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こんなほんあんなほん ティーンズ(中高生)向き

こんなほんあんなほん ティーンズ(中高生)向き

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◆◇ 2021年度版 ◇◆

『イイズナくんは今日も、』
『イイズナくんは今日も、』表紙画像

櫻いいよ/著 酒井以/イラスト
PHP研究所 〈913〉

放課後の視聴覚室でわたしが出くわした"イタチもどき"。その正体は、いつも不機嫌そうで教室で浮きまくりの飯綱(いいづな)くん!なんと彼は、人や物の縁を視る力を持つあやかし、イイズナの血を引いているらしい。飯綱くんはその力で、わたしがなくした栞(しおり)を探してくれるという。怖そうに見えたけど、人見知りなだけでめちゃくちゃかわいい人なのだ。

『サンドイッチクラブ』
『サンドイッチクラブ』表紙画像

長江優子/作
岩波書店 〈913〉

小学6年の珠子(たまこ)は、塾をかけもちするわりに成績が伸びず悩んでいた。そんな時、同じ塾に通う成績優秀な羽村ヒカルが砂像作り(サンドアート)に夢中なのを知り、自分もやってみたくなる。自分たちの名前ハムラとタマコから、サンドイッチクラブを作った二人。対決相手の葉真(ようま)から黄金のシャベルを取り返すため、二人は砂像作りの特訓をする。

『みかん、好き?』
『みかん、好き?』表紙画像

魚住直子/著
講談社 〈913〉

拓海(たくみ)がみかん畑で出会った、変な方言を話す女の子、ひなた。彼女は、拓海の祖父のみかんの味に感激して、東京から島の高校に進学したのだという。祖父となかよくなったひなたは、みかんの木を1本任され、拓海もいやいやながら畑を手伝うようになる。そこへ、同じ高校に通う柴(しば)が加わり、3人はみかん作りを通してつながっていく。

『ほんとうの願いがかなうとき』
『ほんとうの願いがかなうとき』表紙画像

バーバラ・オコーナー/著 中野怜奈/訳
偕成社 〈93〉

子どもを育てられない両親とも、親代わりの姉さんとも離され、いなか町のおば夫婦のもとへ送られたチャーリー。捨てられたように感じるチャーリーは、ひとりぼっちの怒りとさびしさから、やさしくされても、さめた態度ばかりとってしまう。幸運のしるしをみつけては、ひそかに願いごとをする毎日だったが、自分に似たのら犬を見つけて...。

『朔(さく)と新(あき)』
『朔と新』表紙画像

いとうみく/著
講談社 〈913〉

朔が盲学校の生活を終えて1年ぶりに家に帰ってみると、長距離走者として活躍していた弟の新は、走ることをやめていた。朔は事故で視力を失ったが、その原因をつくったのは新だった。朔は、新にブラインドマラソンの伴走者になってもらいたいと頼む。はじめは断った新だが、朔の役に立ちたい思いから頼みをききいれ、二人は、1本のロープを握って走り出す。

『蝶の羽ばたき、その先へ』
『蝶の羽ばたき、その先へ』表紙画像

森埜こみち/作
小峰書店 〈913〉

始まりは、始業式の日だった。そのうち消えると思った耳鳴りはいつまでもやまず、結(ゆい)の左耳はほとんど聞こえなくなった。聞き返すことで会話をとめてしまうのがつらい。でも、みんなに伝えて、かわいそうとか、めんどうとか思われたくない。どう説明すればいいのかさえわからない。悩んでいたある日、結は、公園で笑いあう人たちが、手話で話しているのを見た。

『めんどくさがりなきみのための文章教室』
『めんどくさがりなきみのための文章教室』表紙画像

はやみねかおる/著
飛鳥新社 〈816〉

中学2年生になったばかりの春休み、文岡健(ふみおかたけし)は、神社で黒猫に出会う。気持ちよさそうにイビキをかいている猫に、健は宿題の作文が書けなくて困っていると愚痴を言ってしまう。すると、その猫が「作文、手伝ってやろうか?」と声をかけてきた...という物語を読んでいるうちに文章力を磨く方法が分かっちゃう本です。

