としょかんでつくった本のリスト
こんなほんあんなほん(小学生向き) 2011年度版
2010年に、としょかんにはいった本のなかから、おすすめの本をえらびました。
本のなまえや表紙をクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。
※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいております。
〈 〉内は分類をあらわします。
1~2年生向き
カミナリこぞうがふってきた
シゲリカツヒコ/作 ポプラ社 〈エ〉 |
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がっこうのかえりみち、あまやどりをしていると、とつぜんぼくのめのまえに、でっかいあかんぼうがおっこちてきた。あたまのつのやパンツは、カミナリさまににている。
なぜか、ぼくだけにしかみえず、つぎのひ、がっこうにもついてきてしまった。はやくこいつをいえにかえさないと、たいへんだ! |
どろんこのおともだち
バーバラ・マクリントック/作 福本友美子/訳 ほるぷ出版 〈エ〉 |
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シャーロットに、こづつみがとどきました。なかからでてきたのは、おにんぎょう。きれいなリボンやレースがたくさんついたドレスをきています。どろんこあそびや木のぼりがすきなシャーロットは、「わたしのやりかたになれてちょうだいね」と、おにんぎょうにいってきかせました。 |
じゃがいもポテトくん
長谷川義史/作・絵 小学館 〈エ〉 |
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きたのくにから、かぞくみんなでやおやさんにやってきた、じゃがいものじゃーむすくん。ところが、かぞくはそれぞれべつのところにかわれていってしまい、はなればなれに。なみだのおわかれのあと、じゃーむすくんはコロッケになりますが、おもいもよらないカタチで、またかぞくとあうことになったのです。 |
ノマはちいさなはつめいか
ヒョンドク/文 チョウミエ/絵 かみやにじ/訳 講談社 〈エ〉 |
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ノマはこうさくがだいすきです。「きょうはなにをつくろうかな?」「そうだ、きしゃをつくろう!」 ノマはダンボールのはこをはさみできりはなし、えんぴつでかたちをかいていきます。わからないところは、おかあさんにきいたり、ほんでしらべたり...。ノマはちいさなはつめいかです。 |
ただしい?!クマのつかまえかた
クレア・フリードマン/作 アリソン・エッジソン/絵 しらいすみこ/訳 ひさかたチャイルド 〈エ〉 |
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クマがだいすきな、ウサギのフリップ。いちどでいいから、クマをつかまえたいとおもっていました。そこで、『クマのつかまえかた』というほんをかうと、ともだちのポポといっしょに、クマをつかまえにでかけました。ほんにかいてあるとおりにやれば、クマをつかまえられるはずですが...。 |
おだんごちゃん
おかべりか/作 童心社 〈エ〉 |
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おだんごちゃんはおだんごのかみがたがよくにあうおんなのこです。このかみがたがだいすきなおだんごちゃんは、いつも「おだんご」といっしょです。 ある日おだんごちゃんがおさんぽにでかけると、あたまからおだんごがぽとりとおちて、ぽんぽんはずんでいきました。おだんごはどこへ? |
まくらのせんにん そこのあなたの巻
かがくいひろし/著 佼成出版社 〈エ〉 |
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まくらのせんにんは、さんぽのとちゅうで、あなにはまってくびがぬけなくなったどうぶつたちにであいました。ぬいてあげるはずが、なんと!まくらのせんにんも、はまってしまいます。そこで、えほんをよんでいるあなたのたすけがひつようです。このえほんをひっくりかえして、そーれ、トントントン! |
あたしのくまちゃんみなかった?
