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こんなほんあんなほん ティーンズ(中高生)向き 2023年度版


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2023年度版

『ルーミーとオリーブの特別な10か月』

『ルーミーとオリーブの特別な10か月』表紙画像 ジョーン・バウアー/著 杉田七重/訳 小学館 〈93〉
両親を亡(な)くしたオリーブは、16歳(さい)年上の姉のモーディーとはじめて出会い、シェアハウスで暮(く)らし始めました。犬が大好きなオリーブは、モーディーの上司ブライアンから北東盲導犬(もうどうけん)センターの話を聞いて、自分もボランティアをしてみたいと思います。そして、パピーウォーカーになって盲導犬候補(こうほ)のルーミーを10か月間育てることになりました。

『18枚のポートレイト 柏葉幸子小品集』

『18枚のポートレイト』表紙画像 柏葉幸子/著 植田たてり/画 理論社 〈913〉
二年前の震災(しんさい)で亡(な)くなったお父さんと剣道(けんどう)がしたくて、岬(みさき)公園へ通い海に祈(いの)る裕太(ゆうた)。次の日の朝、濃(こ)いもやの中に裕太が見たものは...(風待(かぜま)ち岬)。私(わたし)がいちごパフェを作っていると、まっている妹の隣(となり)にスプーンをにぎった魔女(まじょ)がいた。家は10階で、ドアは鍵(かぎ)をかけているのに、どこから入ってきたの?(魔女のパフェ友(とも))。ちょっと不思議な18のお話が入った短篇集(たんぺんしゅう)。

『ポーチとノート』

『ポーチとノート』表紙画像 こまつあやこ/著 講談社 〈913〉
未来(みく)は10歳の誕生日におばあちゃんであるアサエさんからポーチをもらった。中身は生理用ナプキン。それから7年。高校生になった今でもまだ生理が来ない。お母さんにはちゃんと来てると言ってしまい、相談できない。未来ノートと名づけたノートに自分の気持ちをこっそりつづっている。夏休み、学校図書館でバイトをはじめた大学生との出会いは、未来の気持ちを変えていく。

『ぼくたちのスープ運動 小さな思いやりが世界を変える!』

『ぼくたちのスープ運動』表紙画像 ベン・デイヴィス/作 渋谷弘子/訳 評論社 〈93〉
退院後、転校してきた学校になじめずにいるジョーダン。ある日おなかをすかせたホームレスにママお手製(てせい)のスープをあげることに。それは、ジョーダンが入院中に知り合った少女との「ミツヴァーをする」という誓(ちか)いを守るためでもあった。やがて、インフルエンサーになりたい姉や、友だち、校長先生まで加わって「スープ運動」は広がっていく。

『スネークダンス』

『スネークダンス』表紙画像 佐藤まどか/作 小学館 〈913〉
圭人(けいと)は父親が亡くなったため、母親とイタリアから日本に帰国してきた。ローマでよくやっていたように、街並(まちな)みをスケッチしようと東京の下町を自転車でぶらついていると、取りこわされる建物の仮囲(かりがこ)いに、2本の缶(かん)スプレーで落書きをするあやしげな人をみかける。その人のあざやかな手さばきに圭人はみとれる。すごいな。それが歩(あゆむ)との出会いだった。

『ロンドン・アイの謎(なぞ)』

『ロンドン・アイの謎』表紙画像 シヴォーン・ダウド/著 越前敏弥/訳 東京創元社 〈93〉
いとこのサリムが消えた。テッドと姉のカットの目の前で巨大(きょだい)な観覧車「ロンドン・アイ」のカプセルに乗りこんだきり、30分後におりてきたカプセルに姿がなかったのだ。彼はどうやって姿を消したのか?いったいなぜ?そしていまはどこにいる?テッドはカットと協力して残された手がかりを追い、サリム失踪(しっそう)の謎を鮮(あざ)やかに解き明かしていく。

『ライトニング・メアリ 竜(りゅう)を発掘(はっくつ)した少女』

『ライトニング・メアリ』表紙画像 アンシア・シモンズ/作 布施由紀子/訳 カシワイ/絵 岩波書店 〈289〉
メアリの家の生活は苦しく、家具職人(かぐしょくにん)の父はライム・リージスの海岸で化石を掘(ほ)り、売ったお金を家計の足しにしていた。6歳(さい)のころ、父と二人だけで危険(きけん)な崖(がけ)へ出かけ、自分の手で化石を見つけたメアリは、その魅力(みりょく)にすっかり取りつかれる。12歳で世界初(はつ)の魚竜(ぎょりゅう)「イクチオサウルス」の化石を発見した少女、メアリ・アニングの物語。

