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調べ物案内

調査団報告書No.95

調査内容

東山動物園のアフリカゾウのケニーはどこからきたの?

調査手順

ケニーは2020年8月10日に永眠しました。推定年齢47歳、原因は腹膜炎だったのではということです。東山動物園ではたった1頭のアフリカゾウでした。動物園では8月末まで献花台をもうけ、別れを惜しみました。
ケニーはいつ、どこから東山にやってきたのか、当時の新聞記事などでふりかえりました。

調査結果

解決スタンプ

ケニーが東山動物園に来たのは、1975年(昭和50年)11月10日。その前月21日にケニアのモンパサ港から名古屋港に入港しました。推定年齢は2歳半。当時の写真を見ると、飼育員さんよりも背が低くて、かわいらしい子ゾウです。来園当時は体高約1.4メートル、体重約500キロ(400キロとも)。アフリカゾウ舎に迎え入れられ、前からいたアフリカゾウ夫婦の家族となりました。名前を公募したところ3458件の応募があり、その中から"ケニー"と名付けられました。東山動物園では、11月10日をケニーの来園記念日としてお祝いし、その様子はブログでも見ることができます。晩年は体長約4.6メートル、体重推定4トンありました。
東山動物園では、ゾウが退屈しないよう、ごはんをあげるとき、袋に入れたり、木をくりぬいて中に入れたりして、探す楽しみを色々考えました。エンリッチメントといって、動物を退屈させない工夫のことだそうです。この取り組みで、東山動物園は2008年にエンリッチメント大賞を受賞しています。
優しい性格で、動物園の人気者だったケニー。8月に放送されたNHKラジオ第一の「子ども科学電話相談」では、動物担当の先生がケニーのことについて(動物園の象の関係者には、日本中の象の情報がすぐ伝わるそう)、心温まる回答をしてくれました。そのやりとりをホームページで見ることができます。

今回の調査で使った資料

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