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調査内容
もうすぐ100周年を迎える名古屋市図書館。大正12年(1923年)の市立名古屋図書館(現在の鶴舞中央図書館)の開館時の式典は立派だったと思いますが、どんな様子だったのでしょうか。
調査手順
まず、鶴舞中央図書館は周年誌を発行していますので見てみます。40年誌には開館式典の様子が記されています。関東大震災の直後であったため、式典はごく控えめに行われたようですが、それでも市長や日本図書館協会総裁など300名が招かれ、来賓には本居宣長の和歌が記された銀製のしおりが贈呈されたという記載があります。しおりについて、当時の新聞記事、発行された館報など、そのほかの資料を調べましたが、これ以上のことはわかりませんでした。
調査結果
開館式典は300名が招かれ出席者には銀製のしおりが贈呈されたそうです。しおりには本居宣長の「おりおりに あそぶいとまはあるひとの いとまなしとて ふみよまぬかな」という歌が記載されていたようですが、どういった形状のものであったかなど、詳しいことはわかりませんでした。どなたか大切に持っていらっしゃるといいですね。
今回の調査で使った資料
- 『鶴舞図書館四十年史 大正12年〜昭和38年』名古屋市鶴舞中央図書館/編集 名古屋市鶴舞中央図書館 1963
- 『市立名古屋図書館館報 [第1]』市立名古屋図書館/編 市立名古屋図書館 1928
- 名古屋新聞 1923年9月29日朝刊6面
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- 調査団報告書No.100 「もうすぐ100周年を迎える名古屋市図書館。大正12年(1923年)の市立名古屋図書館(現在の鶴舞中央図書館)の開館時の式典は立派だったと思いますが、どんな様子だったのでしょうか。」 <PDF形式,246KB>(2021年3月作成)
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