『わたしとあなたのものがたり』

『わたしとあなたのものがたり』表紙画像 アドリア・シオドア/文 エリン・K.ロビンソン/絵 さくまゆみこ/訳 光村教育図書 〈エ〉
クラスに茶色いはだの子どもはわたしひとりしかいなかった。学校で勉強できるのはありがたいこと、でも奴隷(どれい)の歴史(れきし)や公民権運動(こうみんけんうんどう)の話をきくとき、わたしは消えてしまいたいとおもった。そう、むすめのあなたと同じ気持ちだったの。あなたには、どうどうと立って空高くはばたいてほしい。母からむすめに伝える家族の歴史のものがたり。

『古典がおいしい!平安時代のスイーツ』

『古典がおいしい!平安時代のスイーツ』表紙画像 前川佳代/著 宍戸香美/著 かもがわ出版 〈38〉
今から千年くらい前の平安時代、天皇(てんのう)や貴族(きぞく)たちはおいしいお菓子(かし)を楽しんでいました。平安時代の古典にはいろいろなお菓子が出てきます。たとえば『枕草子(まくらのそうし)』のけずり氷(ひ)、『源氏(げんじ)物語』のふずくなど。この本では10種類のレシピを少しアレンジして再現(さいげん)しています。作って食べれば、平安時代のセレブの気持ちにひたれるかも。

『わたしのアメリカンドリーム』

『わたしのアメリカンドリーム』表紙画像 ケリー・ヤン/作 田中奈津子/訳 講談社 〈93〉
自由を求めて中国からアメリカに移住(いじゅう)してきたミアと両親。小さなモーテルの住(す)み込(こ)みの管理人として働き始めるが、安い給料で意地悪な雇(やと)い主(ぬし)にこきつかわれ、仕事はトラブルばかりで苦労が絶(た)えない。貧(まず)しさと人種差別(じんしゅさべつ)、日々起(お)きるさまざまな事件(じけん)にふりまわされながらも、ミアは持(も)ち前(まえ)の知恵と行動力で明るく未来をきりひらいていく。

『いのちの木のあるところ』

『いのちの木のあるところ』表紙画像 新藤悦子/作 佐竹美保/絵 福音館書店 〈913〉
トゥーラーンは好奇心(こうきしん)あふれる王女。皇帝(スルタン)と結婚(けっこん)した姉の計らいで治癒院(ちゆいん)を見学することになる。この時に一緒に見学していたのがディヴリーの王子アフマドシャーだった。数年後、アフマドシャーの求婚(きゅうこん)を受入れたトゥーラーン。二人は「大モスクと治癒院」の建設(けんせつ)にむけて動き出す。 世界遺産(せかいいさん)に認定(にんてい)された「ディヴリーの大モスクと治癒院」の謎(なぞ)をたどる壮大(そうだい)な物語。

『博物館の少女 怪異(かいい)研究事始め』

『博物館の少女』表紙画像 富安陽子/著 偕成社 〈913〉
時は明治。大阪の道具屋の娘(むすめ)イカルは、13歳(さい)で両親と死に別れ、一人東京にやってきた。遠縁(とおえん)の老夫婦の家で慣(な)れない日々を過(す)ごすうち、ふとしたことからイカルは博物館の古蔵(ふるぐら)で収蔵品の整理を手伝うことになる。ところが、この古蔵では最近奇妙(きみょう)な盗難(とうなん)事件があり、なくなった黒手匣(くろてばこ)にまつわる謎(なぞ)にイカルも巻き込まれていくのだった。

『スクラッチ』

『スクラッチ』表紙画像 歌代朔/作 あかね書房 〈913〉
中学3年の夏、コロナ禍(か)で総体が中止になり、荒(あ)れるバレー部キャプテンの鈴音(すずね)。美術部の千暁(かずあき)も、出展する市郡展の審査(しんさ)がなくなってしまった。それでも描(か)き続けていた千暁の絵に、鈴音が不注意で墨(すみ)を飛ばしてしまう。千暁は、あざやかな色彩(しきさい)だったその絵を真っ黒に塗(ぬ)りつぶし、それからスクラッチという技法で黒を削(けず)り出(だ)しはじめた。

