南図書館では2021年3月7日（日曜日）に、昨年度、開催直前に中止となった講座「鉄トリップ×架空鉄道in名南」を、１年越しで開催することができました。
前半では、講師の武田幸司さん（旅鉄プランナー）が、撮りたての現地写真も撮り交ぜて、名古屋南部の鉄道の歴史を解説。続いてサポーターの青木和人さん（立命館大学）からは、GIS（地理情報システム）を利用して名鉄東部線の変遷を図にする試みのご紹介。休憩をはさんで、参加者による「架空鉄道」のワークショップ。地元鉄道に詳しい参加者2人の助言を得つつ、それぞれが自分の「こんな路線あったらいいな」を地図上に描きました。インターバルには、Miya　Masaさん（ウィキペディアン）の「鉄道ミニ話～名古屋駅を通る列車～」を楽しみました。
最後は武田さんが投影してくれるプランを見ながら、各自が解説。南区の身近な線から、愛知県ぐるっと線、県さえも飛び出して東海北陸を巡る線...中学生から80代まで、幅広い参加者の熱のこもった多彩なプランに盛り上がりました。
なお、新型コロナウィルス感染防止のため会場の定員が制限されていることから、当初の参加予定者のうち、中止時に電話連絡がつき、かつ、延期時の参加を希望されていた方のみに出席を限らせていただき、新規の募集はしませんでした。ご了承ください。会場はソーシャルディスタンスを保ちましたが、内容も熱意も大変密な講座でした。「とてもよかった」「次回を希望」「講師の話ももっと聞きたい」「子ども向けも」など、いろいろな感想をいただけました。参加の皆様、講師とサポーターの方々、本当にありがとうございました。
当日の模様やスライドは、参加者の了承を得て講師のホームページ「旅鉄Gate」に紹介されています。興味のある方、ぜひご覧ください。