『夜フクロウとドッグフィッシュ』
『夜フクロウとドッグフィッシュ』表紙画像

ホリー・ゴールドバーグ・スローン/作 メグ・ウォリッツァー/作 三辺律子/訳
小学館 〈93〉

「そっちのお父さんとうちのお父さんは今、付!き!合!っ!て!る!!!んだよ」エイヴリーに突然届いたメール。出したのはエイヴリーと同じ12歳の女の子ベット。正反対の性格の二人は、サマーキャンプで仲良くさせようとする父親たちの計画を阻止するために連絡を取り合うが...。メールと手紙のやりとりでおはなしがすすみます。

『拝啓パンクスノットデッドさま』
『拝啓パンクスノットデッドさま』表紙画像

石川宏千花/作 
くもん出版 〈913〉

高1の晴己(はるみ)は、中2の弟右哉(みぎや)と古アパートで暮らしている。母親はたまにしか帰ってこないし、バイト代は生活費に消え、家事で自由な時間もない。そんなギリギリの生活でも、だいじょうぶと思えるのは、母親の友人しんちゃんに教わった音楽「パンクロック」があるからだ。いつか兄弟でバンドを組むという夢が、晴己の心を支えていた。

『マイク』
『マイク』表紙画像

アンドリュー・ノリス/著 最所篤子/訳
小学館 〈93〉

フロイドは、両親の期待を受け、プロを目指す15歳のテニスプレイヤー。あるとき、大事な試合中に、コートの中に見知らぬ男が現れた。その男"マイク"は、どうやら他の人には見えないらしい。フロイドは精神科医のカウンセリングを受け、マイクが自分の意思を投影した姿である事を知る。そして、自分の本当の気持ちに気づく。

『みつきの雪』
『みつきの雪』表紙画像

眞島めいり/作 牧野千穂/絵
講談社 〈913〉

満希(みつき)が小学5年生の冬、山村留学生としてやってきた、たったひとりの同級生行人(ゆきと)。ふたりは同じ高校に進み、いっしょの時間を過ごしてきた。しかしそれも高校卒業で終わる。満希は地元で就職、行人は遠くの医大に進学する。卒業前日、久しぶりに行人と帰りながら、満希は行人と出会ってからの7年間の季節を思い返していた。

『無限の中心で』
『無限の中心で』表紙画像

まはら三桃/著
講談社 〈913〉

とわはインフィニティ総合学園高等部の2年生。新聞部の助っ人を頼まれ、数学研究部の取材をすることになった。個性的すぎる数研の部員たちは「木曜日のミステリー」に夢中だった。月曜日に問題を置いておくと、木曜日には部員以外の誰かが解いた解答用紙が置いてあるというのだ。突拍子もない解き方だというその癖字(くせじ)に、とわは見覚えがあった。

『てのひらに未来』
『てのひらに未来』表紙画像

工藤純子/作 酒井以/画
くもん出版 〈913〉

琴葉(ことは)の家の町工場で、事情を抱えた天馬(てんま)という少年が2年前から住み込みで働いている。年が近く、生き生きと働く天馬を意識しながら、琴葉は中学校の美術部の活動にも熱心になれず悩んでいた。父の工場の経営と天馬の家族の事情には、意外な共通点があったことを知ったふたりは、自分にできることを考えそれぞれの道に踏み出していく。

『星くずクライミング』
『星くずクライミング』表紙画像

樫崎茜/作 杉山巧/画
くもん出版 〈913〉

小学4年からスポーツクライミングに打ち込んできたあかり。中学1年、スランプでやめようとしていた時、パラクライミングを知る。目の不自由なクライマーがナビゲーターのフォローで登るのだ。あかりとペアを組む昴(すばる)は、同い年だが態度も口も最悪。あかりは、どうすれば昴に完登(かんとう)の喜びを知ってもらえるか考えはじめる。

『兄の名は、ジェシカ』
『兄の名は、ジェシカ』表紙画像

ジョン・ボイン/著 原田勝/訳
あすなろ書房 〈93〉

「自分はほんとうは、おまえの姉さんなんだと思う」ある夜、サッカー部のキャプテンで人気者の自慢の兄、ジェイソンが言った。わけがわからない。政治家の両親も、ジェイソンがトランスジェンダーだということに向き合えずにいる。ぼくは、「兄」を取り戻すためにある行動に出た。それがジェイソンをどれだけ傷つけるかもわからずに。

