熱田図書館では、2021年10月30日(土曜日)に「土曜の朝学~あつたを知るミニ講座」・第5回【歴史編】「古墳から何がみつかるの?~発掘調査で分かる断夫山古墳」を行いました。
熱田区にある断夫山古墳は、愛知県で一番大きな全長151mの前方後円墳です。令和元年度から本格的な発掘調査がはじまり、調査に携わった名古屋市教育委員会文化財保護室の学芸員・深谷主査に、古墳の種類や出土品、断夫山古墳の歴史、発掘調査の様子などをお話しいただきました。
断夫山古墳は6世紀前半に、今よりも内陸に入り込んでいた海に面して築かれ、海からのながめを意識していたのではないかと推測できるそうです。また、古い地籍図から古墳の周りの濠や堤の形を推測し、発掘調査や地中レーダー探査を行ったということもくわしく解説していただきました。
現在、体感!しだみ古墳群ミュージアム(SHIDAMU)にて、秋の企画展示として「愛知県最大の古墳を発掘!断夫山古墳」が2021年12月12日(日曜日)まで開催されています。 高さ1mを超えると推定される円筒埴輪を始め、断夫山古墳の出土品が展示されています。 ぜひ実物を見て、古墳時代を感じてみてください。
☆ SHIDAMU秋の企画展示「愛知県最大の古墳を発掘!断夫山古墳」のチラシはこちら<PDF形式 2,143KB>
「土曜の朝学~あつたを知るミニ講座」とは、熱田の歴史や地域にまつわる様々なテーマを取り上げる講座です。月に1回程度開講の予定です。お楽しみに。
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