ジュールズ・ファイファー/さく れーどる&くれーどる/やく 石風社 〈エ〉 |
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いえじゅうさがしてもあたしのくまちゃんがいない。おかあさん、おとうさん、おねえちゃんにきいてもくまちゃんをしらないし、ないてもさけんでも、だれもいっしょにさがしてくれない。べつのぬいぐるみをなげるとくまちゃんのところにおちるかもとおねえちゃんがいった。おもいきってなげてみると...。 |
ライオンとねずみ イソップものがたり
イソップ/原作 ジェリー・ピンクニー/作 さくまゆみこ/訳 光村教育図書 〈エ〉 |
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ひるねをしていたライオンのせなかを、ねずみがうっかりかけあがり、ライオンにたべられそうになりました。「たすけてください。きっとごおんがえししますから。」ライオンはわらってねずみをにがしました。あるひ、ライオンはにんげんのわなにかかってしまい...。 どうぶつのなきごえやおとがきこえてくるえほんです。 |
エイモスさんがかぜをひくと
フィリップ・C.ステッド/文 青山南/訳 エリン・E.ステッド/絵 光村教育図書 〈エ〉 |
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エイモスさんは、どうぶつえんではたらいています。やることはたくさんあるけれど、いつもおともだちのゾウやカメ、ペンギン、サイ、ミミズクのところにでかけます。ある日、エイモスさんがどうぶつえんをかぜでおやすみすると、おともだちみんなが、エイモスさんのうちにおみまいにきてくれたんです! |
ぼくのおふろ
鈴木のりたけ/作・絵 PHP研究所 〈エ〉 |
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まいにちおなじおふろじゃ、つまらない。たまにはちがうおふろにはいりたい。めいろのおふろ、ふんすいぶろ、なみぶろ、プリンぶろ...。ひこうきずきのにいちゃんは、そらとぶおふろのパイロット。ぼくものりこみ、よぞらをピューン。たいへん、おふろのせんがぬすまれた! みんなもいっしょに、はんにんをさがしてね。 |
犬の目 上方落語
桂米平/文 いとうひろし/絵 フェリシモ 〈エ〉 |
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「三日前から、目がズキズキと痛みまんねん」と、目医者さんに男がひとりやってきました。ところが「とりだしてなおしたほうがはやいから目玉をくりぬく」と、目医者さんにいわれてびっくり! 男と目医者さんのなにやらへんてこりんでゆかいな会話ですすむ落語のえほんだよ。 |
びっくりまつぼっくり
多田多恵子/ぶん 堀川理万子/え 福音館書店 〈エ〉 |
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まつぼっくりをよくみてごらん。ひらいた「かさ」のあいだには、まつのたねがかくれてる。うすいはねがついていて、くるくるまわりながらおちるんだ。あめふりだと、まつぼっくりはかさをとじて、しょんぼりしちゃう。このしょんぼりまつぼっくりを、びんにいれてほうっておくと...あらふしぎ!? |
おすしのさかな
川澄健/監修 古島万里子ほか/写真 ひさかたチャイルド 〈59〉 |
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おすしはさかなでできている。でも、おすしをみて、うみでおよぐさかなをそうぞうすることができるだろうか?ぐいぐいおよぐ大きなマグロや、むれになっておよぐアジ...。 いろんなさかなたちの、おすしになるまえとなったあとのすがたを、しゃしんでみてみよう! |
なきむしなっちゃん
そうまこうへい/作 かとうあやこ/絵 講談社 〈913〉 |
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あやちゃんのいもうとのなっちゃんは、まねしんぼで、あまえんぼ。それになきむしなので、"なきむしなっちゃん"ってよばれています。ふたりでこうえんにいったとき、よこはいりした子をちゅういしたあやちゃんは、つきとばされてしまいます。すると、なっちゃんが、「おねえちゃんをいじめるな!」ってさけんで、おっぱらいました。 |
かさをかしてあげたあひるさん 村山籌(かず) 子おはなし集
村山籌子/著 山口マオ/絵 福音館書店 〈913〉 |
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「おねぼうなじゃがいもさん」、「ないているおねこさん」、「かみどこやのだいこんさん」など、いろいろなやさいや動物たちが、わらったり、おこったりするおはなしが、たくさんあつまっています。 50年いじょうまえにかかれたおはなしです。どれからよんでもいいですよ。 |
ネズミさんとモグラくんの楽しいおうち
ウォン・ハーバート・イー/作 小野原千鶴/訳 小峰書店 〈93〉 |
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ドングリの木にネズミさん、ネズミさんの家の下にモグラくんがすんでいます。ふたりは、とってもきれいずきです。ネズミさんがほうきで部屋をはくと、モグラくんの家にほこりが落ちてしまい、モグラくんは、そうじをしてもきれいにならないのでこまっていました。そこでネズミさんは、いいことを思いつきました。 |
たまごのなかにいるのはだあれ?
