展示期間:2021年9月18日(土曜日)から12月5日(日曜日)
江戸時代には長期の平和を背景に人々に「旅」を楽しむゆとりができ、各地の寺社仏閣、
温泉には沢山の人が訪れました。
また江戸時代の旅行ガイド本ともいえる各地の「名所図会」が多く刊行されています。
今回の展示では、当館所蔵の名所図会を中心に江戸時代の旅の様子を紹介します。
旅行に出かけた"気分"でお楽しみください。
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者 | 出版年 | 請求記号 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
1 | 都名所図会 | 秋里籬島/著 | 天明6年 | 鹿-187 | 各地の名所や歴史、名物を紹介する「名所図会」の中で一番初めに出版された図会。京都をテーマにしている。 |
2 | 伊勢参宮名所図会 | 蔀関月/編・画 | 寛政9年 | 三-4 | 京都から伊勢神宮までの道中の案内を地誌によって記述し「伊勢参宮」そのものを主題とした図会。 |
3 | 木曾路名所図会 | 秋里籬島/著 | 文化2年 | 市13-90 | 主に中山道沿いの名所や旧跡が紹介され『東海道名所図会』とともに街道をテーマにする図会の中で最も著名で代表的な作品。 |
4 | 熱海日録 | 人見黍/撰 | 久ア-10 | 作者が熱海で湯治した際の記録。当時の熱海の様子や入湯法などが記述されている。 |