本の展示
熱田図書館 名古屋市博物館応援企画「名古屋のだるま先生 北斎」≪展示期間:11月15日(水)~12月17日(日)≫
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2017年11月19日
展示期間:2017年11月15日(水曜日)~12月17日(日曜日)
熱田図書館閲覧室いちばん奥の新聞コーナーの一角に、新しい展示コーナーをつくりました。ここでの最初の展示は、名古屋市博物館で平成29年11月18日(土曜日)から12月17日(日曜日)まで開催される特別展「北斎だるせん!」―名古屋市博物館ホームページ(外部リンク)の応援企画です。
「富嶽三十六景」などで知られる江戸時代の浮世絵師 葛飾北斎(1760~1849年)。その北斎が、文化14(1817)年10月5日(新暦11月13日)、名古屋西掛所(西別院)で、巨大な藁筆で18mの達磨半身像を描くイベントを行いました。そのため、名古屋で北斎は「だるま先生」と呼ばれるようになります。2度目の名古屋滞在の時です。北斎は生涯に2度、名古屋鍛冶屋町(現久屋大通西筋)の門人、牧墨僊(1775~1824年)宅に長期滞在し、5年前の文化9(1812)年頃の滞在時には、文化11(1814)年出版の「北斎漫画」版下絵を描きました。
そんな、名古屋とかかわりの深い北斎の本を集めました。
名古屋市博物館の「北斎だるせん!」割引券付きしおりもプレゼント(なくなり次第終了)。
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 分類 | コメント |
1 | 葛飾北斎伝 | 飯島虚心/著,鈴木重三/校注 | 岩波書店 | 1999 | 7218 | 明治26年刊行の北斎の伝記を活字化し、鈴木重三が校注をつけたもの。ダルマ絵のくだりも、絵入りで詳しく書かれている。 |
2 | 北斎大画即書細図・女謡曲採要集 猿猴庵の本 | [高力猿猴庵/著],名古屋市博物館/編集 | 名古屋市博物館 | 2004 | 7218 | 北斎の西別院でのダルマ絵パフォーマンス当時の詳細なレポートをカラー写真再現版で所収。冒頭には、名古屋市博物館所蔵の当時の引札(木版ポスター 47.2×35.3cm)の写真。巻末に活字の読み下し分と解説がつく。 |
3 | 北斎の富岳三十六景 千変万化に描く | 大久保純一/著 | 小学館 | 2005 | 7218 | 富嶽三十六景をカラーで紹介し、解説する本。人間関係や、画題対象物の掘り下げが深い。末尾の北斎の生涯解説の名古屋篇も秀逸。 |