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お知らせ

本の展示

中川図書館 ミニ展示 日米開戦75年「真珠湾攻撃を考える」≪展示期間:12月4日(日)~12月28日(水)≫

2016年12月6日

展示期間:2016年12月4日(日曜日)~12月28日(水曜日)

1941年12月8日の日米開戦から75年。戦後のGHQの呪縛によりタブー視された真珠湾秘話が、今、解き放たれつつあります。開戦ムードを煽る人、戦争を避ける努力をする人、奇襲に命を懸ける人。様々な立場の人のあの時を本で追います。

中川図書館 日米開戦75年「真珠湾攻撃を考える」
「左から 艦載機発進、湾内フォード島、アリゾナ、山本五十六、特殊潜航艇9軍神(横山正治は11時の位置)
出典:『大東亜戦争海軍作戦写真記録Ⅰ』『写真記録太平洋戦史上』 鶴舞中央図書館所蔵」

■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 それでも、日本人は「戦争」を選んだ 加藤陽子/著 朝日出版社 2009 2106 今をときめく近現代史研究の第一人者が、高校生向けに講義した記録。日清戦争から太平洋戦争までを最新の資料と斬新な切り口で簡明に分析。2016年発行の『戦争まで』とともに、絶賛される名著。
2 熱なき光 昭和天皇への親書 星野剛/著 幻冬舎メディアコンサルティング 2015 9136 真珠湾攻撃直前に、ルーズヴェルト大統領から昭和天皇に送られた親書を草稿したイェール大学教授・朝河貫一の伝記。祖国とアメリカ、愛する両国の開戦回避の切なる願いは、親書の遅配で果たされず、祖国への強い不信が残る。
3 マリコ 柳田邦男/著 新潮社 1983 916 日米開戦直前に駐米日本大使館に勤務し、ルーズヴェルト大統領の昭和天皇への親書を極秘提案して、開戦回避に奔走した外交官・寺崎英成と米人妻との娘マリコの物語。1980年頃、NHKでTV番組化されて話題になった。こちらの大統領親書と、朝河親書とのつながりは不明。
4 海軍 岩田豊雄/著 原書房 1983 9136 真珠湾で特殊潜航艇で戦死した横山正治(まさはる)少佐がモデルの小説。真珠湾の報道直後に獅子文六が本名で発表。横山艇は出撃した5艇中、唯一魚雷発射の通信を発した。軍は当初攻撃成功と報じたが、後に訂正(発信時間はスパイ吉川猛夫が爆発音を聞いた時間と一致するものの、米側は被雷を否定)。小説では、戦果はあいまいにされている。
5 私は真珠湾のスパイだった 吉川猛夫/著 毎日ワンズ 2015 916 軍人なのに外交官として偽名で1941年3月ハワイに潜入、奇襲前日まで目的も知らされず、米艦隊の動静を日本に報告し続けた男の手記。12月7日の大艦隊終結は偶然ではなかった。攻撃終了後に、魚雷の爆発音を聞いたとの記述がある。

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