん。あながあいてるのもあるよね。やがてそこからでてくるむしが、「どんぐりむし」。でも、ほんとうのなまえは、「シギゾウムシ」です。くちのかたちが、とりのシギやぞうのはなににているからなんだそうです。「どんぐりむし」のひみつをのぞいてみよう! |
クモばんばとぎんのくつした
仁科幸子/[著] 偕成社 〈913〉 |
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なめくじのニュッルは、そのすがたのせいで、いつもひとりぼっち。あるときニュッルはクモのおばあさん、クモばんばにであいます。いろとりどりのクモの糸であんだあみものをうる「クモばんばの店」のおてつだいをするうちに、ニュッルはすこしずつ自分に自信(じしん)をもてるようになります。 |
のりができるまで
伏屋満/監修 ひさかたチャイルド 〈66〉 |
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おにぎりにまいたり、スパゲッティにふりかけたり、りょうりをおいしくしてくれるのり。 のりはどうやってできるんだろう?のりはぱりぱりしているけど、うみのなかでそだてるので、はじめはとろーっとしている。のりができるようすを、たくさんのしゃしんでみてみよう。 |
ハンヒの市場めぐり
カンジョンヒ/作 おおたけきよみ/訳 光村教育図書 〈エ〉 |
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ハンヒはオンマといっしょに市場に行きました。市場にはハンヒのきらいな豆、ごま油、肉、魚、かんぶつ、花、ペット、なんでも売っています。豆屋さん、魚屋さんなど、さまざまなお店のことがくわしく書かれています。かんこくの市場や町のにぎわう様子がよくわかる本です。 |
じゃんけんのすきな女の子
松岡享子/さく 大社玲子/え 学研教育出版 〈913〉 |
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じゃんけんのすきな女の子はなんでもじゃんけんできめます。はをみがくのも、早くねるのも。おとうさんとおかあさんはあきれていますが、へいきです。ところがある日、大きなねこがやってきて、女の子のうちとおとうさんとおかあさんがだれのものか、じゃんけんできめようというのです。 |
デザインあ あなのほん
小学館 〈エ〉 |
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きをつけてみてみると、わたしたちのまわりはあなだらけです。マヨネーズ、はさみ、かぎ。さらにはあんなところにもあなが?! このほんには、いろいろなあながでてきます。よくしっているものでも、あなだけみるとちがうもののよう。あたまをやわらかーくして、なんのあなか、かんがえてみましょう。 |
3~4年生向き
やさしい大おとこ
ルイス・スロボドキン/作・絵 こみやゆう/訳 徳間書店 〈93〉 |
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むかし、山の上に、とてもこころのやさしい大おとこがひとりぼっちでくらしていました。大おとこは友だちがほしくて村まででかけていくのですが、村人たちは大おとこをこわがり、にげてかくれてしまいます。しかし、ぐうぜん一人の女の子が大おとこはやさしいと知ります。 |
おかし
なかがわりえこ/ぶん やまわきゆりこ/え 福音館書店 〈エ〉 |
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おかしがあると、子どもも大人もうれしくなります。おかしを食べるとほっとしたり、やる気がでたり、友だちとけんかをしたときには、なかなおりができたり...。まるで、おかしには、まほうがあるみたい。おかしにはいろいろな役目があるのです。おかしはとってもはたらきもの! |
空とぶペーター
フィリップ・ヴェヒター/作絵 天沼春樹/訳 徳間書店 〈エ〉 |
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ペーターは、あかちゃんのときから空がとべる男の子です。ある日、家族で南の島へ旅行することになり、パパとママは飛行機で、ペーターは空をとんで行くことにしました。ペーターが83羽のわたり鳥たちといっしょにたのしくとんでいると、なかまの1羽が悪いやつにつかまってしまいました。 |
さみしかった本
ケイト・バーンハイマー/文 クリス・シーバン/絵 福本友美子/訳 岩崎書店 〈エ〉 |
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としょかんにあたらしくはいったうぐいす色の本。本はおおぜいの子どもたちによまれてしあわせでした。でもなん年もたって古ぼけてくると、もうだれもかりてくれません。さみしく思っていた本を、ある日アリスという女の子が手にとってくれたのです。アリスはその本をとても気にいりました。 |
魔女(まじょ)のシュークリーム
岡田淳/作・絵 BL出版 〈913〉 |
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ダイスケはシュークリームがだいすき。ある日、近所の動物たちが「百倍の大きさのシュークリームを食べてほしい」とおねがいしてきました。魔女に「いのち」をにぎられ、シュークリームにかくされたというのです。ダイスケは、ひとりで魔女の家の地下室にしのびこみます。 |
おいしいよ!はじめてつくるかんこくりょうり
