こんなほんあんなほん ティーンズ(中高生)向き 2019年度版
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2019年度版
『セパ!』
『あたしが乗った列車は進む』
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ポール・モーシャー/作 代田亜香子/訳 鈴木出版 〈93〉 |
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あたしはカリフォルニア州パームスプリングスからシカゴ行きの列車に乗っている。今まで世話してくれたおばあちゃんが亡くなって、次に世話してくれる大おじさんのところに行くために。髪を緑に染めたひとりきりのあたしを、他の乗客はどう思っているのだろう。12歳のあたしの長くて短い3日間の列車の旅が始まる。 |
『ぼくたちのP(パラダイス)』
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にしがきようこ/作 小学館 〈913〉 |
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中学生の雄太が夏休みに過ごすことになった「おじさんの別荘」は、思いえがいていたのとは、ぜんぜん違う不便な山の中。おまけに、初対面の大人たちと共同作業をするはめに。クラスの中の立ち位置を守るのにエネルギーを使いはたして、この夏は省エネを目標にしていたのに。でも、山の生活になじむにつれ、雄太の心はほぐされていき...。 |
『給食アンサンブル』
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如月かずさ/著 光村図書出版 〈913〉 |
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いつもの給食が、忘れられない給食になることがある。大切な友達と仲直りするきっかけをくれた、カップ入りの七夕ゼリー。みんなからお子さま扱いされて悩んだ、甘口のマーボー豆腐。気になっていたあの人が好きだと言っていた、黒糖パン。 給食をめぐる6人の中学生たちの、優しくて少し切ないアンサンブルストーリー。 |
『ヴンダーカンマー ここは魅惑(みわく)の博物館』
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樫崎茜/著 上路ナオ子/画 理論社 〈913〉 |
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「ヴンダーカンマー」は、ドイツ語で「魅惑の部屋」の意味。多嶋育実は初めての職場体験で、希望していない自然史博物館に決まってしまった。同じような境遇のクラスメイトたちと、やる気の出ないまま当日を迎えたが、博物館の仕事は予想外のものばかり。一人一人違う体験を通して、次第にその魅力に引きこまれていく。 |
『部活やめてもいいですか。』
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梅津有希子/文 片塩広子/絵 講談社 〈37〉 |
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作者の梅津さんは吹奏楽部の経験をもとに高校野球ブラバン応援研究家として活動。自分のブログに「部活は嫌ならやめていい。」と書いたところ「私もやめたいです。」と書き込みが。たくさんの悩みコメントへの返信をまとめた本。 部活で悩んでいるあなた。この本を読めば、部活だけがすべてではないとわかるはず。 |
『わたしの空と五・七・五』
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森埜こみち/作 山田和明/絵 講談社 〈913〉 |
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中学生になった空良(そら)は友だちができず、入りたい部活も見つからない。そんなとき下駄箱に入っていた「ペンをもったら本音をぶちまけられる者よ」と書かれたチラシを見て文芸部へ見学に行き、弁の立つ先輩に誘われ入部を決める。吟行(ぎんこう)のため校舎のまわりを歩いていると、サッカー部の颯太(そうた)が先輩とトラブルになっているのを見てしまう。 |
『波うちぎわのシアン』
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斉藤倫/著 まめふく/画 偕成社 〈913〉 |
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小さな島の診療所でひろわれた赤ん坊は、左手をかたくにぎりしめたままひらかない。そのにぎりこぶしが、シアンという名の青い巻貝にそっくりだったため、その子はシアンと名づけられた。診療所の孤児院で育てられたシアンには、人が生まれるまえに母親のおなかのなかにいたころの記憶を呼びだすという、ふしぎな能力がそなわっていた。 |
『疾風(しっぷう)の女子マネ!』
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まはら三桃/著 小学館 〈913〉 |
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スポーツの盛んな高校に入学した咲良(さくら)は、運動部のマネージャーを目指す。将来有望な男子にちやほやされるためだ。体力を見込まれて興味のなかった陸上部リレー強化チームのマネージャーになってしまうが、先輩マネージャーにしごかれ、逆に楽しさに目覚めていく。五人の選手やマネージャーと過ごすうちに、咲良は中学時代の苦い過去とも向き合えるようになる。 |
『サイテーの偉人スティーブ・ジョブズに学ぶこれからを生きる7つのレッスン』
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竹内一正/著 講談社 〈289〉 |
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iPhoneを創ったスティーブ・ジョブズの名前は、きっと知っている人が多いと思う。じゃ、ジョブズの人生が実はハチャメチャだったことは知っている?ハチャメチャでも、ジョブズはいつも自分の頭で考え、自分が信じるものを生み出すことを目標にして生きていた。その生き方から、今を生きる私たちに必要な7つのレッスンを学んでみよう。 |
