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こんなほんあんなほん ティーンズ(中高生)向き 2017年度版

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こんなほんあんなほん ティーンズ(中高生)向き

書名や表紙をクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。 〈 〉内は分類をあらわします。
※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいております。

◆◇ 2017年度版 ◇◆

『夜間中学へようこそ』
『夜間中学へようこそ』表紙画像

山本悦子/作
岩崎書店 〈913〉

優菜(ゆうな)とおばあちゃんは、同時に中学1年生になった。戦後の混乱で学校に行けなかったおばあちゃんは、ずっと勉強がしたくて、76歳にして夜間中学に通うことに決めたのだ。おばあちゃんの送り迎えのため、優菜はしばらくいっしょに夜間中学に通うことにした。そこは、年齢も国籍も、学ぶ理由もさまざまな人たちが集まる場所だった。

『モンスーンの贈りもの』
『モンスーンの贈りもの』表紙画像

ミタリ・パーキンス/作 永瀬比奈/訳
鈴木出版 〈93〉

ジャスミンは、カリフォルニアの高校一年生。幼なじみのスティーブに恋心をいだいているが、自分に自信がなく、素直になれないでいる。
夏休み、ジャスミンはママの生まれた国インドへ行き、ママが育った孤児院の人たちと関わることになった。そこで、妹の面倒を見ながら働く同い年の少女と出会う。

『レイさんといた夏』
『レイさんといた夏』表紙画像

安田夏菜/著 佐藤真紀子/装画・挿絵
講談社 〈913〉

親友と思っていた子に裏切られ、人と接することが怖くなった莉緒(りお)。夏休みに兵庫に引っ越してからも、ずっと部屋に引きこもっていた。ある夜、莉緒の部屋に、髪を茶色に染めた目つきの悪い女の人が現れた。自分のことを幽霊だというその人は言った。「あたしが誰か、思い出す手伝いしてくれへん?」

『<10秒00の壁>を破れ! 陸上男子100m若きアスリートたちの挑戦』
『<10秒00の壁>を破れ!』表紙画像

高野祐太/著
講談社 〈78〉

陸上男子100mの公認記録で、9秒台で走った日本人はいません。1998年に伊東浩司(いとうこうじ)選手が10秒00を出した後、壁があるかのように更新できていませんでした。けれど今、若い選手たちによってその壁が破られようとしています。0.01秒を縮めるための努力とスポーツ科学の進歩を追った本です。

『いい人ランキング』
『いい人ランキング』表紙画像

吉野万理子/著
あすなろ書房 〈913〉

中学2年の木佐貫桃(きさぬきもも)は、クラスの「いい人ランキング」で1位に選ばれた。以来「いい人」だからとノートを貸してくれと言われたり、パシリにされたり...。断る勇気がもてないまま、だんだんクラスで孤立していった。追いつめられた桃は、妹が師匠とあおぐ尾島圭機(おじまけいき)に助けを求める。

『レシピにたくした料理人の夢 難病で火を使えない少年』
『レシピにたくした料理人の夢』表紙画像

百瀬しのぶ/文
汐文社 〈289〉

子どもの頃から母を手伝い料理をしてきた昇兵(しょうへい)は、将来、料理人になる夢を描いていた。しかし、そんな昇兵を病魔がおそう。それは、母を苦しめたのと同じ、「脊髄小脳変性症」という難病だった。
少しずつ体の自由を奪われながらも、夢を追い懸命に生きる青年の半生をつづる。

『ぼくたちに翼があったころ コルチャック先生と107人の子どもたち』
『ぼくたちに翼があったころ』表紙画像

タミ・シェム=トヴ/作 樋口範子/訳 岡本よしろう/画
福音館書店 〈92〉

ヤネクは自慢の俊足で盗みを働き、姉と二人で生きてきたが、そのせいで暴行を受け、走れなくなった。姉は生活のため結婚し、彼をコルチャック先生の「孤児たちの家」に入所させる。そこで初めて子どもを支援し守ろうとする大人に出会うが、辛い思いをしてきたヤネクは親切が信じられず、なかなか心を開けない。

『天女銭湯』
『天女銭湯』表紙画像

ペクヒナ/作 長谷川義史/訳
ブロンズ新社 〈エ〉

わたしの住む町には、古い銭湯の「長寿湯(ちょうじゅゆ)」があるんや。みんなは大通りのスパランドにいくけれど、おかあちゃんとわたしはいつも長寿湯。泣かんとあかすりしたら、おかあちゃんがヤクルトこうてくれるし、大好きな水風呂もある。ある日、水風呂であそんどったら、自分を「天女」やというばあちゃんが現れてん!

