ページの先頭です。
本文へジャンプする。
ここから本文です。

調べ物案内

調査団報告書No.111

調査内容

祖父母の家に古い掛時計があります。名古屋でも昔時計の製造がさかんだったと聞いたのですが本当でしょうか。

調査手順

まず『新修名古屋市史』を見てみると、『新修名古屋市史 第5巻』の238ページに時計製造業が開始されたという記述を見つけることができました。また『新修名古屋市史 年表』によると明治20(1887)年時盛舎設立。明治24(1891)年時盛舎、林時計製造所と改称。と記述されています。明治時代に名古屋で掛時計の製造がはじめられたことがわかります。

調査結果

解決スタンプ

時計の生産地として名古屋の時計産業は、林市兵衛と岡崎在住の中条勇次郎の二人が起点となり、アメリカ製のボンボン時計(ボンボンと鳴って時刻を知らせる)を参考にして、時計の製造が始められました。林市兵衛は時盛舎を設立し、明治24(1891)年に林時計製造所と改称し、翌年名古屋市松山町に工場を新設し、本格的に量産を開始します。その後名古屋には多くの時計の製造会社が誕生し、国内において時計産業の中心に成長しました。当時の西洋文明のハイカラな掛時計の音が名古屋に鳴り響いていたのでしょうね。

今回の調査で使った資料

pdfダウンロード

get adobe reader
PDF形式のファイルを閲覧するにはAdobe Reader(無料)が必要です。
※AcrobatReader5.0以上を推奨しています。

▲ページトップへ