『泥』
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ルイス・サッカー/作 千葉茂樹/訳 小学館 〈93〉 |
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5年生のタマヤは、近所に住むマーシャルの後を追って、立ち入り禁止の森に入る。そこにあったのは、泡が浮いた黒っぽい泥だまり。タマヤは二人を追いかけて殴りかかってきた上級生の顔に、その不気味な泥を投げつけて逃げる。その晩から泥をつかんだタマヤの手は赤くはれ上がり、症状は悪化していく。何かが少しずつ、確実に広がっていた。 |
『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』
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サッサ・ブーレグレーン/作 枇谷玲子/訳 岩崎書店 〈36〉 |
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エッバは新聞を読んでいてあることに気づきました。大統領や首相など世界の権力者は、スーツ姿のおじさんがほとんど。「どうして女の人はいないのか?」「おじさんたちの中に女の人が入ってきたら、大変なことになるのかな...?」これは不公平だと思ったエッバは、同じように気づいている友だちを集め、不平等とたたかってきた人たちの歴史を調べはじめます。 |
『地図を広げて』
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岩瀬成子/著 偕成社 〈913〉 |
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中学1年生の「わたし」は父と二人暮らし。四年前に両親が離婚し、「わたし」は父と、弟の圭(けい)は母と暮らすようになったのだ。だが母が病気で亡くなり、四年ぶりに弟がもどってきて、父との三人暮らしが始まった。「わたし」は新しい中学校生活と久しぶりの弟との生活、死んでしまった母に対する複雑な思いを胸に、知らない土地で生活を始めた圭を見守っていく。 |
『パンツ・プロジェクト』
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キャット・クラーク/著 三辺律子/訳 あすなろ書房 〈93〉 |
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リヴの中学校には制服に関する校則があって、女子はスカートをはかなければならない。家族にも親友にも秘密だが、リヴは外見は女だが、内側は男。子どものころはさほど気にならなかったが、最近はストレスを感じている。まずはスカートの下にズボンをはいてみるが、担任は理解してくれない。どうしたら校則を変えることができるのだろうか。 |
『ヒトラーと暮らした少年』
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ジョン・ボイン/著 原田勝/訳 あすなろ書房 〈93〉 |
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1930年代のパリ。ドイツ人の父とフランス人の母を持つ少年ピエロは、両親が亡くなると、父の妹であるおばさんに引き取られ、おばさんが家政婦として働く山荘で暮らすことになった。その山荘の主人は、ドイツの独裁的指導者アドルフ・ヒトラー。ヒトラーにかわいがられ一緒に過ごすうちに、ピエロは次第に彼に忠誠心を抱くようになるのだった。 |
『マンガでわかる!10代に伝えたい名言集 偉人が232人』
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定政敬子/文 北谷彩夏/絵 大和書房 〈15〉 |
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ひどいことを言われて傷ついた、勉強が嫌い、つい人とくらべてしまう...などなど、今悩みがありますか?それは成長していることの証(あかし)です。でも、なかなかひとりでは解決できないもの。悩みを乗り越えて夢を実現した偉人たちが、その悩みに応えてくれます。また、同じように悩んで苦しんだ偉人のエピソードも紹介します。 |
『伴走者』
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浅生鴨/著 講談社 〈F〉 |
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伴走者は視覚に障害のある選手の目となり、絶妙なタイミングでサポートを行う競技者だ。緻密な走りが特徴の淡島(あわしま)は、事故で視力を失った元サッカー選手とマラソンで金メダルを目指す。一方、大学時代に日本最速のスキー選手だった立川は、会社の紹介で全盲の女子高生晴(はる)のアルペンスキー伴走者を引き受ける。 |
『死体が教えてくれたこと』
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上野正彦/著 河出書房新社 〈4989〉 |
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監察医とは、死者を診る仕事。90歳をむかえる上野さんは、監察医として2万体の死体の検死および解剖を行った。そして、様々な「死」と向き合う中、「生きる」ことについて考え続けた。上野さんは、「いつか監察医のいらない世界(犯罪やせつない理由による死がない世界)になったらいいのに...」と願う。 |
『絶対に出る世界の幽霊屋敷』
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ロバート・グレンビル/著 片山美佳子/訳 日経ナショナルジオグラフィック社 〈147〉 |
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話を聞くと怖いのに、なぜか気になる「心霊スポット」。この本では城や墓地など世界98カ所の建物と、そこにいる(とされる)幽霊の話を紹介。恐怖の裏側には、幽霊となった人々をめぐる様々な物語が隠れていた。心霊現象を信じる人もそうでない人も、ページを開いてその目で確かめてみよう。 |
