本の展示
没後100年 ミニ展示「夏目漱石と妻」 ―中川図書館― ≪展示期間:6月4日(土)~7月29日(金)≫
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2016年6月10日
展示期間:2016年6月4日(土曜日)~7月29日(金曜日)
明治の文豪、夏目漱石(慶応3(1867)年~大正5(1916)年)が世を去って今年で100年。NHKでもこの秋に、尾野真千子さん主演の記念ドラマ「夏目漱石の妻」を放送する予定で、漱石ブームの到来が予感されます。名古屋で漱石といえば、『三四郎』の冒頭シーンが思い浮かびますが、猫ブームの今年は、『吾輩は猫である』にも注目? ということで、中川図書館では今話題の漱石の本を展示中です。TV番組に関連して、漱石夫妻がモデルの著作、評論、回想本など、人間漱石が身近に感じられる本を集めました。
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 分類 | コメント |
1 | 漱石の思ひ出 | 夏目鏡子/述,松岡譲/筆録 | 岩波書店 | 2003 | 910268 | 漱石夫人による漱石回想本。結婚前や、死後のことも多く書かれている。詳細な解剖所見まで載っている。 |
2 | 夏目漱石『三四郎』をどう読むか | 石原千秋/責任編集 | 河出書房新社 | 2014 | 9136 | 三四郎の読み方。名古屋のくだりだけでなく、それ以後の生活、登場人物や背景なども分析され、新しい発見がある。 |
3 | 漱石と十弟子 | 津田青楓/著 | 芸艸堂 | 2015 | 910268 | 文人画家が多士済々の面々を描き、語った絵入り随筆集。本のタイトルになった漱石と十弟子は、収録項目のひとつ。図版も豊富。 |