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調べ物案内

調査団報告書No.83

調査内容

ラグビーワールドカップを見て、ラグビーが好きになりました。名古屋でのラグビーの始まりについて、知りたいです。

調査手順

まずは英国生まれのラグビーが、日本にいつ入ってきたのか調べてみよう。日本ラグビーフットボール協会発行の『協会50年史』(1977年)によると、日本におけるラグビーは明治32(1899)年、慶応義塾大学で始められたとある。明治期に活動していた他のラグビーチームは関東や関西を拠点とする団体ばかりで、残念ながら名古屋に関する記録は確認できない。
名古屋での始まりについては、郷土資料コーナーのスポーツの棚にある『財団法人愛知県体育協会60年史』『愛知・ラグビーのあゆみ』『キタンラグビー部史 名古屋高等商業学校』が参考になる。これらの資料によると、大正13(1924)年9月21日、明倫中学校庭(現在の明和高校)を会場に慶応義塾大学と関西ラグビー倶楽部で行われた試合が、名古屋だけでなく、愛知県においても初めてであった。翌22日には、大阪朝日新聞が試合結果を大きく報じている。同紙は9月17~21日にも、試合の宣伝やルールなどの解説記事を掲載していて、ラグビーという未知のスポーツをなんとか名古屋の人たちに紹介しようとする意気込みが感じられる。

調査結果

解決スタンプ

名古屋で初めてのラグビーの試合は、大正13(1924)年9月21日、明倫中学校庭(現・明和高校)にて、慶応義塾大学と関西ラグビー倶楽部で行われました。
その後、大正14(1925)年に名古屋初のラグビーチーム「名古屋倶楽部」が、大正15(1926)年に名古屋高等商業学校(現・名古屋大学経済学部)に同好会が結成されました。地元名古屋のチーム同士の試合としては、大正15年10月14日、この2チームによって愛知商業学校グラウンド(現在は瑞陵高校の校地)で行われたのが最初です。

今回の調査で使った資料

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