ペヨンヒ/文 チョンユジョン/絵 かみやにじ/訳 福音館書店 〈59〉 |
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かんこくりょうりはお店で食べるもの?いえいえ、家でだって作れるんですよ。「やさいたっぷりはるさめチャプチェ」「もっちもっちじゃがいものチヂミ」「くるんくるりんねじり菓子(がし)」。ほかにもおいしそうなりょうりがいっぱいのっています。ページをめくれば、きっと作ってみたくなりますよ。 |
江戸(えど)の子どもちょんまげのひみつ
菊地ひと美/[作] 偕成社 〈38〉 |
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江戸時代の男の人のちょんまげってどうやって作っているのかな。なぜ、あんなかみ型をするようになったのかな。子どものころから、成長にあわせてかみ型をかえていく様子をみてみよう。ちょんまげにもいろいろな種類があることもわかるよ。 |
まめじかカンチルの冒険 インドネシアの昔話
松井由紀子/再話 安井寿磨子/絵 福音館書店 〈エ〉 |
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カンチルは、小さいけれど頭のよいまめじか。大きなトラやワニから自分を守るためにいっしょうけんめい考えます。知恵と勇気でピンチをきりぬけ、反対にやりこめていく様子をワクワクしながら楽しめます。ヤギとトラを平和にみちびいていくユーモアたっぷりのインドネシアの昔話。 |
かわいいゴキブリのおんなの子メイベルのぼうけん
ケイティ・スペック/作 おびかゆうこ/訳 大野八生/画 福音館書店 〈93〉 |
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ゴキブリのおんなの子メイベルは、ピーボディさんふうふの家のれいぞうこの下でくらしています。ある日、ごちそうを作るいいにおいにさそわれて、メイベルはキッチンのカウンターの上へ...。ところがたいへん!スープの中へポッチョン。 |
犬のことばが聞こえたら
パトリシア・マクラクラン/作 こだまともこ/訳 大庭賢哉/絵 徳間書店 〈93〉 |
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ウィリアムのパパは、ママと口げんかしたあと、ウィリアムに置き手紙をして家を出た。腹(はら)を立てたママはウィリアムと妹のエリナを動物保護(ほご)センターにつれて行くと、犬を四ひきも飼うことに決めた。さびしい思いを胸にひめて暮(く)らすウィリアムに、ある日、犬たちのおしゃべりが聞こえてきた。 |
ランドセルは海を越(こ)えて
内堀タケシ/写真・文 ポプラ社 〈37〉 |
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きみたちが使ったランドセル。それに文具を入れて、アフガニスタンの子どもに贈(おく)る活動があります。アフガニスタンではずっと戦争がつづいているので、だれもがかばんや文具を準備できるわけではないからです。そしてこのランドセルは、日本とはまたちがった意味を持っているのです。 |
美術館にもぐりこめ!
さがらあつこ/文 さげさかのりこ/絵 福音館書店 〈70〉 |
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ふしぎ美術館に3
人組の盗賊団(とうぞくだん)がやってきました。高い絵を盗もうとしています。 私たちは、3人組を追いかけながら、美術館の中とそのお仕事をのぞいてみましょう。美術館はただ絵をならべているだけではなく、いろいろとくふうしていることがよくわかります。 |
ぎふちょう
舘野鴻/作絵 偕成社 〈48〉 |
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春、たまごからうまれた毛虫は、葉っぱをたべてどんどん大きくなり、夏、めだたないばしょでさなぎになる。秋になり、まわりがかれはでうめつくされても、冬になり、ゆきにおおわれても、さなぎはずっとそのまま。一生の大半をさなぎですごすぎふちょうと、生きものたちの1年。 |
かあちゃん取扱(とりあつかい)説明書(せつめいしょ)
いとうみく/作 佐藤真紀子/絵 童心社 〈913〉 |
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わがやで一番いばっているのは、かあちゃんだ。おまけに大のけちときてる。そこで、とうちゃんと作戦をたてた。怒(おこ)ってばかりのかあちゃんは、ほめられるのに弱いらしい。かあちゃんを思いのままに操(あやつ)るための「取扱説明書」、略(りゃく)してトリセツを作るため、ぼくはかあちゃんの行動を観察し始める。 |
ただいま!マラング村 タンザニアの男の子のお話
ハンナ・ショット/作 佐々木田鶴子/訳 斉藤木綿子/絵 徳間書店 〈94〉 |
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アフリカの村にすむツソは4歳(さい)の男の子。おにいちゃんといっしょにおばさんの家でくらしているけれど、食べ物は少ししかもらえません。あるばん、ツソはおにいちゃんと家をぬけだして、大きな町にむかいました。ところが、とちゅうではぐれてしまって...。 |
月のしずくの子どもたち
ローラ・クラウス・メルメッド/文 ジム・ラマルシェ/絵 灰島かり/訳 BL出版 〈エ〉 |
