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お知らせ

本の展示

天白図書館 「食の恩」≪展示期間:7月21日(火)~8月16日(日)≫

2020年7月23日

展示期間:2020年7月21日(火曜日)~8月16日(日曜日)

展示の様子
 

最近よく耳にする言葉の一つに「食育」があります。その背景には、食品流通の豊かさのあまり、「食」の大切さが忘れられつつあるのではないか、という漠然とした社会的危機感があるのかもしれません。「食育」が、ともすればジャンクフードやファストフード批判という観点から語られることが多いのもそのためではないでしょうか。食の大切さが軽んじられやすいのは何も今に始まったことではないようでして、たとえば江戸時代にも、本居宣長がその著書の中で、「誰もみなよく知れることながら、ただなほざりに知れるのみ」、「食の恩」を忘れてはいけない、と戒めています。あまり堅苦しく考える必要はないでしょうが、忘れがちな食の大切さ、ありがたさに対して、時には深く思いをいたしてみるのも大事なことではないでしょうか。
今回、「生きる」ことの基本である「食」をテーマにレシピ本から蘊蓄本まで、いろいろ集めてみました。「食」にまつわるエピソードの楽しさ・面白さを通して、「食べ物」のありがたさを再発見していただけましたら幸いです。

■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 忘れない味 「食べる」をめぐる27篇 平松洋子/編著 講談社 2019 59604 暮らしと食文化に関する味わい深いエッセイで大活躍の平松洋子さん。そんな彼女の心の琴線に触れた「食べる」をめぐる読み物の数々。随筆からコミックまで、各作品がそれぞれ美味な「ごちそう」のよう。食して下さい。
2 あんた、ご飯食うたん? 子どもの心を開く大人の向き合い方 中本忠子/著 カンゼン 2017 3278 食を通じて、過酷な境遇に置かれた子供たちと接し続ける「広島のマザーテレサ」中本忠子さん。「あんた、ご飯食うたん?」この彼女の呼びかけがなぜに子供たちの心に響くのか。一読後、思わず目頭が熱くなる本。
3 あいちの郷土料理 レシピ50選 高峰秀子/著 新潮社 2017 A59 「残しておかなければならない」という思いで選定されたレシピ50選がコンパクトにまとめられた1冊。「たこ飯」から「おこしもん」まで。あなたの「ソウルフード」がここにある!?

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