本の展示
中川図書館 ミニ展示「樋口一葉 没後120年 ~11月23日『一葉忌』~」≪展示期間:9月23日(金)~11月30日(木)≫
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2016年9月27日
展示期間:2016年9月23日(金曜日)~11月30日(木曜日)
5000円札の顔で知られる樋口一葉(1872生~1896没)。死の直前、奇跡の14ヶ月間に、『にごりえ』、『たけくらべ』など幾多の小説を世に出しました。この明治の天才女流作家が、24歳で夭折して今年で120年。命日の11月23日の「一葉忌」には、東京都台東区の一葉記念館や、東京都文京区東大赤門前の法真寺界隈で、毎年行事が行われます。中川図書館でも、樋口一葉を偲び「一葉忌」にちなんだ関連本を展示します。
(写真:樋口一葉 23歳(1895年)『現代日本文學全集第9編』1927年より 鶴舞中央図書館所蔵)
☆ 参考として、東京都台東区立一葉記念館のホームページ
および 東京都文京区ホームページ 樋口一葉のページ もご覧ください。
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 分類 | コメント |
1 | 日本文学全集13 樋口一葉 夏目漱石 森鴎外 | 池澤夏樹/個人編集 | 河出書房新社 | 2015 | 918 | 川上未映子による『たけくらべ』現代語訳を収録。現代用語を駆使し、明治にタイムスリップした現代人が語るような斬新な訳は、数ある現代語訳の中でもひときわオシャレ。 |
2 | わたしの樋口一葉 | 瀬戸内寂聴/著 | 小学館 | 1996 | 910268 | 一葉研究の第一人者による伝記。「炎凍る」を所収。渋谷三郎、半井桃水を軸に、作中の恋にも触れながら、したたかに生きた晩年までを追う。未完の絶筆『薄紫』の寂聴補筆完成版付き。 |
3 | 樋口一葉に聞く | 井上ひさし/編著 | 文芸春秋 | 2003 | 910268 | こまつ座旗揚げ公演に一葉の戯曲を書いた作者による、一葉の多角的分析。薄田泣菫、前田愛などの評論も収録。末尾に「頭痛肩こり樋口一葉」公演録がつく。 |
4 | なつ 樋口一葉奇跡の日々 | 領家高子/著 | 平凡社 | 2013 | 9136 | 一葉の死の直前、奇跡の14ヶ月にスポットを当てた伝記小説。「なつ」は一葉の本名で、奈津。24年8ヶ月という短い生涯の内、華々しい開花期を詳細なデータで掘り下げる。 |
5 | 「たけくらべ」アルバム 樋口一葉 | 芳賀書店 | 1995 | 910268 | 『たけくらべ』を楽しむための本。木村荘八『たけくらべ絵巻』の絵入り『たけくらべ』を読んで分析。次に豊富な図や写真を駆使して、一葉の足跡を紹介する二部構成。 |