『住所、不定』

『住所、不定』表紙画像 スーザン・ニールセン/作 長友恵子/訳 岩波書店 〈93〉
ィーリックスは母親のアストリッドとキャンピングカーで暮らしています。次々に予期せぬ出来事が起こり、毎日生きていくのに精いっぱいでしたが、住所不定だということを隠して中学校にも通っています。ただ親友たちにうそをついているのには心を痛めていました。そんなある時、フィーリックスは多額の賞金がもらえるテレビのクイズ番組への出場が決まります。

『ぼくらのサブウェイ・ベイビー』

『ぼくらのサブウェイ・ベイビー』表紙画像 ピーター・マキューリオ/作 レオ・エスピノーサ/絵 北丸雄二/訳 サウザンブックス社 〈エ〉
8月のすずしげな夜、ニューヨークの地下鉄で家にむかっていたダニーは、駅で生まれたばかりの赤ちゃんを見つける。ダニーは病院へ運ばれた赤ちゃんのことがずっと気になって仕方(しかた)なかった。12月、クーパー判事(はんじ)から赤ちゃんを家族(かぞく)として迎(むか)えないかと聞かれる。ダニーとパートナーのピートが出した答えは...。

『JK、インドで常識ぶっ壊される』

『JK、インドで常識ぶっ壊される』表紙画像 熊谷はるか/著 河出書房新社 〈2925〉
父親の転勤で、海外に引っ越すことが決まった。引っ越し先はアメリカ?ヨーロッパ?期待に胸膨らむ私に告げられた、その国の名は「インド」。未知の国に対する不安を抱えながら、インドへと飛び立った私を待ち受けていたものとは。
中3の夏からインドに移り住み、異文化に翻弄される著者の濃ゆ~いJKライフをご覧あれ。

『凛(りん)として弓を引く』

『凛として弓を引く』表紙画像 碧野圭/著 講談社 〈F〉
楓(かえで)は高校入学後、神社の道場で偶然出会った少年に誘われ、弓道を一から習い始める。学校とは違い、そこは同級生や先輩、指導者の他にいろいろな背景の大人が集う場でもあった。その人たちや同じ年頃の仲間との関わりで様々な経験をする楓。段級審査に向けて技を習得しながら、すぐには答えの出ない弓道の奥深い魅力を感じ取ってゆく。

『さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち』

『さばの缶づめ、宇宙へいく』表紙画像 小坂康之/著 林公代/著 イースト・プレス 〈667〉
「宇宙食、作れるんちゃう?」生徒のつぶやきが広がり、学校から地域を巻き込んで夢を実現するまで14年。世界初の「高校生による宇宙食」がなぜ実現できたのか。JAXA宇宙教育センターの支援を受け、野口聡一(のぐちそういち)宇宙飛行士に、さばの缶づめを届けた福井県立若狭高校の感動の実話。

『沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う』

『沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う』表紙画像 山舩晃太郎/著 新潮社 〈202〉
世界の海に眠る沈没船の数は300万隻、海に潜ってそれらを調査するのが水中考古学者です。著者は大学卒業後、英語力ゼロ状態でアメリカに渡りなんとか大学院へ入学。努力を重ね、その世界での第一人者となります。彼が各国のチームに参加して調査・発掘をする現場のリアルを紹介する1冊です。

『生きのびるための「失敗」入門』

『生きのびるための「失敗」入門』表紙画像 雨宮処凛/著 河出書房新社 〈159〉
今は、ほんのわずかな「失敗」も許されない社会になっているの?
この本では、失敗はしたものの、それでも自分なりにぼちぼち生きてる作家、元ひきこもり、オタク女子等色々な立場の大人が、経験を語っています。みなさんの生きづらさが少しでも楽になったら、幸いです。

『ペイント』

『ペイント』表紙画像 イヒヨン/著 小山内園子/訳 イースト・プレス 〈929〉
子どもを欲しがらない人がどんどん増えていた。政府は、親がわが子を育てたくない時、子どもを引き取って養育するシステムを作った。ジェヌ301はNCセンターで国家の子どもとして育てられている17歳。NCセンターでは養父母を見つけるための「ペイント」、つまり父母面接が行われていた。

『階段ランナー』

『階段ランナー』表紙画像 吉野万理子/著 徳間書店 〈F〉
高校2年生の広夢(ひろむ)と瑠衣(るい)は悩みを抱えていた。広夢は水泳をやめる原因となった家族について。瑠衣は卓球の試合中に突然腕が動かなくなる現象について。そんな時教師の高桑(たかくわ)、通称タクワン先生から「階段」の魅力を教えてもらい、先生のブログを読むうちに、二人は少しずつ前を向けるようになっていく。実在する階段に注目!

