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調査内容
ロシアに隕石が落下し、大きな被害を及ぼしましたが、名古屋にも隕石が落ちたことがあるのでしょうか?
調査結果
名古屋にも隕石が落下したことがありました。
落下した隕石を囲む人々の様子が尾張名所図会の付録である『小治田之真清水』に描かれています。寛永9(1632)年8月14日に落下した隕石は、「星石」と呼ばれ、文政12(1829)年に南区にある喚続(よびつぎ)神社に寄進されました。昭和51(1976)年8月15日の国立科学博物館の鑑定により、落下年代の明白な隕石としては日本最古となり、「南野隕石」と命名されました。
しかし、わずか3年後には、貞観3(861)年4月7日に福岡県直方市に隕石が落下していたことがわかり...、現在は2番目に古い隕石となっています。
今回の調査で使った資料
- 『小治田之真清水 巻3』岡田啓/編 名古屋温故会 1930年
- 『南区郷土文化写真集』南区郷土文化会/編 南区郷土文化会 1968年 pundefined51
- 『喚続神社とその周辺』荒川泰市/著 荒川泰市 1970年 pundefined6--7、pundefined28
- 『南区の歴史』三渡俊一郎/著 愛知県郷土資料刊行会 1986年 pundefined176--177
- 「本邦最古の隕石を確認」 『天文月報』Volundefined69、№10 pundefined315
- 「南区の喚続神社 社宝はイン石だった」 『中日新聞』1976.09.29朝刊18面
- 『天文年鑑 2013年版』天文年鑑編集委員会/編 誠文堂新光社 2012年 pundefined225
- 『天文年鑑 1981年版』誠文堂新光社天文年鑑編集委員会/編 誠文堂新光社 1980年 pundefined87