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調査内容
昭和34年(1959年)9月26日の伊勢湾台風から五十年以上たつけれど、この台風のことを詠んだ詩で、名古屋市の港区の地名が入っているものがあったと母が言うのだけど...。そんな詩はある?
調査手順
作者もわからないし、そんな詩あるのかなぁ...。だけど、名古屋市でとても多くの人が亡くなった台風だし、なにか手がかりはあるはず!とりあえず、台風の翌年・昭和35年に名古屋市鶴舞中央図書館がつくった『伊勢湾台風資料目録』の詩の項目を見てみた。...残念ながら、それらしいものはないみたい。次に、名古屋市南図書館の『伊勢湾台風資料室資料目録』の小説・物語の部分も調べたのだけど、詩は見つからない。この台風を題材にした小説や詩ってたくさんあるんだなぁ...。
もしかしたらと思って、図書館の郷土資料の文学の棚を見ていくと『愛知の文学』という本があった。愛知に関わる文学がいろいろ紹介されている本だ!
この本で、丸山薫「名古屋市港区南陽町ー伊勢湾大風直後にー」という詩を発見!!これかな?!
お母様に確認してくださいね。
調査結果
『丸山薫全集2』でも読むことができます。
「名古屋市港區南陽町」 (詩集『蟻のいる顔』より)ただし、初出は『読売新聞』昭和34年10月12日号です。
今回の調査で使った資料
- 『伊勢湾台風資料目録』名古屋市鶴舞図書館/編 1960年
- 『伊勢湾台風資料室資料目録』名古屋市南図書館/編集 1992年
- 『愛知の文学』「愛知の文学」編集委員会/著 1997年 浜島書店
- 『丸山薫全集 2』角川書店 1976年
- 『日本の詩集 第13 丸山薫詩集』角川書店 1972年