展示期間:2023年3月18日(土曜日)から6月15日(木曜日)
鶴舞中央図書館では、当館所蔵の雑誌『工藝』を展示します。
雑誌『工藝』は日本民藝協会の機関誌で、思想家 柳宗悦を中心に昭和6年1月に創刊され、昭和26年の120号をもって終刊しました。
柳らが新しく見出した工芸品が次々と特集され、型染・織物・漆絵・版画など多彩な工芸手法で装幀されました。また、中の用紙は厳選された各地の手漉き和紙を使用し、さらに小間絵(挿絵)も芹沢銈介をはじめ民藝運動の同人たちが担当しました。
今回の展示は所蔵の一部ではありますが、ぜひ装幀の美しさを味わってください。
■ 主な展示資料 ■
巻号 | 特集 | 装幀 | 小間絵 | 用紙 | 出版年 | コメント |
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1号 | 石皿 | 芹沢銈介 | 富本憲吉 | 1931 | 記念すべき第1号の装幀者 芹沢銈介は、雑誌『工藝』の表紙・小間絵等を一番多く担当しています。 | |
38号 | 外村・柳(悦孝)の織物 | 安来織 | 富本憲吉 | 雲州岩坂 | 1934 | 外村吉之助、栁悦孝の合作織物の実物が9種貼付されています。 |
54号 | 菓子型 | 題扉:菓子型 芹沢銈介 | 菓子型 | 野州烏山 | 1935 | 表紙は遠州袋井葛布です。 |
115号 | 三代澤元壽染紙 | 三代澤元壽 | 三代澤元壽 | 越中八尾 | 1946 | 美しい染色和紙の実物が貼付されています。 |