展示期間:2023年1月15日(日曜日)から2月1日(水曜日)
楠図書館では、犬をテーマに本の展示・貸出をしています。
人とともに長く歩みを重ねて来た犬には、人との交流の歴史が詰まっています。
今回は、2022年10月に刊行された『図書館司書32人が選んだ犬の本棚』(郵研社)で取り上げられた本を中心に、犬の本を展示します。
展示にあたり、本書の編著者である高野一枝さん・笹川美季さんからメッセージをいただいています。
「犬に関心のあるみなさんへ、多様な角度から犬の本を楽しんでいただきたいと、図書館司書が犬の本を出版しました。「犬の本を作らない?」と声をかけられた時、私は愛犬を亡くしたばかりでした。心の穴を埋めるように二つ返事で引き受けて、出会いから別れまで、愛犬との暮らしを思い浮かべながら本の構成を考えました」(笹川さん)
「表紙も中のイラストも帯も全て司書の作です。犬の名前や犬種、「盲導犬」などの役割から探せる索引も用意しました。みんなの思いの詰まったこの本の中に、皆さんの思いに添う本がありますように」(高野さん)
展示コーナーでは、先着で犬のイラスト入りの栞をプレゼントしています。
図鑑、絵本、小説、歴史など幅広い犬の本をお楽しみください!
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 分類 | コメント |
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1 | 犬たちの江戸時代 | 仁科邦男/著 | 草思社 | 2019 | 6456 | 屋号の伊勢屋、稲荷社とともに江戸の名物とされた「犬のフン」。本当に江戸の町には犬が多かったのか、誰がこんなことを言い出したのか、歴史の謎にせまります。 |
2 | イヌは愛である | クライブ・ウィン/著,梅田智世/訳 | 早川書房 | 2021 | 6456 | 犬が持つ素晴らしい能力は他者を愛すること。人も幸せに、犬も幸せになれるよう、改めて考えてみたくなります。 |
3 | アンジュール | ガブリエル・バンサン/作 | BL出版 | 1986 | エ | 文字のない絵本ですが、鉛筆で描かれた犬の表情は、見る人の心を離しません。最後にほっとするひと時が訪れます。 |
4 | 犬のための家づくり | エクスナレッジ | 2019 | 527 | 犬と一緒に安心して暮らすための家づくりのヒントがいっぱいです。 | |
5 | 名犬ラッド | アルバート・ペイソン・ターヒューン/著,岩田欣三/訳 | 岩波書店 | 1970 | 933 | 100年以上前のアメリカの物語です。コリー犬「ラッド」の目で家族の生活をあたたかく描いています。 |