『小やぎのかんむり』
『小やぎのかんむり』表紙画像

市川朔久子/著
講談社 〈913〉

中3の夏芽(なつめ)は、横暴な父親から逃れるため、宝山寺(ほうざんじ)でのサマーキャンプに申込む。けれど、たどり着いてみると参加者は自分1人だけ。そこで夏芽は、親に置き去りにされた5才の雷太(らいた)、お寺の住職さんたち、三匹のヤギとひと夏を過ごして徐々に自分自身と向き合っていく。
現実は厳しいけれど、「明日も生きてみよう」という前向きな気持ちになれる本。

『夜露姫』
『夜露姫』表紙画像

みなと菫/著
講談社 〈913〉

時は平安。中納言の姫君・晶子(あきらこ)は、笛の名手の父とくらしていた。ところが、帝からあずかった名笛「黒鵜(こくう)」が盗まれ、それが原因で父は体調を崩し死んでしまう。ある夜、屋敷に義賊・狭霧丸(さぎりまる)一党が逃げこんできた。姫は、「黒鵜」を探しだすために夜露(よつゆ)と名を変え、盗賊の仲間となる。

『父さんたちが生きた日々』
『父さんたちが生きた日々』表紙画像

岑龍/作 中由美子/訳
童心社 〈エ〉

中国の小さな村で生まれた父さんは、貧しいながらも勉学にはげみ、日本の大学院に留学した。父さんの苦しい生活を知った山本さんとその母親は、父さんにいっしょにくらすようすすめてくれた。まるで兄弟のようにしたしみ、研究に打ち込む二人を引きさいたのは、日本と中国の戦争だった。
平和を願い、日本、中国、韓国で共同出版された絵本。

『ニッポンの刑事たち』
『ニッポンの刑事たち』表紙画像

小川泰平/著
講談社 〈31〉

刑事が鋭い推理やド派手なアクションで犯人を追いつめるのは、ドラマや小説の話です。では実際はどのような捜査をして、事件を解決しているのでしょうか。尾行のテクニックや犯罪ごとに分かれている各捜査部門の手法まで、元刑事がリアルに刑事の仕事を語ります。

『エベレスト・ファイル シェルパたちの山』
『エベレスト・ファイル』表紙画像

マット・ディキンソン/作 原田勝/訳
小学館 〈93〉

医療品を届けるボランティアとして、ネパールの山奥へ向かったぼく。その途中でシュリーヤという少女から、エベレストへ向かったまま戻ってこないシェルパの少年カミを捜してほしいと頼まれる。捜索を始めたぼくが、人里はなれた谷で見たものは―。
エベレスト登頂にかけたシェルパの少年が体験した過酷な試練と、自然の雄大さを臨場感たっぷりに描く。

『ややっ、ひらめいた!奇想天外発明百科』
『ややっ、ひらめいた!奇想天外発明百科』表紙画像

マウゴジャタ・ミチェルスカ/文 アレクサンドラ・ミジェリンスカ/絵
ダニエル・ミジェリンスキ/絵 阿部優子/訳
徳間書店 〈50〉

「こんなものがあるといいな」という人間の想像力は、時代を超えていろいろなものを生みだしています。2000年前の神殿につけられていた自動ドアを始め、空を飛ぶ船、陸を走るヨット、3Dプリンタで作る月面基地など、28のおもしろい発明を楽しいイラスト入りで紹介しています。

