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調査内容
名古屋城の金鯱に雄と雌はあるの?
調査手順
名古屋城関係の本を探してみると、ぴったりの本が見つかった。その名も『よみがえる金鯱伝説』。名古屋城の金鯱は、北側が雄で、南側が雌だそうだ。初代の金鯱は残念ながら戦災で消失してしまい、現在は昭和34年に再建された二代目。『知れば知るほど好きになる名古屋城』p35と『新世紀名古屋城博報告書』p99を見ると金鯱のデータが載っていて、雄と雌の違いだけでなく、初代と二代目の違いが分かる。雄の方が重さはあるけど、うろこの枚数は雌の方が多いんだって。江戸時代の様子を知ることができるのは、名古屋城について網羅的に記録した『金城温古録』が残っているおかげだ。『名古屋城再建』を読むと、戦後の再建過程が分かっておもしろい。
調査結果
名古屋城の金鯱には雄と雌がある。名古屋城の本を調べていると、金鯱にはいろんなエピソードがあることも分かった。初代の金鯱は、何度もうろこの盗難事件にあったり、ウィーン万博に出品されたり...。二代目の金鯱は、2005年の新世紀名古屋城博で地上に降りた事がある。「尾張名古屋は城でもつ」というけれど、やはり金鯱の存在は大きい。
今回の調査で使った資料
- 『よみがえる金鯱伝説』新世紀・名古屋城博開催委員会 2005年
- 『知れば知るほど好きになる名古屋城』名古屋城検定実行委員会/企画・編集 名古屋城振興協会2009年
- 『新世紀・名古屋城博報告書』新世紀・名古屋城博開催委員会 2005年
- 『名古屋城を記録せよ!』名古屋市博物館/編集 名古屋市博物館 2008年
- 『名古屋城再建』名古屋タイムズ・アーカイブス委員会/編 樹林舎2010年
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- 調査団報告書No.06 「名古屋城の金鯱に雄と雌はあるの?」 <PDF形式,158KB>(2013年4月作成)
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