展示期間:2022年12月10日(土曜日)から2023年3月16日(木曜日)
大正12年(1923年)10月1日、鶴舞公園に市立名古屋図書館が開館しました。
その後、昭和20年戦災により焼失、昭和27年に再建、昭和59年現在の建物に新築、という経過を経て、2023年にいよいよ名古屋市図書館は100周年をむかえます。
今回は市立名古屋図書館時代に関係する資料をご紹介します。
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 請求記号 | コメント |
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1 | 市立名古屋図書館案内 | 名古屋市立名古屋図書館 | 1923 | A01/69 | 「入館手引」には"先づ御来館になって、閲覧人入口から御這入りになると、直様下足場があります..."と迷わないよう具体的な説明があります。面白いのは「館内で確守すべき事柄」で"中京の圖書館として一種の美風を作成すること"とあること。格調高く素敵!ですがちょっと敷居も高いです。 | |
2 | 市立名古屋圖書館概要 | 市立名古屋圖書館/[編] | 市立名古屋図書館 | 1923 | A01/132 | 市立名古屋図書館(鶴舞中央図書館の前身)の沿革や館則など概要が書かれた冊子です。表紙に銀色で刷られているのは館の紋章で、図書館を意味する巻物の軸に名古屋市の紋章である丸八マークをあしらったものです。 |
3 | 閑田耕筆 | 伴蒿蹊/著 | 1922 | わ041/12 | 太平洋戦争時の空襲で市立名古屋図書館も戦火を免れることはできませんでした。貴重書の一部は隣の名古屋市公会堂に避難していましたが、残りは焼けてしまいました。この本はその時の生き残りです。「閑田耕筆」は江戸時代の国学者伴蒿蹊(代表作に「近世畸人伝」など)の随筆です。 |