展示期間:2025年3月22日(土曜日)から4月17日(木曜日)
推しの本、推しの作家、推しのジャンル...図書館職員おすすめの本を読んで、あなたも推し活、始めてみては?
展示しているのは、愛知県図書館で発行している「ティーンのためのAichi Librarians' Choice A・L・C あるく」第12号(外部リンク)に載っている本です。県内の図書館職員がおすすめの本を紹介しています。
ティーンでない方もぜひお手に取ってみてください!
またミニ展示コーナーでは、3月末まで、中学生の推し本を展示しています。
職場体験に来た生徒さんたちがPOPを作ってくれました。こちらもあわせてご覧ください!
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 分類 | コメント |
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1 | 星が人を愛すことなかれ | 斜線堂有紀/著 | 集英社 | 2024 | 9136 | 【推しの本】 推しといえば、アイドル!煌めくステージに立つアイドルたち。そんな彼女たちを取り巻く鬼気迫るほどの恋愛模様と、地続きにある人生をテーマにした短編集です。お世辞にもきれいとは言えない妬み嫉みを赤裸々に描くさまは、読んでいて苦しいほど。それでも、まさに星のように、ごうごうと命を燃やして光る彼女たちから目が離せません。推し文化が浸透したこの時代だからこそ生まれ、この時代だからこそ読んでほしい恋愛小説です。(刈谷市中央図書館の職員のおすすめ) |
2 | ナナメの夕暮れ | 若林正恭/著 | 文藝春秋 | 2018 | 77914 | 【推しの作家】 私の推しのお笑い芸人、オードリー若林正恭さんのエッセイ本です。彼の幼少期から現在までの悩みや葛藤など、様々なエピソードが短編になって書かれています。タイトル通り、物事を他人とは違う「ナナメ」の視点から見てきた若林さんの独自の世界観にとても引き込まれます。中でも、「2009年とぼくと」というエピソードは、小説のような表現で書かれており、読み終わった後に清々しい気持ちになれるオススメの話です。自分の将来や日々の生活で悩んでいたり、行き詰まっているときに新しい視点を気付かせてくれる、そんな1冊です。(東海市立中央図書館の職員のおすすめ) |
3 | 仏果を得ず | 三浦しをん/著 | 双葉社 | 2007 | 9136 | 【推しのジャンル】 ここ10年程、文楽にはまっています。文楽-人形浄瑠璃を知っていますか?人形を操り、義太夫の語りと三味線で演じられる日本の伝統芸能にして世界遺産。年寄り臭い?それなら、この『仏果を得ず』、読んでみてください。若い太夫と三味線ひきの奮闘が軽快な筆致で描かれています。恋あり、情熱あり、成長あり...まさに「青春」!同じ著者の「あやつられ文楽鑑賞」を合わせて読むと、文楽の世界がぐっと身近になりますよ。(武豊町立図書館の職員のおすすめ) |
4 | 世界は変形菌でいっぱいだ | 増井真那/著 | 朝日出版社 | 2017 | 47337 | 【推しを究める】 変形菌とは、その名の通り、姿を変える生き物のこと。アメーバのように広がったり、つやつやのきれいな玉になったり、胞子になって空中を飛んだり。著者の真那くん(出版当時なんと16歳!)はそんな変形菌を激推し。外で観察するだけでなく、家でもたくさんの変形菌と暮らし、研究を続けています。流行や周りの目が気になるという人はこの本を読んでみて!自分の好きなものにまっすぐ向き合う勇気をもらえます。(名古屋市南図書館の職員のおすすめ) |