ミア ポサダ/さく ふじたちえ/やく ポプラ社 〈48〉 |
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おとうさんのあしのうえでぬくぬくあったかいたまご。さむくてこごえるなんきょくのあらしからまもられている。たまごのなかにいるのはだあれ?でてきたのはペンギンのあかちゃん。ちきゅうじょうのいろんなばしょで、たまごからちいさないのちがうまれる。ぶじにうまれるようにと、たいせつにまもられて。 |
とりになったきょうりゅうのはなし
大島英太郎/さく 福音館書店 〈45〉 |
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きょうりゅうには、おおきいものばかりではなくて、ねこやいぬぐらいのものもいたのです。それらのちいさなきょうりゅうのなかには、きにのぼり、やがてそらをとべるようになったものもいました。そして、おおきいものがほろびても、とぶことのできるものだけがいきのこって、とりになったのです。 |
大きな運転席図鑑 きょうからぼくは運転手
学研教育出版 〈53〉 |
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乗り物には動かすための場所 、運転席があるよね。本物の運転席は、なかなか見ることができないけれど、この本には電車やバスから、スペースシャトルまで、いろいろな乗り物の運転席の大きな写真がのっているんだ。この本で、あこがれの運転席にすわっているきぶんをあじわっちゃおう! |
3~4年生向き
かしこいさかなはかんがえた
クリス・ウォーメル/作・絵 吉上恭太/訳 徳間書店 〈エ〉 |
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むかしむかし。まだ、りくちにはいきものがいなかったころ、うみのなかには、とってもかしこいさかながいました。そのかしこいさかなは、あるひ、りくにあがってみたいとかんがえて...。生物の進化のはじまりをわかりやすく、たのしいおはなしにして描いた絵本 。 |
みんながつかうたてものだから
サジヒロミ/文・絵 偕成社 〈36〉 |
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おとうさんと「しみんホール」にやってきた、まあちゃん。ホールには、みんながつかいやすくするためのくふうがされていることにきがつきます。いりぐちにはスロープがあり、てすりのはしは、てがすっぽぬけないようにまげてあります。おとしよりやからだのふじゆうな人にもつかいやすいたてものにするためのくふうがわかります。 |
王さまライオンのケーキ はんぶんのはんぶん ばいのばいのおはなし
マシュー・マケリゴット/作・絵 野口絵美/訳 徳間書店 〈エ〉 |
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王さまライオンのしょくじかいにしょうたいされた、9ひきのいきものたち。デザートのケーキを、それぞれがまわってきたもののはんぶんずつとったら、さいごの王さまのぶんがなくなってしまいました。そのかわりにみんなは、ばいのばいのおわびをかんがえます。さんすうのふしぎをたのしめるえほん。 |
わたしの病院、犬がくるの
大塚敦子/写真・文 細谷亮太/監修 岩崎書店 〈エ〉 |
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わたしが入院している病院、犬がくるの。健康でかしこいから病院にきていいんだって。病院の中をいっしょにお散歩したりだっこしたりするんだ。痛いちりょうもあるし、にがい薬ものまなきゃいけないけれど、犬がくるのをみんなたのしみにしているんだよ。 入院している子どもたちの様子がわかる写真絵本です。 |
図書館ラクダがやってくる 子どもたちに本をとどける世界の活動
マーグリート・ルアーズ/著 斉藤規/訳 さ・え・ら書房 〈01〉 |
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名古屋では、図書館が近くにないところへ、自動車で本をとどけますが、ケニアやモンゴルでは、ラクダに本を積んで行きます。船やトラック、手押し車、ロバやゾウなどを使う国や地域も紹介。本を心待ちにしている子どもたちのために、世界の図書館ではいろいろな方法で本をとどけているのです。 |
ホネホネ絵本
スティーブ・ジェンキンズ/作 千葉茂樹/訳 あすなろ書房 〈48〉 |
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ヒトの足、ウマの足、トラの足、ワシの足...同じ足でも、体つきや役割によって、ホネの形もちがうんだ。どのホネも、役割にふさわしい形をしているんだって。普通、ヒトの大人には、全部で206個のホネがある。最後のページに、バラバラになったヒトのホネがのってるよ。きみは正しく組み立てられる? |
こねこのモモちゃん美容室
なりゆきわかこ/作 トビイルツ/絵 ポプラ社 〈913〉 |
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わたしがいつもかみをカットするのは古くてぼろぼろなみつこ美容室。お母さんにねだっておしゃれな美容院に行った日の夜、みつこ美容室のねこのモモが、またきてくださいとお願いにやってきた。でもあんまりいきたくない...。そこでモモがとった行動は?みほとモモの心あたたまるおはなし。 |
おかのうえのギリス
マンロー・リーフ/文 ロバート・ローソン/絵 こみやゆう/訳 岩波書店 〈エ〉 |
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ギリスは、たにまのむらか、やまのむら、どちらでくらすかをきめるために、1ねんずつこうたいでくらしてみることになりました。ふたつのむらで、しごとをしながらくらすうちに、ギリスのはいは、どんどんつよくなりました。しかし、どちらのむらでくらしたいのか、きめることができません。 |
ドラゴンが教室にやってきた!
