熱田図書館では、平成30年2月22日（木曜日）に、熱田図書館初の一般向け音読教室「あったか音読の杜」を開催し、19名の皆さんに参加いただきました。
まず、名古屋市図書館の音読用絵本として新たに加わった『知らざあ言ってきかせやしょう』の絵本を読み、開館迫る御園座に思いを馳せて、CDで6代目尾上菊五郎の名録音を聴いていただきました。また、「切られ与三郎」の名ゼリフを読んで、それを題材にした春日八郎さんの「お富さん」を一緒に歌っていただきました。また、将棋の藤井六段にちなんだ王将阪田三吉や、柳原白蓮、地元熱田ゆかりの織田信長や熱田に残る楊貴妃伝説などのお話を一緒に読みました。
今回、インターンシップの名古屋学院大学の中国人留学生3名にもお手伝いいただき、杜甫の「春望」を中国語で披露していただくサプライズも用意しました。
回想法を採り入れ、熱田区民の関心の高い地域の歴史に触れる音読講座を、皆さん楽しんで帰られました。また、地元大学との良い連携もできました。