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調査内容
小倉トーストっていつからあるの?
調査手順
名古屋の喫茶店メニューとしてはすっかりおなじみの小倉トースト。トーストにあんこをはさんだ(店によってはトーストの上にあんこがのっている)ものだが、いつからあるのか?
喫茶店メニューなので『名古屋の喫茶店』という本を見てみると、小倉トーストについての記述があった。それによると、発祥はかつて若宮神社あたりにあった喫茶「満つ葉」。学生がぜんざいにパンをつけて食べていたのにヒントを得て考案したとか。「満つ葉」は大正5年(1916年)に甘味屋として創業しているらしい。とすると、小倉トーストは大正時代からあったのか?
『名古屋の喫茶店』の著者は中日新聞に記事を書いているようなので、中日新聞も検索してみた。すると、平成20年(2008年)9月15日「なごや特走隊」という記事の中に小倉トーストが登場。大正10年(1921年)ごろ考案したらしいことがわかった。
名古屋はあんこが好きなお土地柄のようで、コーヒーぜんざいやクリームぜんざいなんていうメニューもある。他地域から見るとちょっと不思議な組み合わせだが、いまや名古屋メシとしてすっかり知名度もあがったようだ。
調査結果
大正10年頃(1921年頃)からあったようだ。
今回の調査で使った資料
- 『名古屋の喫茶店』大竹敏之/著 リベラル社 2010
- 『名古屋の喫茶店 続』大竹敏之/著 リベラル社 2014
- 『原寸大なごやめし図鑑100』ぴあ株式会社中部支局 2016
- 『中日新聞』平成20年9月15日朝刊
- 『中日新聞』平成14年10月13日朝刊
- 『尾張名古屋大百科』荒俣宏/監修 名古屋開府400年記念事業実行委員会 2010
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- 調査団報告書No.59 「小倉トーストっていつからあるの?」 <PDF形式,155KB>(2017年10月作成)
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