ジューン・カウンスル/作 こだまともこ/訳 いたやさとし/絵 日本標準 〈93〉 |
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ある朝、サムはブランコのくさりにからまっていた子どものドラゴンを助けました。ドラゴンはサムをのせて学校へいき、サムのクラスを気に入ります。勉強の手伝いをしたり、いじめっ子をこらしめたりと、ちょっぴりおせっかいなドラゴンがひきおこすゆかいなおはなしです。つづきも出ています。 |
くろて団は名探偵
ハンス・ユルゲン・プレス/作 大社玲子/訳 岩波書店 〈94〉 |
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黒い手形マークの「くろて団」は、悪漢をしゅびよくつきとめていく、子ども4人とりす1ぴきのグループ。 「くろて団」がどうして名探偵になったかは、この本を読めばわかりますが、あなたも、絵をじっくり見て、いっしょに事件のなぞを解いてみませんか?本の最後で、あなたの名探偵度がわかりますよ。 |
小さな王さまとかっこわるい竜
なかがわちひろ/作 理論社 〈913〉 |
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王位についたお祝いに、人びとへわけあたえるものが何もないので、困ってしまった小さな王さま。お母さまに相談した結果、王国にふり続いている雨を止めることができるという「空のボタン」をさがして、竜といっしょに旅に出ることになりました。たどり着いた島で王さまが出会ったのは...。 |
りこうすぎた王子
アンドリュー・ラング/作 福本友美子/訳 岩波書店 〈93〉 |
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プリジオ王子は、国中の人たちからきらわれていました。りこうすぎたからです。なかでも王子をいちばんきらっていたのは、王子のおとうさま、グログニオ王でした。 王さまは、プリジオ王子をなき者にしようと、火をふく竜ファイアードレイク退治を命じました。 |
なんでももってる(?)男の子
イアン・ホワイブラウ/作 石垣賀子/訳 すぎはらともこ/絵 徳間書店 〈93〉 |
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フライのお父さんとお母さんは、お金もちで、とってもいそがしくて会うひまもありません。そのかわりフライは、なんでも買ってもらえて、なんでももっています。ところが7さいのたんじょう日に、まだもっていないものがあることに、気がつきます。さて、それはいったいなんだったのでしょうか。 |
ゴハおじさんのゆかいなお話 エジプトの民話
デニス・ジョンソン-デイヴィーズ/再話 ハグ-ハムディ・モハンメッド・ファトゥーフほか/絵 千葉茂樹/訳 徳間書店 〈92〉 |
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市場で買い物をしたゴハおじさんは、おもたいかごを肩にかついだまま、ロバにまたがり、家にむかいます。「ロバがかわいそうだよ。わしをのせているだけでもおもいのに。せめて、かごはわしがかついでやらにゃ」 エジプトに伝わる、まぬけだけどときどきかしこいゴハおじさんのゆかいなお話です。 |
とどろケ淵のメッケ
富安陽子/作 広瀬弦/絵 佼成出版社 〈913〉 |
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メッケは、とどろヶ淵にすむちいさな河童です。河童の仲間が夏越しの大相撲大会へ出かけた日、メッケは滝の水が落ちてこないことに気付きました。大変なことがおきているにちがいない!とどろヶ淵から出たことのないメッケは、ひとりで川を上流にむけてたどりはじめました。 |
モグラの生活
飯島正広/文・写真 福音館書店 〈48〉 |
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実際にモグラを飼ってみた写真家が、飼育箱やトンネルを作ってモグラの生活を観察しました。さらに、キノコをたよりにしてモグラの巣を探し出し、6年かかってモグラの赤ちゃんの写真をとることにも成功しました。ふだんはなかなか見ることができないモグラの生活がよくわかります。 |
雪の結晶ノート
マーク・カッシーノ、ジョン・ネルソン/作 千葉茂樹/訳 あすなろ書房 〈45〉 |
