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お知らせ

本の展示

熱田図書館 「つながり・むすびの本」≪展示期間:1月5日(金)から2月15日(木)≫

2024年1月10日

展示期間:2024年1月5日(金曜日)から2月15日(木曜日)

熱田図書館 「つながり・むすびの本」資料展示の写真特集棚展示内容

東ヨーロッパ、中東、そして日本を含む東アジア... 世界中どこをみても、あいかわらずの分断・対立・亀裂ばかり。
ですが、こんな状況の今だからこそ、一人一人の人間が、冷静に他者との関わりの意味合(いみあい)に思いをいたすことが求められているのではないでしょうか。

そもそも「生きもの」は他者との関係の中でしか生きられません。この「命のしくみ」をきちんと直視すべきだと思います。
分断・対立は恐れと不安を生みだしますが、つながり・むすびは喜びと安心感をもたらしてくれます。たとえ国家間の対立が深刻でも、住民同士の交流・結びつきの可能性を絶ってしまってはならないでしょう。

本年最初の展示テーマを「つながり・むすびの本」とし、さまざまな分野から関連するいろいろな内容の本を集めてみました。
この中の1冊から「つながる喜び」へのささやかなヒントでも見出していただけましたら幸いです。

■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 はじめての利他学 若松英輔/著 NHK出版 2022 1515 分断・対立の生みの親であると考えられている「利己主義」。それと対極的な位置にあるとみなされている「利他」に目をむけ、「つながり」の可能性を探ろうとする若松英輔氏。その思想的探求のフィールドはきわめて広範で、洋の東西に及びます。平易で分かりやすい普通の言葉を用い、初学者を「つながり」の根源へと導いてくれる「つながり哲学」の本。
2 ヒトゴトにしない社会へ アノニマ・スタジオ/編 KTC中央出版 2022 3358 個人を埋没させないような「つながり」はどのようにしたら可能なのか。そんな問いに対し、現実の「つながり」の中で活動する人々から寄せられた「解答」集ともいえる本。製菓、流通、農業、福祉などそれぞれの現場から出された多様な提案・主張には「誰一人取り残さない社会」実現へのヒントがあふれています。
3 集団に流されず
個人として生きるには
森達也/著 筑摩書房 2023 36144 「同調圧力」にさらされ、自身の信念を打ち砕かれそうになった経験を持つ映画監督・森達也さん。そんな森さんが噛みしめるように語る体験に裏打ちされた言葉の数々は、同じ悩みを抱える人たちへの大きな励ましとなりますでしょう。「つながり」の負の側面に対峙するための1冊。

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