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調べ物案内

調査団報告書No.106

調査内容

名古屋の図書館ができたばかりのころに、おはなし会がひらかれていたって聞いたけど、昔はどんな様子だったの?

調査手順

鶴舞中央図書館の前身「名古屋市立図書館」は、1923年(大正12年)10月1日にオープンし、その年の12月16日、来名中の童話作家天野雉彦氏を招いて、第1回お話の会が開かれました。
 この日は、「幸に絶好のお伽日和で、風もなく、日も暖な為めか、午前も午后も満員といふ状況で盛会を極めた」とのこと。午前が尋常4年以下、午後が尋常5年以上に分けられていて、プログラムは、お伽噺、動物の鳴声、修養談、手品や歴史談などでした。(動物の鳴声ってどんなプログラムだったのでしょう。興味をそそります。)
開館1周年の1924年(大正13年)10月1日に行われた記念行事「児童お伽大会」では、口演童話で有名な、児童文学作家の巌谷小波氏が招かれ、大閲覧室に1,500人の子どもが集まりました。演題は「天狗山」で、午後1時~3時の2時間!当時の館報には、巌谷小波氏による桃太郎の俳画揮毫"鬼に打つ礫や桃の大いなる"の写真が残っています。(現物は戦災で失われたと思われます。残念。)

調査結果

解決スタンプ

最初のおはなし会は、開館した年の1923年(大正12年)12月16日。午前午後とも満員の大盛況だった。開館1周年の記念行事では、児童文学作家巌谷小波氏を迎え、1500人の子どもが集まるほど盛大な催しになった。

今回の調査で使った資料

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