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満月の晩(ばん)にふる雨は「月のしずく」とよばれます。年取った夫婦(ふうふ)は、その日、親指ほどの赤ちゃんを12人見つけました。子どもがほしかった夫婦は心をこめて世話をします。ある日、若者がやってきて、赤ちゃんと宝石をとりかえてほしいといいました。 |
ああ神さま、わたしノスリだったらよかった
ポーリー・グリーンバーグ/文 アリキ/絵 日向佑子/訳 BL出版 〈エ〉 |
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たいようがギラギラじめんをてらしている。あついなか、わたしはおにいちゃんとおとうさんといっしょに、あさからばんまで、わたをつんでいった。あせがだらだらながれるかおをあげたら、いぬがハァハァいきをしていた。「ああ神さま、わたしいぬだったらよかった。」 |
ソフィー・スコットの南極(なんきょく)日記
アリソン・レスター/作 斎藤倫子/訳 小峰書店 〈40〉 |
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ソフィーのパパは、南極へ行く船の船長さん。こんど、ソフィーもつれていってもらえることになった。5かいだてのビルくらい高い、大きな赤い船で行く。海があれたり、アザラシやペンギンとであったり、わくわくどきどきの冒険旅行を絵と写真でしょうかいするよ。 |
石の巨人(きょじん) ミケランジェロのダビデ像
ジェーン・サトクリフ/文 ジョン・シェリー/絵 なかがわちひろ/訳 小峰書店 〈エ〉 |
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フィレンツェの広場に「巨人」とよばれる石のかたまりがありました。ダビデ像をほるための石ですが、いろんな彫刻家(ちょうこくか)がことわったので、40年ちかくも雨ざらしになっていました。制作(せいさく)をたのまれたミケランジェロは、石の中に形がみえているように、まよいなくほりつづけました。 |
5~6年生向き
ガラパゴス
ジェイソン・チン/作 福岡伸一/訳 講談社 〈エ〉 |
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海底の火山が噴火(ふんか)して、新しい島が生まれた。やがて多くの生き物がすみつき、それらはくらしにあわせて姿を変えていった。島は海に消えたが、あたりにのこった島には今も、あの島の動植物たちの子孫(しそん)が生きている。独自(どくじ)の進化をとげた生き物が数多く生きるガラパゴス諸島(しょとう)を描(えが)く。 |
ふしぎな声のする町で ものだま探偵団
ほしおさなえ/作 くまおり純/絵 徳間書店 〈913〉 |
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七子(ななこ)は、小学5年生。坂木(さかき)町の古い家に引っ越してきた。この家では、夜中になるとどこからか話し声が聞こえるのだ。そして、引っ越しの日に知りあった桜井(さくらい)鳥羽(とば)というなぞめいた女の子が、壺(つぼ)としゃべっているのを聞いてしまう。どうやら七子には、「ものだま」たちの声が聞こえてしまうらしい。 |
マッチ箱日記
ポール・フライシュマン/文 バグラム・イバトゥーリン/絵 島式子/訳 島玲子/訳 BL出版 〈エ〉 |
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字を読むことも書くこともできなかった少年は、日記の代わりに思い出のものをマッチ箱の中に入れ残してきた。貧(まず)しさゆえ、イタリアからアメリカに移民(いみん)として渡り、きびしい時代を生きてきた、ひいじいちゃんがひまごに語る家族との数々の思い出。 |
約束しよう、キリンのリンリン いのちを守るハズバンダリー・トレーニング
森由民/文 フレーベル館 〈48〉 |
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キリンはとてもおくびょうな動物で、飼育員にもからだをさわらせてくれません。そのために十分な治療(ちりょう)ができず、オスのキリンを死なせてしまった動物園では、メスのリンリンを守るため、あるトレーニングをはじめます。それは、動物がすすんで治療に協力する訓練でした。 |
めざせ!給食甲子園(こうしえん)
こうやまのりお/著 講談社 〈37〉 |
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地元の食材を使った給食日本一をきめる全国大会「給食甲子園」。おいしい料理をつくるだけでなく、子どもたちに食べることや健康の大切さを考えてもらうメニューを競います。日本一に選ばれた給食は、どんな給食なのでしょうか。読んだあとは、給食の時間がもっとまちどおしくなりますよ。 |
ガチャガチャ☆GOTCHA(ガッチャ)! カプセルの中の神さま
宮下恵茉/作 宮尾和孝/絵 朝日学生新聞社 〈913〉 |
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街(まち)角で見かける「カプセルトイ」。最近は、「願いをかなえてくれる神さま」なんていうのも、あるらしい。字がうまくなりたい、友だちがほしい、足が速くなりたいなど。それぞれに悩みをかかえる5人が、このカプセルトイを見つける。はたして彼らの願いはかなうのか? |
クモの巣(す)図鑑(ずかん) 巣を見れば、クモの種類がわかる!
