昭和34(1959)年9月26日、襲来した伊勢湾台風では、多くの尊い命が失われ、町が破壊されました。
道路、線路、港など、交通インフラも甚大な被害を受け、水没したところも多く、バス、市電、国鉄、名鉄、近鉄...ほとんどの交通手段が断たれた地域もありました。
一方で、浸水した被災地の交通手段として活躍したのは舟でした。農作業用の平船、ボート、手作り筏、鉄船...多くの人のよりどころとなった様子が、写真に残っています。水の引いた場所から引かない場所へ、トラックから舟に乗り換えて進む光景も見られます。1階ロビーの展示ケースでは、そのような「交通」にまつわる写真の数々と、昨年度から募集を開始した「あなたの記憶を教えてください」の中から、交通にまつわる体験談を、合わせて紹介しています。
また、2階伊勢湾台風資料室前展示ケースでは、トラック、ヘリコプター、給水車など、救援や復興に活躍した多くの「のりもの」の写真と、被災を機に一気に進んだ「近鉄の広軌化」工事写真を紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
- 展示期間: 2020年9月19日(土曜日)~10月15日(木曜日)
- 展示場所: 南図書館1階ロビー展示ケースと2階伊勢湾台風資料室前展示ケース
- お問合せ: 名古屋市南図書館 TEL:052-821-1732 FAX:052-821-3364
1階ロビー展示ケース
2階展示ケース