行事報告
鶴舞中央図書館 点字文庫「親子体験教室(点字・音訳図書製作)」を行いました
鶴舞中央図書館にある点字文庫をご存知ですか。点字文庫は、視覚や身体に障がいのある方、寝たきりなどで通常の活字図書を読むことが困難な方のために、さまざまなサービスと資料をご用意しています。資料は点字図書だけでなく、カセットやデイジーと呼ばれる録音図書もあり、それぞれ約1万タイトル揃っています。今回、夏の行事として、親子いっしょに点字を打ってもらったり、CD版の音訳図書製作を体験してもらいました。
平成28年8月19日(金曜日)に、「親子点字体験教室」を行いました。
点字は、私たちの回りや街中でもよく見られます。道路や駅のホームには、点字ブロックが埋め込まれていますし、駅の券売機や公共の施設(エレベーターなど)にも点字がついていることもあります。まず、点字を使っている人たちや、点字による読書について学び、点字の仕組みを理解しました。そして、専用の器械を使って、実際に自分で点字を打ってみました。最初に、自分の名前を打ち、それから文章を打つことにも挑戦しました。
また、平成28年8月23日(火曜日)と8月25日(木曜日)には、「親子音訳図書(CD版)製作体験教室」を行いました。
音訳図書って、どんなものか知っていますか?私たちが活字の本を読むように、目の不自由な方は耳で読書を楽しみますが、そのための図書が音訳図書です。今回はデジタル録音機で録音して、CD版の音訳図書を製作する体験をしました。自分で読む本を決めて、録音室でマイクに向かって読んでいきます。参加したお子さんからは、「きんちょうしたけど、楽しかった」という声が多く寄せられました。
★ 参 考 ★
椙山女学園大学文化情報学部メディア情報学科の学生のみなさんが、点字文庫の活動を取材し、まとめた映像作品「視覚障害者と本をつなぐ~図書館サービス最前線(9分45秒|約48MB)」もご覧ください。