
名東図書館では、2025年8月16日(土曜日)に名古屋大学大学院人文学研究科博士研究員 森翔大先生をお招きし、教養講座「江戸怪談の世界 蛇と女性」として 昨年に引き続き、お盆に森先生の怪談講座を開催しました。
今回は「蛇と女性」のイメージと関わり、執念や嫉妬について江戸時代の書物を
紹介していただきました。
「因果物語」「女人愛執恠異録」「百鬼拾遺」「絵本百物語」「霜夜星」からの解説、
そしてテキスト資料を配布して、くずし字音読もしていただきました。
説話や伝承にみられる龍神や蛇神伝説、仏教における蛇への認識、
近世における女性に対する道徳観と江戸の出版文化を説明していただきました。
会場には江戸怪談の本を展示しました。
猛暑の中、25名もの聴講者がおり、とても盛況でした。