熱田図書館では、2025年5月17日（土曜日）に熱田の文化を支えて「書店と図書館にできること」
～地域を耕し読者を育てる～（土曜の朝学～あつたを知るミニ講座～書店編）を開催しました。

熱田区の書店「泰文堂」の会長である三輪金久さんを講師としてお迎えしました。
お話は、先代社長が昭和14年に、熱田区日比野に書店を創業したいきさつからはじまりました。
本や書店、図書館のことだけでなく、わが国の平和を願い、将来を憂う会長の熱い思いが伝わる講座となりました。

法務省保護司と人権擁護委員としてのエピソードもたくさんご披露いただき、その中で、幼少期からの本の読み聞かせの大切さとともに、
書店や図書館をなくしてはいけないと繰り返しお話しくださいました。

32名の参加者からは、「『待ち合わせは書店で』と気軽に立ち寄ってほしいとおっしゃっていたのが
印象的でした」との感想を多くいただきました。
会場では、泰文堂発行の出版物である『史跡あつた』や『熱田裁断橋物語』などを展示し、参加者に手にとっていただきました。