新海明/著 谷川明男/写真 偕成社 〈48〉 |
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あなたも見たことがあるはずのクモの巣。巣を見ただけで、クモの種類がわかるのです。 えっ、ほんとう?と思われたかた、この図鑑を手にとってください。クモの巣にも、さまざまな形があることが、写真でわかります。 |
べんり屋、寺岡(てらおか)の夏。
中山聖子/作 文研出版 〈913〉 |
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寺岡美舟(みふね)、5年生。将来の夢は、まっとうに生きること。先生は「夢は大きく」って言うけれど、画家を夢みて家にいないお父さんを見ているから、複雑(ふくざつ)な気持ち。美舟は母のべんり屋家業(かぎょう)を手伝って、買い物代行や引っ越し準備の仕事をするなかで、さまざまな家族の形があることを知る。 |
グーテンベルクのふしぎな機械(きかい)
ジェイムズ・ランフォード/作 千葉茂樹/訳 あすなろ書房 〈エ〉 |
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1450
年ごろ、ドイツのマインツ市にふしぎなものが登場した。それは、ぼろきれと骨(ほね)、まっ黒なススと植物の種からできていて、金や木材も必要なもの。いったい、なんだとおもう? さあ、美しい絵本をひらいて、みなさんの目でたしかめてみてください。 |
おいでフレック、ぼくのところに
エヴァ・イボットソン/著 三辺律子/訳 偕成社 〈93〉 |
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ハルの夢は犬をかうこと。でも両親はゆるしてくれません。ところがハルの誕生(たんじょう)日の次の日、お父さんが「おてがるペット社」に犬をえらびに連れて行ってくれました。大よろこびでお気に入りの犬を見つけ出したハルでしたが、そこはなんと、犬をレンタルするだけの店だったのです。 |
うちは精肉(せいにく)店
本橋成一/写真と文 農山漁村文化協会 〈64〉 |
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7代にわたり、屠畜(とちく)を家業としてきた家族がいる。牛を食べるために、いのちをいただき、そのいのちを生かす仕事、それが屠畜。この本は、彼らの最後の屠畜を撮影(さつえい)した写真をまとめている。「かわいい」と「おいしい」の間にあるものが見えてくる。 |
ジャッキー・ロビンソン 人種差別をのりこえたメジャーリーガー
近藤隆夫/著 汐文社 〈289〉 |
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初の黒人選手として、メジャーリーグの世界に挑(いど)んだジャッキー・ロビンソン。それは野球選手としての挑戦(ちょうせん)であるだけではなく、人種差別への挑戦でもあった。背番号「42」が、称賛(しょうさん)と敬意をもってメジャーリーグ全チーム共通の永久欠番となるまでの、凄絶(せいぜつ)な闘(たたか)いと栄光の物語。 |
ともだちは、サティー!
大塚篤子/作 タムラフキコ/絵 小峰書店 〈913〉 |
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ツトムは、氷河の調査をしている父達と一緒(いっしょ)に、夏休みにネパールの奥地にやってきました。村につくと少年が牛乳をくれますが、牛乳がきらいなツトムは、少年が横を向いたすきに岩かげに捨てます。その数日後、ツトムは少年と二人だけで山に牛とヤギの放牧をしに行くことに...。 |
ストグレ!
