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お知らせ

本の展示

天白図書館 「〈多様性〉のいろいろ」≪展示期間:8月20日(土)から9月15日(木)≫

2022年8月23日

展示期間:2022年8月20日(土曜日)から9月15日(木曜日)

天白図書館 「〈多様性〉のいろいろ」資料展示の写真展示の様子

近年よく耳にするようになった「多様性」。昨年の東京オリンピックの基本コンセプトの一つでしたし、何かと話題のSDGs(エスディージーズ)の考え方にも「多様性」重視の姿勢がみてとれます。いまや時代を読み解くキーワードの一つといえましょう。
ですが、ただ漫然とそのコンセプトを提唱しているだけでは、せっかくの「多様性」も机上の空論と化しかねません。実際にいろいろなケースに触れてみる・体験してみること。それを通してこそ、「多様性」の持つ意義や大切さが理解されるのではないでしょうか。
そのような訳で、今回「多様性」のいろいろに触れていただける本を集めてみました。ご覧いただきますと、「多様性」自体がじつに多様であることにあらためて驚かされることでしょう。みんなの「本当の幸い」が実現されるような共生・共存...その実現を願って、まずは世界の「多様なありかた」に触れてみることにしましょう。

■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 もうすぐいなくなります 池田清彦/著 新潮社 2019 4675 何とも哀切感を誘うこのタイトル。これまで地球上に出現した生物種の99%はすでに絶滅している、というショッキングな前書き。ヒトもやがては...、と醒めた眼の生物学者が語りかけます。新たな問題提起の書。
2 多様性を楽しむ生き方 ヤマザキマリ/著 小学館 2020 726101 自身の幼少期の「昭和」を「多様性」の観点から振り返る著者。「昭和」を少々美化しすぎている感なきにしもあらずですが、ともすれば閉塞感が感じられる「令和」の時代にはカンフル剤となる1冊かも。その喋り同様歯切れのよい著者の文章が楽しめます。
3 ニーチェかく語りき 三島憲一/著 岩波書店 2016 13494 19世紀末、狂気の淵に沈んだニーチェ。だが、彼の思想は20世紀の思想・芸術界にはかりしれない影響を与え、今もなお問題であり続ける。謎めいた彼のテクストに独自の視点から肉薄する、錚々たる思想家・芸術家たちの苦闘。ニーチェの思想の魔的な多様性を見せてくれる「濃い」1冊。

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