熱田図書館では、2021年12月11日(土曜日)に「プラスチックの循環について考えよう」を行いました。
講師に、廃プラスチック油化プロジェクトに取り組んでいる、CHO(チョー)タンサンスイの竹口達也さんと中根智幸さんをお迎えし、プラスチックのリサイクルについてのお話をきいたあと、廃プラスチックからコマを作りました。
石油からできているプラスチックの中でも、油に戻すことができるのは、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)の3種類。参加者のみなさんには、家庭から持ってきてもらったプラスチックリサイクルマーク入りのごみを、資源にできるものとできないものに分別してもらいました。リサイクルマークの横に小さく表示されている場合もあるので、よく見て仕分けます。
次に、廃プラスチックから作った油で発電した電気をバッテリーに充電し、その電気で射出成型機を動かしてコマを作りました。材料のペットボトルのキャップの色によって、さまざまな模様のコマができました。
近年プラスチックが環境に与える影響が問題となっていますが、プラスチックの特性を知って分別することで、新たな資源(燃料や材料)になるという体験ができ、SDGsについて考えるきっかけとなる講座になりました。