ページの先頭です。
本文へジャンプする。
ここから本文です。

お知らせ

本の展示

熱田図書館 「魅惑のミニチュア」≪展示期間:7月20日(土)から9月8日(日)≫

2024年7月22日

展示期間:2024年7月20日(土曜日)から9月8日(日曜日)

熱田図書館 「魅惑のミニチュア」資料展示の写真展示の様子

実物をギュッと縮小・再現して見せるミニチュア。形は同じでもグッと小さくなって目の前に現れると、なぜか私たちの心をわしづかみ、なんてことありませんか? 大正・昭和の素朴なグリコのおまけから、大人も夢中になる今どきの精巧な「食玩」「ガチャポン」まで、昔も今も人はミニチュアの不思議な魅力の虜(とりこ)。そういえば、盆栽や枯山水の庭など日本文化を代表するようなアイテムも、見かたによれば一種のジオラマ。わたしたち日本人には「凝縮された世界」を愛でるDNA が脈々と受け継がれているのかもしれません。 今回そんなミニチュアの愉しさを教えてくれる本を各種集めてみました。古くからある「水石」(山水景石)から情景模型・ジオラマまで。いろいろなミニチュアの見方・つくり方・楽しみ方が満載です。 ミニチュア世界に遊ぶ。慌ただしく余裕のない日常の中で、ゆったりとした時間を取り戻すのには、これぞうってつけ(!)の楽しみ方ではないでしょうか。

■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 水石 NHK「美の壷」制作班/編 日本放送出版協会 2009 793 自然の石を飾り、見立てを楽しむ「水石(すいせき)」。中国が発祥の地、日本では平安時代末期以降愛好されるようになったという古式ゆかしき趣味です。小さな石(ミクロ)の姿の中に自然の景観・風物(マクロ)を見出し愛でる。その深い味わいは、本書収録の見事な写真の数々からも窺い知ることができましょう。「究極の趣味」への招待状ともいうべき1冊。
2 すてきな箱庭のつくり方  hakoniwa world 古橋くみ子/著 実業之日本社 2014 6278 いつか見たあの思い出の風景を小さな器の中に再現したい。そんな思いから箱庭の世界に足を踏み入れた古橋さん。その素敵な作品と「レシピ」を分かりやすく紹介した本。「箱庭療法」という言葉があるように、「箱庭」と「癒し」には深い関わりがあるのかもしれませんね。
3 こびとの世界 Mozuミニチュア作品集 Mozu/著 玄光社 2021 5079 そのあまりに見事な作品の完成度故、「SNSに写真を投稿してもミニチュアだと気がついてもらえない」という悲劇(?)に見舞われたミニチュア作家。そこで思いついたのが、何と作品を「コンセントと一緒に撮影する」という方法。その結果、作品にはどこか一風変わったシュールな雰囲気が...。ルネ・マグリットの画にも似た不思議な「こびと」空間へどうぞ。

▲ページトップへ