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雪の結晶は、小さなちりをしんにして、水蒸気がくっついて六角形になります。大きく重くなると、雲のなかをとおりながら成長し、湿度や気温によってひとつひとつちがったかたちになっていくのです。板や柱のようなもの、6本 の枝をのばしたもの、ふたごの結晶などを写真で紹介しています。 |
5~6年生向き
だいたいいくつ? 数えてみよう・はかってみよう
ブルース・ゴールドストーン/さく まつむらゆりこ/やく 福音館書店 〈41〉 |
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まず、表紙を見るとたくさんのあひるがいるよ。これ、いくついるかわかる?じつは、だいたいの数をつかむコツがあるんだ。まず10とか100とかまとまった数のかたまりをみてみよう。そうすると、だんだん全部でなん羽いるかわかってくるよ。ほかにもいろんなものの数を数えてみよう。 |
ジェイとレイふたりはひとり!?
アンドリュー・クレメンツ/著 田中奈津子/訳 講談社 〈93〉 |
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ジェイとレイは12歳のふたごです。新学期に転校してきましたが、出欠をとるときに病気で休んだレイの名前が呼ばれなかったことから、ジェイは学校の間違いに気が付きました。なんと、学校はレイの存在を知らないのです!ジェイの思いつきで、ふたりは交代で学校に行き、二人一役をすることにしたのですが...。 |
つづきの図書館
柏葉幸子/作 山本容子/絵 講談社 〈913〉 |
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生まれた町の、小さな図書館の司書として働きだした桃さん。そんな桃さんの前に、本から抜け出した"はだかの王様"があらわれて、「本をよく借りてくれた早苗ちゃんがどうなったか知りたい」といいます。王様にふりまわされながら、早苗ちゃんをさがしだす桃さん。すると今度は本から狼、あまのじゃく、幽霊があらわれます。 |
赤ちゃんは魔女
ビアンカ・ピッツォルノ/作 杉本あり/訳 高橋由為子/絵 徳間書店 〈97〉 |
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なまけもののアスドルバーレは、ばくだいな遺産を相続するために、「1年と1ヶ月以内に魔女と結婚しなければならない」はめになりました。同じころ、ゼップ家にふしぎな赤ちゃんが生まれました。鏡にはうつらないし、ほうきにまたがって宙に浮くのです。この赤ちゃん、ひょっとしたら...。 |
ぼくんちのテディベア騒動
クリス・ダレーシー/作 渡邉了介/訳 徳間書店 〈93〉 |
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中古ショップで、ぼろぼろのテディベアが気に入ったぼくは、店の裏に捨てられているのを拾って、ホレースと名づけた。だが、ホレースはとても高価なものだとわかった。
そのころ、ぼくの父さんの会社が傾きかけていて、父さんは、家族のためにホレースを売ってくれと言い出した。 |
孝行手首 当世落語風絵本
大島妙子/作 理論社 〈913〉 |
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むかし、ある長屋に一人息子を亡くした夫婦が住んでいました。ある日、病気で死にかけた父親は、三途の川で大男に助けられて生き返ります。ところが、着物のえりに大男の手首がくっついてきました。そこで、夫婦は命の恩人の手首にテの助と名づけ、いっしょに暮らすことにしました。落語みたいなおはなしです。 |
「希望」という名の船にのって
森下一仁/著 きたむらさとし/画 ゴブリン書房 〈913〉 |
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20XX年、12歳のヒロシは家族とともに船で旅を続けていた。地球が人類滅亡の危機におちいり、新しい星を目指すためだ。「希望」と名づけられた船には、ヒロシの他にも船生まれの子どもが12人いる。ある日、ヒロシは驚くべき秘密を知ってしまう...。近未来SF。 |
忘れないよリトル・ジョッシュ
マイケル・モーパーゴ/作 渋谷弘子/訳 牧野鈴子/絵 文研出版 〈93〉 |