小川智子/著 講談社 〈913〉 |
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5年生の女の子光希(みつき)は、空手が大好き。引っ越してきた町で空手道場を探していた光希は「大濱(おおはま)道場」に入ることにしたが、古びた道場で、先生はなんだかやる気がないし、道場生は少ないし...。 「ストグレ」は奄美(あまみ)地方の方言で「負けてたまるか」の意。元気な光希がストグレ精神で活躍する。 |
舟をつくる
関野吉晴/監修・写真 前田次郎/文 徳間書店 〈55〉 |
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はるか昔、日本列島にやってきた人たちが使っていたのと同じ舟を作りたい。そのためには道具から手作りし、インドネシアのスラウェシ島で、大木から舟をけずりだし、縄(なわ)も帆(ほ)も、すべて人の手で作り出すことになりました。 人間ってすばらしいということを実感できる本です。 |
竜(りゅう)が呼んだ娘(むすめ)
柏葉幸子/作 佐竹美保/絵 朝日学生新聞社 〈913〉 |
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ミアが住む罪人(つみびと)の村では、十歳の時、竜に呼ばれたものだけが村を出ることができる。竜に呼ばれたミアは王宮に連れて行かれ、伝説の勇者ウスズ様の部屋子(へやこ)となった。しかしウスズ様は弓の魔女(まじょ)の呪(のろ)いのせいで行方不明。事情がよくわからないままミアは王宮の事件に巻き込まれていく。 |
天狗(てんぐ)ノオト
田中彩子/作 理論社 〈913〉 |
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保(たもつ)は死んだじいちゃんの日記をみつけた。「八月三十一日天狗ニアフ。」この一文が気になって、友達と天狗探しを始める。そして、じいちゃんが天狗について書いたノートを人にあずけていたことを知る。そんな時、友達の哲也(てつや)が山奥の洞(ほら)に行ったきり、行方不明になってしまう。 |
ミサゴのくる谷
ジル・ルイス/作 さくまゆみこ/訳 評論社 〈93〉 |
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少年カラムは、自分の家の農場で、一人の風変りな女の子アイオナに出会います。アイオナは、農場の中で野鳥のミサゴが巣(す)をつくっていることを、カラムに教えてくれました。ミサゴは自然保護(ほご)のために守っていかなければならない野鳥。ふたりは、その鳥にアイリスという名前をつけて見守ります。 |
かさねちゃんにきいてみな
有沢佳映/著 講談社 〈913〉 |
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ぼくの登校班(はん)の班長、かさねちゃんはすごい!登下校中に起きる班のみんなのどんなトラブルも、さりげなく解決してしまう。おちゃらけ兄弟に、人見知り、かんしゃく持ち...こんなみんながまとまっていられるのは、すべてかさねちゃんのおかげ。そんなある日、班の一人が学校に来なくなる。 |
林業少年
堀米薫/作 スカイエマ/絵 新日本出版社 〈913〉 |
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5年生の大沢(おおさわ)喜樹(きじゅ)の家は山を持っていて、代々林業を続けてきた林家(りんか)だ。今は祖父(そふ)だけが山仕事をしている。跡取りとして期待されている喜樹は、冬休みに百年杉の伐採(ばっさい)に立ち会い、木こりの職人技や大木を運ぶ馬を見て、長い時間をかけて山を育む林業に興味を持ちはじめる。 |
ぼくは満員電車で原爆(げんばく)を浴びた 11 歳(さい)の少年が生きぬいたヒロシマ
米澤鐡志/語り 由井りょう子/文 小学館 〈916〉 |
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広島に原爆が落とされた時、小学5年生だった米澤(よねざわ)さんは、爆心地の近くで、満員電車に乗っていました。その中にいたおかげか、米澤さんは放射能(ほうしゃのう)の後遺症(こういしょう)に苦しみながらも、生きぬくことができました。戦争の愚(おろ)かさを伝えるため、その時の体験を語ります。 |
子ども~大人♪
ラクダのまつげはながいんだよ 日本の子どもたちが詩でえがいた地球
長田弘/編著 講談社 〈911〉 |
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言葉も風習も治安(ちあん)もちがう海外で暮(く)らす日本の小中学生たち。「固まらない雪」「青いケーキ」といったさりげなく詩に書きとめられた小さな出来事やものごとには、中にいると気づかない、その国らしさがあふれています。 「海外子女文芸作品コンクール」受賞作品から選んだ詩50編。 |
おちゃのじかん
土橋とし子/著 佼成出版社 〈エ〉 |
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ぼくんちに、おじさんとおばさんがアルゼンチンのおみやげのお茶をもってきてん。マテ茶っていうんやで。お茶のどうぐやおかし、のみかたなんかのはなしをきいたんや。 みんなで、いろんな国のお茶のはなしをしたんや。ほんまにたのしかったな。 |