『わたしの全てのわたしたち』
『わたしの全てのわたしたち』表紙画像

サラ・クロッサン/著 最果タヒ/訳 金原瑞人/訳 
ハーパーコリンズ・ジャパン 〈933〉

グレースとティッピは腰から下がつながった結合双生児として、何もかもを共有して生きてきた。 16歳になり初めて学校に通うことになった二人は、好奇の目にさらされながらも友と過ごす時間や淡い恋心を経験し、それぞれの世界を広げていく。しかし、グレースの体調悪化によって二人はある決断を迫られる。詩のかたちで綴(つづ)られた物語。

『手のひらの楽園』
『手のひらの楽園』表紙画像

宮木あや子/著
新潮社 〈F〉

エステティシャンを目指す友麻(ゆうま)は、夕陽ノ丘(ゆうひのおか)高校エステ科に入学します。きっかけは、働きづめの母をエステで癒したいと思ったから。学生寮の友達と、授業に、恋に、本音をぶつけ合いながら楽しい毎日を送ります。ある時、自分の秘密を知りますが、明るくて小さなことにこだわらない友麻は、友達と乗り越えて行きます。

『マーダーボット・ダイアリー 上・下 創元SF文庫』
『マーダーボット・ダイアリー』表紙画像

マーサ・ウェルズ/著 中原尚哉/訳 安倍吉俊/カバーイラスト 岩郷重力+W.I/カバーデザイン
東京創元社 〈933〉

ある理由で大量殺人を犯して、記憶を消された人型警備ユニットが語り手です。自らを「弊機」(へいき)と言い、抜群のハッカー能力と戦闘力で顧客を守り戦います。「弊機」は、休み時間は、連続ドラマを見るのが一番のお気に入り。人間に触れられるのが嫌い。とても礼儀正しくて繊細です。無敵なのにこのギャップがとてもいいです。
青春部活小説。続編も出ました。

『読書嫌いのための図書室案内』
『読書嫌いのための図書室案内』表紙画像

青谷真未/著 
早川書房 〈F〉

長らく途絶えていた図書新聞の復活を命じられたのは、図書委員なのに読書嫌いの僕と活字中毒の藤生(ふじお)さんだった。なんとか楽をしようと同級生、先輩、生物教師の3人に原稿を依頼するが、なぜか全員が条件を出してきて一筋縄ではいかない。消えた僕の絵の謎。生物室の不穏な噂。そんな中、原稿は完成するのか?

『ハリネズミは月を見上げる』
『ハリネズミは月を見上げる』表紙画像

あさのあつこ/著 
新潮社 〈F〉

引っ込み思案で自分の思いを伝えるのが苦手な高校生の鈴美(すずみ)は、電車での痴漢事件をきっかけに、自分とは正反対の凛(りん)とした瞳をもつ比呂(ひろ)と出会う。鈴美は比呂の真っすぐな強さに憧れるが、比呂も鈴美の誠実な人柄に惹かれ、家族の悩みを打ち明ける。二人がそれぞれ抱えるものに向き合い、成長する姿を描く。

『キリン解剖記』
『キリン解剖記』表紙画像

郡司芽久/著
ナツメ社 〈489〉

27歳で「キリン博士」になった著者の、「やりたいことを追い求める」気持ちが伝わってくる本です。きっかけは、大学1年生で研究テーマを決める時にキリンを選んだことでした。その理由は、子どもの時からキリンが好きだったから。キリンの解剖に携わる中で、キリンの体の構造について新しい発見をするのです。

『日本のカエル48偏愛図鑑』
『日本のカエル48偏愛図鑑』表紙画像

迫野貴大/著 
河出書房新社 〈487〉

「あなたはカエルが好きですか?」苦手!という読者の声にも動じず、背中の模様や表情など、見るほどに味わい深い姿を持つのがカエルだと著者はいいます。この「地味可愛」さにぞっこんの著者が、カエルを求めて全国を旅しました。この本は、そこでの出会いの記録を元に種ごとの生態や探し方を紹介しています。

