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調べ物案内

調査団報告書No.120

調査内容

昭和区の東部に巨大な鉄塔があります。何に使われているの?

調査手順

天白区や千種区などからも見える赤と白の巨大な鉄塔、足元まで行ってみると入口には「中京テレビ」と表記があります。
中京テレビの社史を読むと「東山タワー」という名前の電波塔だと判明し、建設の経緯が紹介されていました。

調査結果

解決スタンプ

鉄塔の正体は名古屋にあったもう一つの電波塔「東山タワー」でした。
高さは162mあり、高台の標高65mも合わせると海抜227mに達します。
中京テレビが使用していたUHFという電波はビルに遮られやすく、名古屋テレビ塔が使用できませんでした。このため高台にあった昭和区高峯町の山林を切り開いて建設された新たな電波塔が「東山タワー」です。1年後に迫っていた放送開始に間に合わせるため、工場で製造した部材を現場で組み立てる「鋼管構造」という日本では初めてとなる工法で建設されました。
着工から8か月後の昭和44(1969)年2月に完成し、翌月から中京テレビの放送を届け始めています。またタワーを会場にした撮影会や夏祭りなども行われ、中京テレビの知名度向上にも貢献していました。
平成23(2011)年7月のアナログ放送終了に伴い、テレビ用の電波塔としての役目を瀬戸デジタルタワーに譲り、現在はFMラジオの電波を発信しています。

今回の調査で使った資料

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