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調査内容
名古屋顔ってどんな顔?
調査手順
名古屋めしは聞いたことがあるけれど、名古屋顔ってどんな顔のことなのかな?
国語辞典には載ってないし...。
情報によると、俳句に使われているのを見た人がいるみたい。
そこで、『新俳句大観』という本で調べることにした。この本は第一句から第三句までに使われている言葉を索引から調べることができるんだ。だから、句の最初に出てこなくても見つけられるはず。
...そして、とうとう第二句の索引から句を発見!!
殿(との)原(ばら)の名古屋(なごや)兒(かほ)なる鵜(う)川(かわ)哉(かな) 与謝蕪村
『蕪村全集』で確認してみると、説明があった。
▼長良川の鵜飼いを御覧のお歴々は、いかにも御三家筆頭尾張の藩士らしく、品よく和やかなお顔つきである。(尾張名古屋の藩士らしい顔「なごやかな顔」と掛ける)
そうか!!名古屋顔とは、なごやかな顔のことなんだ!藩士も長良川の鵜飼いなんて風流だね。
作家の司馬遼太郎も、著作でなごや顔のことを少し書いているよ。
「名古屋の人はみんな なごやかな顔だね。」って言ってもらえるといいな。
調査結果
尾張名古屋の藩士らしい顔のこと。「なごやかな顔」。
※なごや顔の表記は、「名古屋」「名護屋」「貌」「顔」など資料によって異なっています。
今回の調査で使った資料
- 『新俳句大観』明治書院 2006年
- 『蕪村全集 第1巻』講談社 1992年
- 『司馬遼太郎からの手紙 下』朝日新聞社 2004年
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- 調査団報告書No.22 「名古屋顔ってどんな顔?」 <PDF形式,141KB>(2014年9月作成)
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