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調べ物案内

調査団報告書No.123

調査内容

堀川に架かる五条橋の擬宝珠(ぎぼし)は名古屋城に保管されていて、今ついているものはレプリカだとききました。貴重なものなのでしょうか?

調査手順

五条橋擬宝珠の写真 五条橋擬宝珠

『名古屋市史』によると、この橋は、もともとは清須の五条川に架かっていた橋で、1610年(慶長15年)から始まる、名古屋城の築城に伴い清須城下をまるごと名古屋へ移すいわゆる「清須越し」によって現在の場所に移されました。
『尾張名所図会』には清州にあったときの話が書かれており、『尾張名陽図会』には清州越し後の姿が描かれています。擬宝珠には「五条橋 慶長七年壬寅六月吉日」と銘があり、清須越し以前に造られたことがわかります。
『西区100年のあゆみ』などによると、1938年の改築の際に取り外され、現在は名古屋城に保管されています。
1986年の新聞記事を見てみると、歴史ある橋を昔の姿に戻そうという地元の人たちの運動が実り、青銅製の擬宝珠が復元され記念式典が行われたと書かれています。すぐそばの円頓寺商店街では記念セールも開催されたそうですよ。

調査結果

解決スタンプ

400年以上昔、徳川家康が行った清須越しを物語る歴史的な史料でした。

今回の調査で使った資料

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