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イギリスの農場にすむベッキーは、はじめてひとりで羊のお産の世話をし、生まれてきた子羊にリトル・ジョッシュと名前をつけて、かわいがっていた。ある日、遠くの農場で、豚や羊を襲う伝染病 、口蹄疫(こうていえき) が発生したというニュースが入る。口蹄疫にかかった家畜は殺さなければいけないのに...。 |
牛をかぶったカメラマン キーアトン兄弟の物語
レベッカ・ボンド/作 福本友美子/訳 光村教育図書 〈エ〉 |
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キーアトン兄弟は、1895年に『イギリスの鳥の巣』という写真集を出版しました。 野生の鳥に近づくにはどうすればよいでしょう。自然にかこまれて育ったふたりは、牛のはくせいの中にかくれたり、ヒツジのぬいぐるみの中にカメラをかくしたりして工夫を重ね、写真をとりました。 |
びんの悪魔
R.L.スティーブンソン/作 よしだみどり/訳 磯良一/画 福音館書店 〈93〉 |
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ケアウエは、どんなことでもかなえてくれる不思議なびんを買いました。じつは、このびんは持ち主がびんを売る前に死ぬと、永遠に地獄の炎で焼かれるのです。 ケアウエは、びんの力でりっぱな家をつくって、すぐびんを売りました。でも、伝染病にかかっていることがわかります。 |
犬どろぼう完全計画
バーバラ・オコーナー/作 三辺律子/訳 かみやしん/絵 文渓堂 〈93〉 |
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パパが出て行ったせいで、車で生活しなくてはいけなくなったジョージナたち。最悪な生活から抜け出すために、ジョージナが考えた方法は、犬どろぼうになること。盗んだ犬を「見つけてあげた」ふりをして、飼い主から謝礼金をもらうのだ。完ぺきな計画を作り上げた彼女は、何とか犬を盗み出すことに成功するが...。 |
盗まれたコカ・コーラ伝説
ブライアン・フォークナー/作 三辺律子/訳 小学館 〈93〉 |
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コカ・コーラのレシピは極秘で、世界で3人しか知らない。その3人が誘拐された。救い出さないと、この世から、3人の命ばかりかコカ・コーラが消えてしまう!「どんなソフトドリンクでも、ひと口飲めば銘柄を当てられる」ニュージーランドの中学生フィザーが、舌一枚をたよりに事件に立ち向かう。 |
小さな可能性
マルヨライン・ホフ/著 野坂悦子/訳 小学館 〈94〉 |
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キークのパパはお医者さん。そして、きずついた人を助けるため、また戦争へと出かけてしまいました。残されたのは、キークとママと老犬のモナ。心配でしかたのないキークは、大好きなパパが死んでしまう可能性を小さくする方法を、一生懸命考えます。やがて、パパが行方不明になったことがわかり、キークの心は、不安で破裂しそうになります。 |
アニーのかさ
リサ・グラフ/作 武富博子/訳 講談社 〈93〉 |
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アニーは、お兄ちゃんが死んでから変わりました。病気やけがをしないよう必要以上に気をつけるようになり、ぶあつい病気の本を読みふける毎日。ある日、親友のレベッカが幽霊屋敷だと信じているむかいの家におばあさんが引っこしてきました。アニーとレベッカは、幽霊屋敷の様子を探ろうと、ある作戦を立てます。 |
引き出しの中の家
朽木祥/作 金子恵/絵 ポプラ社 〈913〉 |
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おもちゃ箱の引き出しの一つには人形のための部屋ができていた。作ったのは七重(ななえ) で、亡くなったお母さんにも手伝ってもらった大切なものなのだ。それをもって祖父母の家に行った七重だったが、ある日、引き出しの家に、とても小さなお客がきているのをみつけてしまった。それは、花明かりとよばれる人だった。 |
ここにも、こけが...
