こんなほんあんなほん ティーンズ(中高生)向き 2023年度版
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2023年度版
『ルーミーとオリーブの特別な10か月』
『18枚のポートレイト 柏葉幸子小品集』
『ポーチとノート』
こまつあやこ/著 講談社 〈913〉 | |
未来(みく)は10歳の誕生日におばあちゃんであるアサエさんからポーチをもらった。中身は生理用ナプキン。それから7年。高校生になった今でもまだ生理が来ない。お母さんにはちゃんと来てると言ってしまい、相談できない。未来ノートと名づけたノートに自分の気持ちをこっそりつづっている。夏休み、学校図書館でバイトをはじめた大学生との出会いは、未来の気持ちを変えていく。 |
『ぼくたちのスープ運動 小さな思いやりが世界を変える!』
ベン・デイヴィス/作 渋谷弘子/訳 評論社 〈93〉 | |
退院後、転校してきた学校になじめずにいるジョーダン。ある日おなかをすかせたホームレスにママお手製(てせい)のスープをあげることに。それは、ジョーダンが入院中に知り合った少女との「ミツヴァーをする」という誓(ちか)いを守るためでもあった。やがて、インフルエンサーになりたい姉や、友だち、校長先生まで加わって「スープ運動」は広がっていく。 |
『スネークダンス』
『ロンドン・アイの謎(なぞ)』
『ライトニング・メアリ 竜(りゅう)を発掘(はっくつ)した少女』
『わたしとあなたのものがたり』
『古典がおいしい!平安時代のスイーツ』
『わたしのアメリカンドリーム』
『いのちの木のあるところ』
『博物館の少女 怪異(かいい)研究事始め』
『スクラッチ』
『住所、不定』
スーザン・ニールセン/作 長友恵子/訳 岩波書店 〈93〉 | |
ィーリックスは母親のアストリッドとキャンピングカーで暮らしています。次々に予期せぬ出来事が起こり、毎日生きていくのに精いっぱいでしたが、住所不定だということを隠して中学校にも通っています。ただ親友たちにうそをついているのには心を痛めていました。そんなある時、フィーリックスは多額の賞金がもらえるテレビのクイズ番組への出場が決まります。 |
『ぼくらのサブウェイ・ベイビー』
『JK、インドで常識ぶっ壊される』
熊谷はるか/著 河出書房新社 〈2925〉 | |
父親の転勤で、海外に引っ越すことが決まった。引っ越し先はアメリカ?ヨーロッパ?期待に胸膨らむ私に告げられた、その国の名は「インド」。未知の国に対する不安を抱えながら、インドへと飛び立った私を待ち受けていたものとは。 中3の夏からインドに移り住み、異文化に翻弄される著者の濃ゆ~いJKライフをご覧あれ。 |
『凛(りん)として弓を引く』
碧野圭/著 講談社 〈F〉 | |
楓(かえで)は高校入学後、神社の道場で偶然出会った少年に誘われ、弓道を一から習い始める。学校とは違い、そこは同級生や先輩、指導者の他にいろいろな背景の大人が集う場でもあった。その人たちや同じ年頃の仲間との関わりで様々な経験をする楓。段級審査に向けて技を習得しながら、すぐには答えの出ない弓道の奥深い魅力を感じ取ってゆく。 |
『さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち』
小坂康之/著 林公代/著 イースト・プレス 〈667〉 | |
「宇宙食、作れるんちゃう?」生徒のつぶやきが広がり、学校から地域を巻き込んで夢を実現するまで14年。世界初の「高校生による宇宙食」がなぜ実現できたのか。JAXA宇宙教育センターの支援を受け、野口聡一(のぐちそういち)宇宙飛行士に、さばの缶づめを届けた福井県立若狭高校の感動の実話。 |
『沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う』
山舩晃太郎/著 新潮社 〈202〉 | |
世界の海に眠る沈没船の数は300万隻、海に潜ってそれらを調査するのが水中考古学者です。著者は大学卒業後、英語力ゼロ状態でアメリカに渡りなんとか大学院へ入学。努力を重ね、その世界での第一人者となります。彼が各国のチームに参加して調査・発掘をする現場のリアルを紹介する1冊です。 |
『生きのびるための「失敗」入門』
雨宮処凛/著 河出書房新社 〈159〉 | |
今は、ほんのわずかな「失敗」も許されない社会になっているの? この本では、失敗はしたものの、それでも自分なりにぼちぼち生きてる作家、元ひきこもり、オタク女子等色々な立場の大人が、経験を語っています。みなさんの生きづらさが少しでも楽になったら、幸いです。 |
『ペイント』