『百年後、ぼくらはここにいないけど』
『百年後、ぼくらはここにいないけど』表紙画像

長江優子/著
講談社 〈913〉

地理歴史部、略してチレキの活動はいたって地味だった。だが健吾(けんご)が中学3年生になった春、顧問が変わって状況は一転。部の存続をかけた新入部員獲得のため、学習発表会で自分たちが住んでいる渋谷の百年前のジオラマを作って展示することになる。その矢先、部長の太陽(たいひ)が突然転校してしまい、健吾は新部長としてジオラマ製作に向き合う。

『こんなところにいたの? じっくり探すと見えてくる動物たちのカモフラージュ』
『こんなところにいたの?』表紙画像

林良博/監修 ネイチャー&サイエンス/編集
誠文堂新光社 〈4817〉

冬枯れの野原にたたずむオジロジカ、美しい花に化けるハナカマキリ、岩肌に身を隠すゴマフアザラシ...。身を守ったり、気づかれないようにするために、周囲の風景に溶けこんで相手をだます生きものは数多い。この本では多くのカモフラージュを美しい写真で紹介。あなたは見破れる?

『ボノボとともに 密林の闇をこえて』
『ボノボとともに』表紙画像

エリオット・シュレーファー/作 ふなとよし子/訳
福音館書店 〈933〉

母親が運営するボノボの保護施設に遊びに来た少女ソフィーは、クーデターにまきこまれ、ボノボの赤ん坊を連れてジャングルに逃れた。野生ボノボの群れの中で生き抜く技を身につけたソフィーは、母親のいる北の村を目指し命がけの旅に出る。ボノボの生態が丁寧に描かれ、フィクションとは思えないほどリアル。

『人生の答えは家庭科に聞け!』
『人生の答えは家庭科に聞け!』表紙画像

堀内かおる/著 南野忠晴/著 和田フミ江/画
岩波書店 〈590〉

「親友の恋愛に納得がいかない」「部屋が汚くて何が悪い!」「友達と服がかぶっちゃう!」など。人生にはいろいろなナゾやピンチがひそんでいます。そんな時にはこの本をご覧ください。各章1つのテーマをマンガで紹介し、その後解説しています。マンガだけ読んでも、人生のヒントになるかも。

『16歳の語り部』
『16歳の語り部』表紙画像

雁部那由多/語り部 津田穂乃果/語り部 相澤朱音/語り部 佐藤敏郎/案内役
ポプラ社 〈3693〉

2011年3月11日。東日本大震災が起きた、その時。大人たちは、子どもたちには見せまいとした。でも、彼らの目には変わり果てた町が、物資のために争う大人が映っていた。「あの日、何が起こったのかを理解できた最後の世代で、その体験を伝えられる最後の世代」が語るあの日と、あの日からの5年のリアルが胸に重く響く。

『みつばち高校生 富士見高校養蜂部物語』
『みつばち高校生』表紙画像

森山あみ/著
リンデン舎 〈646〉

全国でも珍しい富士見高校の養蜂部。「養蜂」とはミツバチを飼うこと。ミツバチを飼うだけなんて楽そう?とんでもない!日本ミツバチの生態学習、環境整備、ハチミツ採集に地域の人へのPR。養蜂部の活動は試行錯誤の連続だ。農業甲子園への挑戦も熱い。高校生の真剣な姿がまぶしいノンフィクションだ。

『990円のジーンズがつくられるのはなぜ? ファストファッションの工場で起こっていること』
『990円のジーンズがつくられるのはなぜ?』表紙画像

長田華子/著
合同出版 〈5892〉

ジーンズ1枚が990円。お小遣いでも買えるこの価格設定、買う側にとってはおトクだけど、実はかなり問題があります。なぜなら貧しい国の人たちが、安い給料と劣悪な環境で働かされている現実があるから。店頭に服が並ぶまでに何が起こっているのかを、バングラデシュの縫製工場で働く女性たちを例に紹介します。

『アポリア あしたの風』
『アポリア』表紙画像

いとうみく/作
童心社 〈F〉

20XX年、東京大震災が発生、大津波が日本を襲う。不登校の一弥(いちや)は自宅で母親と被災し、自分だけが助かる。母親を置き去りにした罪悪感から、一弥は孤立する避難所で心を開けずにいたが、助けてくれた片桐(かたぎり)に命の危険が迫っていることを知り、水没した夜の街へ救助を求めて出かけていく。

