本の展示
和食遺産~だしの文化を考える~ ―中川図書館― ≪展示期間:2月22日(土)~3月21日(金)≫
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2014年3月6日
展示期間:2014年2月22日(土曜日)~3月21日(金曜日)
昨年12月、「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。海と山の食材を十分に活かした和食は、味わっておいしいだけでなく、健康的な食事として改めて注目されています。
今回は、特に和食の味わいとして最も重要な「だし」に焦点をあて、資料をご紹介します。
下記ウェブサイトもご覧ください。
☆農林水産省「食文化」
ユネスコ無形文化遺産への登録についてわかるだけでなく、各県の郷土料理も調べられます。
☆食育ネットあいち「郷土料理と食文化」
愛知県の郷土料理の作り方がわかります。
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 分類 | コメント |
1 | だしの秘密 | 河野一世/著 | 建帛社 | 2009 | 3838 | 昆布だし、かつおだし、しいたけだしなどの効用と、日本での受容についてまとめてあります。だしから日本を見直してみましょう。 |
2 | だしとスープがあれば | 有元葉子/著 | 文化出版局 | 2007 | 596 | 野菜だしのスープ、かつおだしの煮びたし、煮干しだしの味噌汁などシンプルで健康的な料理が並びます。 |
3 | かつおぶしのまち | 坪井郁美/ぶん | 福音館書店 | 2005 | エ | かつおぶし製造がさかんな鹿児島県の港町の絵本です。かつおぶしが出来る工程に興味が持てます。 |
4 | 日本の食生活全集 39(聞き書高知の食事) | 農山漁村文化協会 | 1986 | 3838 | かつお節のふるさと、高知県の昭和初め頃の食事を再現しています。素朴な日常食がかえって魅力的です。 | |
5 | 菜の花の沖 1 | 司馬遼太郎/著 | 文芸春秋 | 1982 | 9136 | 江戸後期の海商・高田屋嘉兵衛(たかだやかへい)を描いた小説。文庫版は全6巻。北前船が運んだ昆布が上方料理を前進させ、「昆布以前と昆布以後とでは、味覚の歴史は大いにかわったかと思われる」とあります。 |
6 | 秘伝!相撲部屋ちゃんこレシピ | どす恋花子/著 | 文芸春秋 | 2012 | 596 | 伝統スポーツ大相撲のちゃんこには様々な材料からだしが溶け込んでいます。おいしい鍋をお楽しみください。 |
7 | 江戸の料理と食生活 | 原田信男/編 | 小学館 | 2004 | 3838 | 日本料理が完成したといわれる江戸の料理文化を楽しめます。流通や技術革新で、昆布やかつお節が広まる様子も説明されています。 |
8 | 日本の食文化に歴史を読む | 森浩一/編 | 中日出版社 | 2008 | 3838 | 「東海の食の特色を探る」シンポジウムの記録です。東西文化が混ざる東海では、「うま口」とも言える食文化が発達したようです。 |