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調べ物案内

調査団報告書No.24

調査内容

そろそろ鍋物の季節ですね。
鍋にかかせない白菜の栽培は、名古屋から始まったと聞いたのですが?

調査手順

白菜だから、まず農業関係の本を見てみよう。調べてみると、今ふつうに白菜とよばれている結球白菜の原産地は中国。明治8(1875)年に東京の博覧会に出品された山東白菜の二株を、愛知県植物園が払いうけて栽培を始めたそうだ。野崎徳四郎の品種改良を経て、明治中期には尾張地方に栽培が広まり、生産量も増えたという。仙台でも早くから白菜の生産が試みられていたが、仙台に白菜の種子がもたらされたのは、明治28年であるとわかっているそうだ。
また、名古屋のことを調べるのだから、郷土資料も見てみよう。『新修名古屋市史』を開くと、野崎徳四郎は愛知郡荒子村大蟷螂(現 中川区大当郎)で採種場をいとなんでいたとわかる。

調査結果

解決スタンプ

愛知県植物園は西双葉町(現 東区白壁2丁目)にあり、品種改良をした野崎徳四郎は中川区の人なので、白菜の栽培は名古屋から始まったといってもいいのではないか。
野崎徳四郎とその採種場については、名古屋市の社会科の先生たちが書いた『すくんでいてもはじまらない』という本にくわしい説明があるので、興味のある方はぜひどうぞ。

今回の調査で使った資料

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