『片手袋研究入門 小さな落としものから読み解く都市と人』
『片手袋研究入門』表紙画像

石井公二/著
実業之日本社 〈049〉

なぜか片方だけ落ちている手袋、あなたも見たことはありませんか?落とした側の人もいるかもしれませんね。そんな「片手袋」を研究して10数年、撮りためた写真は5,000枚...それらの研究から見えてくるものとは?いや、そもそも「片手袋」とは何なのか!?「片手袋」への愛が止まらない1冊。

『探究に役立つ!学校司書と学ぶレポート・論文作成ガイド・論文作成ガイド』
『探究に役立つ!学校司書と学ぶレポート・論文作成ガイド』表紙画像

東京都立高等学校学校司書会ラーニングスキルガイド プロジェクトチーム/編著
ぺりかん社 〈375〉

レポートは一度に書くと大変ですが、「テーマを決める」、「情報を探す」、「情報を見比べる」、「レポートを書く・発表する」の4つのステップに分けて考えるとわかりやすくなります。この本では、ステップごとに豊富な図表を使って丁寧に解説してあります。そのため、順番に読んで従うだけで、はじめての人でもレポートを完成できます。

『みんなの「わがまま」入門』
『みんなの「わがまま」入門』表紙画像はありません

富永京子/著
左右社 〈309〉

つきあうのがしんどそうな他人の「わがまま」も、その理由をよく考えたら共感できる部分もあるのではないか、と述べる本書。自分の「わがまま」も言ってもいいのだ、「わがまま」を伝えることはとてもわくわくすることで、その方法も色々あるのだ、と強く断言します。「わがまま」は敵ではなく、素敵なのだと思えるようになる本です。

『科学の最前線を切りひらく!』
『科学の最前線を切りひらく!』表紙画像

川端裕人/著
筑摩書房 〈404〉

科学が発達したと言われる現代でも、わかっていないことはたくさんあります。誰もが知っているサメも繁殖の様子は不明のままですし、天気の予測も場所によってはとても難しいそうです。研究者たちは、こういう誰にもわかっていないことを解き明かそうとしています。大変ながらも同時にワクワクもする、そんな研究者たちの探求の様子をのぞいてみましょう。

『わたしの外国語漂流記 未知なる言葉と格闘した25人の物語』
『わたしの外国語漂流記』表紙画像

河出書房新社/編 阿部賢一/〔ほか〕著
河出書房新社 〈807〉

「外国語」と聞いて思い浮かぶのは、英語?中国語?この本に登場する外国語は、英語、中国語、ロシア語から始まり...アカン語、サーミ語など20以上(日本語もあり)。25人それぞれの、言語との出会い、勉強の仕方、外国文化や現地の人たちとのふれあいなどが盛りだくさん!読み終わったあとには、きっと世界中を旅した気分になれるはず。

『ふるさとって呼んでもいいですか 6歳で「移民」になった私の物語』
『ふるさとって呼んでもいいですか』表紙画像

ナディ/著
大月書店 〈3344〉

幼い時にイランから来日し、日本で生きてきたナディ。大人になり「私のふるさとは日本です」と言えるようになった彼女も、過去には文化の違い、制度利用のハードル、自分の存在についての悩みなどにぶつかってきた。彼女はその経験を語りつつ、日本以外にルーツを持つ人が今の日本にたくさんいる事実を指摘し、その生活を知って欲しいと訴える。

『あなたを閉じこめる「ずるい言葉」 10代から知っておきたい』
『あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』表紙画像

森山至貴/著
WAVE出版 2020年 〈3614〉

一見正しそうに思える、でも実は人を不用意に傷つけて力を奪ってしまう「ずるい言葉」がたくさんあることを教えてくれる本。なぜ「ずるい」のか、そんな言葉や発想にだまされることなく、相手と対等で自由な関係を築き上げるにはどうしたらよいのか、著者とともに考えよう。言われた側だけでなく言ってしまった側に向けても書かれているよ。

『10代から考える生き方選び』
『10代から考える生き方選び』表紙画像

竹信三恵子/著
岩波書店 〈159〉

大人たちの世代では「当たり前」だったことが「当たり前」でなくなっている今の社会。漠然とした不安をかかえていても、何がどう変わってきているのかわからないという人も多いでしょう。この本は、どんな生き方を選んでも「リスク」はあること、しかしそうだとしても社会の変化を知ることで、私たちは生きていけることを明らかにしてくれます。

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