越智典子/文 伊沢正名/写真 福音館書店 〈47〉 |
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校庭のすみ、街路樹の木肌、こけはいろんなところにみつかる。ルーペでのぞくと、いろいろなこけがまじって、森のようにはえている。 こけのすがたは、恐竜なんかよりずっと昔の4億年以上前から、あまりかわっていない。身近なのにほとんど知られていない、こけの美しさと、そのひみつを見てみよう。 |
水草の森 プランクトンの絵本
今森洋輔/絵・文 岩崎書店 〈46〉 |
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春の湖では、フナが産卵のため水草の森にやってきます。やがて生まれた稚魚たちは、ミジンコなどプランクトンを食べて育ちます。プランクトンは水の中をただよう小さな生き物。ではそのミジンコは、なにを食べて生きているのでしょう?
水草の森で生きる小さな小さな生き物たちの姿を描いた本。 |
小惑星探査機「はやぶさ」宇宙の旅
佐藤真澄/著 渡辺勝巳/監修 汐文社 〈53〉 |
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地球から遠くはなれた小惑星のサンプルを持ち帰るという使命をおって、2003年に小惑星探査機「はやぶさ」は宇宙へと旅立った。そして7年後、多くのトラブルや危機にあいながら、はやぶさは小惑星イトカワのサンプルを持って地球に帰ってきた。多くの苦難をのりこえた、はやぶさの旅の記録。 |
煮干しの解剖教室
小林眞理子/文 泉田謙/写真 こばやしちひろ/絵 仮説社 〈48〉 |
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煮干しを知っていますか?煮干しは魚介類を煮て干したもので、料理のだしにしたり、そのまま食べたりします。 この本ではカタクチイワシの煮干しを、特別な道具を使わず、指だけで解剖する方法と、体の様々な器官を、写真つきで紹介しています。生きものの体の仕組みがわかる本です。 |
子ども~大人♪
あたらしいみかんのむきかた 全25種
岡田好弘/著 神谷圭介/絵・文 小学館 〈798〉 |
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むきおくんは、あたらしいみかんのむきかたをおもいつきました。みかんにボールペンで線をかき、はさみで切り、ていねいにむいていくと、なんとみかんの皮がどうぶつのすがたに!
25種類ものむきかたがついていて、むずかしさはいろいろです。かぞくみんなでためしてみてね。 |
時間のコレクション
飯村茂樹/写真・文 フレーベル館 〈46〉 |
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カタツムリはどんなふうに移動するのだろう。イチョウは1年をどうすごすのだろう。ふだん何気なく見ている自然のすがたも、同じ場所にカメラを置いて写真をとり、その写真を並べてみると、「時間」の流れが見えてくる。たとえば、ナミアゲハが、産卵から36日で飛び立つまでの時間が見えてくるんだよ。 |
まるまるまるのほん
エルヴェ・テュレ/さく たにかわしゅんたろう/やく ポプラ社 〈エ〉 |
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きいろいまるをおしてみよう。ふたつになったね。こんどはきいろいまるをこすってみよう。あかになったね。おしたり、ゆすったり、くりっくしたり、てをたたいたりすると、ほんのなかのまるがいろいろかわるふしぎなほんだよ。 コンピュータのような感覚を詰め込んだ珍しい本です。 |
1ねん1くみの1にち
川島敏生/写真・文 アリス館 〈エ〉 |
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小学校の1日は、「あさの会」ではじまるよ。そのあと、国語、生活、算数などの勉強をして、お昼になったら給食をたべる。給食のあとは、みんなで教室のそうじ。図工室や理科室にいくこともあるし、音楽の時間もある。それから、それから...?1年生のみんなが過ごす1日がまるごと見える写真の本。 |