イヒヨン/著 小山内園子/訳 イースト・プレス 〈929〉 | |
子どもを欲しがらない人がどんどん増えていた。政府は、親がわが子を育てたくない時、子どもを引き取って養育するシステムを作った。ジェヌ301はNCセンターで国家の子どもとして育てられている17歳。NCセンターでは養父母を見つけるための「ペイント」、つまり父母面接が行われていた。 |
『階段ランナー』
吉野万理子/著 徳間書店 〈F〉 | |
高校2年生の広夢(ひろむ)と瑠衣(るい)は悩みを抱えていた。広夢は水泳をやめる原因となった家族について。瑠衣は卓球の試合中に突然腕が動かなくなる現象について。そんな時教師の高桑(たかくわ)、通称タクワン先生から「階段」の魅力を教えてもらい、先生のブログを読むうちに、二人は少しずつ前を向けるようになっていく。実在する階段に注目! |
『女の子がいる場所は BEAM COMIX』
やまじえびね/著 KADOKAWA 〈C〉 | |
インドに住むカンティは10歳。パパが亡くなり、ママと弟と3人で暮らしていた。家事や弟の世話で学校を休みがちだったが、ママが裕福なおじさんと結婚したことにより生活が一変!学校へ行けることになり、家庭教師もつけてもらったけど...。サウジアラビア、モロッコ、インド、アフガニスタン、そして日本。国も宗教も文化も違う女の子たちの現実を描くコミック。 |
『生き抜くためのごはんの作り方 悩みに効く16人のレシピ』
河出書房新社/編 河出書房新社 〈596〉 | |
あなたはごはんを自分で作ることができますか? この本の食に関わる大人たちは、食べることは生きることに直結していて、自ら食を作り出せることは大切、とレシピと同様、丁寧に伝えます。身体や心に効くごはん作りは、自分自身を知り、作り、鍛える機会にもなると。各レシピには栄養学専門家からのコメントも。 |
『いま、この惑星で起きていること 気象予報士の眼に映る世界』
森さやか/著 岩波書店 〈451〉 | |
多発するハリケーン、ヨーロッパの熱波、アラスカの氷河はどんどん溶け、オーストラリアでは過去最悪の山火事や大豪雨が。気候温暖化が進み、地球が悲鳴を上げている。気象予報士の著者が、各地の事例について、国境の線引きを超えてわかりやすく解説。温暖化を防止するための知識の共有をはかる。 |
『万葉(まんよう)と沙羅(さら)』
中江有里/著 文藝春秋 〈F〉 | |
通信制高校に入学した沙羅は、幼なじみの万葉と再会する。沙羅にも万葉にも、周りの人達を遠ざけている理由があり、一人の方が楽だと思っていた。しかし、万葉の好きな様々な本をテーマに、互いの読み方について話すのが日常になり、二人は少しずつ距離を縮めていく。やがてお互いの存在は、周囲に心を開く、支えにもなっていった。 |
『14歳からの文楽のすゝめ』
竹本織太夫/監修 実業之日本社 〈777〉 | |
古典芸能・文楽の本なのに、始まりは謎めいた3文字「NJB」がキーワード。人の感情は数百年昔から変わっていないらしく、中高生の悩みにもヒントが見つかりそうな名作紹介多数。太夫(たゆう)と人気声優の対談のようにじっくり読む内容あり、パッと見でも楽しめる人形のひみつ等あり。多彩な構成で、文楽を支える裏方の人たちにもスポットを当てている。 |
『大人になる前に知ってほしい生きるために必要な「法律」のはなし』
木村真実/監修 高橋麻理/監修 志賀野歩人/監修 青木美佳/監修 ナツメ社 〈320〉 | |
2022年の4月から、成年年齢が18歳に引き下げられました。契約や結婚など、親の同意なしにできることが増えた半面、思わぬ落とし穴にはまることも。トラブルに巻き込まれないために法律を学び、もしもの時に相談できる窓口を知っておきましょう。 |
『10代で知っておきたい「同意」の話 YES、NOを自分で決める12のヒント』
ジャスティン・ハンコック/文 ヒューシャ・マクアリー/絵 芹澤恵/訳 高里ひろ/訳 河出書房新社 〈3614〉 | |
この本は、人間関係における「同意」がテーマです。例えば「なんて言えば、相手の本音をうまく聞けるかな?」とか「いつも人の顔色をうかがっちゃって、NOが言えない。」といったよくある悩みを解決するヒントが見つかりそうな本です。 |
『プロジェクト・ヘイル・メアリー 上』
『プロジェクト・ヘイル・メアリー 下』
アンディ・ウィアー/著 小野田和子/訳 早川書房 〈933〉 | |
太陽に異常発生。このままでは地球は氷河期突入、人類に滅亡の危機が迫る。 地球救済ミッションを背負い宇宙へ出発したグレース。気づくと彼は大宇宙ひとりぼっちになっていた。 宇宙を舞台に繰り広げられる勇気と友情と英知の物語。壮大な痛快バディ小説、ラスト泣かせます。 |