『知って得する!おうちの数学』
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松川文弥/著 翔泳社 〈410〉 |
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算数や数学なんてなんの役に立つのか分からない!そんなあなたにオススメ。例えば、ピザをより多く食べたいとき、Lサイズ2枚とMサイズ3枚のどちらを注文するかとか、どこかに置き忘れた物を効率的に探す方法とか、なるべく歩かずに最短距離で移動する道筋とか。意外や意外。算数や数学は身近なところで案外役に立つことがあって、知っているとオトクなこともあるのです♪ |
『探偵は教室にいない』
『刑務所しか居場所がない人たち 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話』
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山本譲司/著 大月書店 〈3265〉 |
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犯罪者である怖い人たちがいる場所、それが刑務所だと思っていました。今、刑務所の中には、知的障害を持った人がたくさんいるのだそうです。たった数十円の万引きで刑務所に入った人もいます。刑務所を出ても、また戻ってくる人もいます。なぜそうなるのでしょうか? |
『化石になりたい よくわかる化石のつくりかた』
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土屋健/著 前田晴良/監修 技術評論社 〈457〉 |
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アンモナイト、冷凍マンモス、ティラノサウルス...のような博物館にある化石。そんな化石に自分もなりたい、一度でもそう思ったあなたにピッタリの本。化石になるにはどうしたらいいのか?発見されやすい場所は?など、かなりまじめに探っている。まず、自分がなりたい化石のイメージを見つけるため、「化石診断」をうけてみよう。 |
『フタバスズキリュウもうひとつの物語』
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佐藤たまき/著 ブックマン社 〈457〉 |
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1968年、福島県で高校2年生が首長竜の化石を発見。その化石は、彼の名から「フタバスズキリュウ」と名付けられた。数十年後、恐竜博士を夢見た女性がその研究に携わる。約300の骨を整理し、スケッチやメモに記載し、論文にまとめる。古生物を研究し新種を発見する過程は、実に地道な作業だが、研究に情熱を傾ける著者の様子が伝わってくる。 |
『ボクが逆さに生きる理由(わけ) 誤解だらけのこうもり』
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中島宏章/著 福井大/監修 高田礼人/監修 ナツメ社 〈489〉 |
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コウモリは昔ネズミの仲間だと思われていました。ところが生物学上の分類では、コウモリに近い仲間はなんとウマなんだそうです。また、コウモリの超音波はとんでもない能力で、虫のいる方向や距離だけでなく、虫の大きさやスピード、表面の質感まで分かるそうです。 |
『人とどうぶつの血液型』
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近江俊徳/編著 緑書房 〈4913〉 |
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あなたの血液型は何型かな?知らない人もいるかもしれないね。でも人間の血液型がA・B・O・AB型の4種類なのは知っているよね。じゃあ、アヒルの血液型は何種類だと思う?実は5種類。ブタはなんと17種類もあるんだって!それに、カツオなどの魚類にも血液型があるんだよ。 |
『水槽(すいそう)の中』
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畑野智美/著 KADOKAWA 〈F〉 |
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遙(はるか)は、海辺の町の高校に通う2年生。仲良しのマーリンと過ごす毎日は楽しいけれど、自分だけの何かを見つけたいと思っている。そんななか遥は、クラスメイトの地味め男子アルトのことが気になりはじめる。恋、とは言い切れない、言葉にならない想いを持てあましているうちに、アルトは他の女の子と付き合いはじめて...。 |
『Mobitecture(モビテクチャー)』
『ブロードキャスト』
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湊かなえ/著 KADOKAWA 〈F〉 |
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交通事故による足のケガから、中学でやっていた陸上をやめて高校では放送部に入った僕。活動に対してなんの期待もしていなかったけれど、仲間と作品制作をする中で放送の面白さに気づいていく。 その一方、中学最後の駅伝大会の不可解な出来事の理由が見えてきた僕は、顧問の先生のところへインタビューをしに出かけた。 |
『本と鍵(かぎ)の季節』
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米澤穂信/著 集英社 〈F〉 |
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高校で図書委員をつとめる、ほどよく皮肉屋の松倉詩門(まつくらしもん)と僕。僕たち二人のところにはなぜかよく謎解きが持ち込まれる。図書委員としての知識を生かしながら謎を解いていくが、謎はすっきり解けてもそこにまつわる人の関係はすっきりとはいかない...。 |