行事報告
熱田図書館 「土曜の朝学~あつたを知るミニ講座」・第2回【たべもの編】「朱い名古屋かまぼこのルーツ」を実施しました!
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2021年7月16日
熱田図書館では、2021年6月26日(土曜日)に「土曜の朝学~あつたを知るミニ講座」・第2回【たべもの編】「朱い名古屋かまぼこのルーツ」を実施しました。
あつた宮宿会の大矢晃敬さんに、熱田の歴史や、東海三県にしかない「朱いかまぼこ」のルーツについてお話いただきました。
11月15日が「かまぼこの日」になったのは、『類聚雑要抄』に1115年に開かれた平安貴族の祝宴の料理の絵があり、その中にかまぼこが描かれていたことに由来するそうですが、大矢さんはそれよりも前に、神功皇后が蒲の穂先に魚のすり身を塗り付けて焼いて食べたのが始まりだという言い伝えがあることも紹介してくださいました。
また、朱色のかまぼこのルーツについては諸説ある中で、熱田神宮の社殿が昔は朱色であったこと、織田信長が好んだ色であることから、朱色のかまぼこが信長に献上され、その色が現代にも伝わったのではないかと、熱田の歴史にちなんだ説を熱心にお話しいただきました。
講演会終了後も参加者からの質問が続き、あっという間の1時間でした。
「土曜の朝学~あつたを知るミニ講座」とは、熱田の歴史や地域にまつわる様々なテーマを取り上げる講座です。月に1回程度開講の予定です。お楽しみに。