『女の子がいる場所は BEAM COMIX』

『女の子がいる場所は』表紙画像 やまじえびね/著 KADOKAWA 〈C〉
インドに住むカンティは10歳。パパが亡くなり、ママと弟と3人で暮らしていた。家事や弟の世話で学校を休みがちだったが、ママが裕福なおじさんと結婚したことにより生活が一変!学校へ行けることになり、家庭教師もつけてもらったけど...。サウジアラビア、モロッコ、インド、アフガニスタン、そして日本。国も宗教も文化も違う女の子たちの現実を描くコミック。

『生き抜くためのごはんの作り方 悩みに効く16人のレシピ』

『生き抜くためのごはんの作り方』表紙画像 河出書房新社/編 河出書房新社 〈596〉
あなたはごはんを自分で作ることができますか? この本の食に関わる大人たちは、食べることは生きることに直結していて、自ら食を作り出せることは大切、とレシピと同様、丁寧に伝えます。身体や心に効くごはん作りは、自分自身を知り、作り、鍛える機会にもなると。各レシピには栄養学専門家からのコメントも。

『いま、この惑星で起きていること 気象予報士の眼に映る世界』

『いま、この惑星で起きていること』表紙画像 森さやか/著 岩波書店 〈451〉
多発するハリケーン、ヨーロッパの熱波、アラスカの氷河はどんどん溶け、オーストラリアでは過去最悪の山火事や大豪雨が。気候温暖化が進み、地球が悲鳴を上げている。気象予報士の著者が、各地の事例について、国境の線引きを超えてわかりやすく解説。温暖化を防止するための知識の共有をはかる。

『万葉(まんよう)と沙羅(さら)』

『万葉と沙羅』表紙画像 中江有里/著 文藝春秋 〈F〉
通信制高校に入学した沙羅は、幼なじみの万葉と再会する。沙羅にも万葉にも、周りの人達を遠ざけている理由があり、一人の方が楽だと思っていた。しかし、万葉の好きな様々な本をテーマに、互いの読み方について話すのが日常になり、二人は少しずつ距離を縮めていく。やがてお互いの存在は、周囲に心を開く、支えにもなっていった。

『14歳からの文楽のすゝめ』

『14歳からの文楽のすゝめ』表紙画像 竹本織太夫/監修 実業之日本社 〈777〉
古典芸能・文楽の本なのに、始まりは謎めいた3文字「NJB」がキーワード。人の感情は数百年昔から変わっていないらしく、中高生の悩みにもヒントが見つかりそうな名作紹介多数。太夫(たゆう)と人気声優の対談のようにじっくり読む内容あり、パッと見でも楽しめる人形のひみつ等あり。多彩な構成で、文楽を支える裏方の人たちにもスポットを当てている。

『大人になる前に知ってほしい生きるために必要な「法律」のはなし』

『大人になる前に知ってほしい生きるために必要な「法律」のはなし』表紙画像 木村真実/監修 高橋麻理/監修 志賀野歩人/監修 青木美佳/監修 ナツメ社 〈320〉
2022年の4月から、成年年齢が18歳に引き下げられました。契約や結婚など、親の同意なしにできることが増えた半面、思わぬ落とし穴にはまることも。トラブルに巻き込まれないために法律を学び、もしもの時に相談できる窓口を知っておきましょう。

『10代で知っておきたい「同意」の話 YES、NOを自分で決める12のヒント』

『10代で知っておきたい「同意」の話』表紙画像 ジャスティン・ハンコック/文 ヒューシャ・マクアリー/絵 芹澤恵/訳 高里ひろ/訳 河出書房新社 〈3614〉
この本は、人間関係における「同意」がテーマです。例えば「なんて言えば、相手の本音をうまく聞けるかな?」とか「いつも人の顔色をうかがっちゃって、NOが言えない。」といったよくある悩みを解決するヒントが見つかりそうな本です。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー 上』
『プロジェクト・ヘイル・メアリー 下』

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』表紙画像 アンディ・ウィアー/著 小野田和子/訳 早川書房 〈933〉
太陽に異常発生。このままでは地球は氷河期突入、人類に滅亡の危機が迫る。
地球救済ミッションを背負い宇宙へ出発したグレース。気づくと彼は大宇宙ひとりぼっちになっていた。
宇宙を舞台に繰り広げられる勇気と友情と英知の物語。壮大な痛快バディ小説、ラスト泣かせます。