『誰がために鐘を鳴らす』
『誰がために鐘を鳴らす』表紙画像

山本幸久/著
株式会社KADOKAWA 〈F〉

友だちってわけでもない男子高校生たちが、あこがれの女子高生と合同練習したいという理由だけでハンドベル部をつくってしまった。楽譜も読めない部員たち。ハンドベルの鳴らし方すら分からない。おじいちゃん先生カラニャンを顧問に練習を始めるが...。

『手のひらサイズのリアルごはんマイクロフード140』
『手のひらサイズのリアルごはんマイクロフード140』表紙画像

よしだゆたか/著
日経BP社 〈596〉

「マイクロフード」は、器込みで8㎝以内という小さなごはん。ミニチュア料理との違いは、本物の食材を使っているからちゃんと食べられること。しじみはあさり代わりに、ごはんは細かく刻むなど、いろいろなマイクロテクが満載。作って愛でたら、最後はちゃんとおいしくいただきましょう。

『南極ないない』
『南極ないない』表紙画像

小塩哲朗/著 二平瑞樹/漫画
中日新聞社 〈4029〉

「南極にはシロクマはいない」とか「南極は思ったより寒くない」なんて聞くと、ちょっとビックリしませんか?名古屋市科学館の学芸員でもある著者の小塩さんが、南極観測隊の夏隊に参加した経験から、南極のないない話を50も教えてくれます。

『ふたりの文化祭』
『ふたりの文化祭』表紙画像

藤野恵美/著
株式会社KADOKAWA 〈F〉

スポーツ万能イケメン高校生、九條潤(くじょうじゅん)。読書好きな三つ編み眼鏡の地味女子、八王子(はちおうじ)あや。接点のないクラスメイトのふたりは、落とした本が縁で、文化祭の準備を共にすることに。しかし性格が正反対のふたりはちぐはぐで、これまでの自分の行動パターンがうまくいかず、いらだってしまう。

『ボタン穴から見た戦争 白ロシアの子供たちの証言』
『ボタン穴から見た戦争』表紙画像

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ/[著] 三浦みどり/訳
岩波書店 〈986〉

戦争に関する本や映像はたくさんあるが、戦争を経験していない私達は遠い昔の、知らない場所の、他人事のように感じていないだろうか。この本は白ロシアでナチスの侵攻を経験した子ども達が、40年後に当時を語った証言集だ。子どもの目線で語る戦争は生々しく、重く、きっと胸に響くはずだ。

『夜を乗り越える』
『夜を乗り越える』表紙画像

又吉直樹/著
小学館 〈91026〉

お笑い芸人にして芥川賞作家の又吉直樹が、「なぜ本を読むのか?」というテーマについて熱く語ります。今まで読んできた本のこと、敬愛する作家とその作品への思い、芥川賞受賞作『火花』の創作秘話と盛りだくさん。この本に出てくる本が無性に読みたくなるから不思議です。

『夜空はいつでも最高密度の青色だ』
『夜空はいつでも最高密度の青色だ』表紙画像

最果タヒ/著
リトルモア 〈91156〉

自分をひとりだと感じたとき。SNSの人間関係が息苦しいとき。大人のことが信じられないとき。この詩集を開くと、まるで自分の気持ちを代弁してくれているかのように思うかもしれません。正解・不正解がないのが詩。この本は、心の奥にしまいこんでいる「汚い」感情の居場所です。

『タスキメシ』
『タスキメシ』表紙画像

額賀澪/著
小学館 〈F〉

高校駅伝の県予選大会で、ライバル校を猛追するも無理がたたり、膝を故障した早馬(そうま)。リハビリ中に、ひょんなことから料理研究部の都(みやこ)の指導を受け、料理の腕を上げる。同じランナーの弟・春馬(はるま)の偏食を直したい一心からだが、速くなる弟の走りに気持ちがうずく。走ることに未練を残しつつ、引退を決意する早馬に、また駅伝の季節が巡ってくるが...。

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