展示期間：2021年6月19日（土曜日）から9月16日（木曜日）

今回の展示名は、右から読んで「名古屋名所絵ハガキ」です。鶴舞中央図書館が所蔵している絵ハガキから名古屋の名所を選んで紹介しています。
絵ハガキから現在はなくなってしまった施設の様子や当時の生活や民俗などがわかります。そのため、絵ハガキも図書館にとっては貴重な資料です。今回紹介した絵ハガキの他にも多くの絵ハガキを所蔵していますので、気になる方は職員にお聞きください。
名古屋市図書館HPの「なごやコレクション」から絵ハガキの一部を見ることができます。家にいながら、昔の名古屋にタイムスリップしてみてはいかがでしょう。

■　主な展示資料　■

No.	書名	出版年	分類	コメント
1	花電車　【大名古屋祭花電車　市庁舎竣工市営十週年記念】	1933	A38/91	広小路通りを彩った花電車。昭和8（1933）年10月。 華やかに装飾された市電が広小路通りをゆっくりと走行するさまは、観光絵ハガキになるくらいの名物だった。当時の広告も時代を感じさせておもしろい。
2	鶴舞公園　【第十回関西府県聯合共進会絵はがき】	1910	A60/64	「第十回関西府県聯合大共進会会場イルミネーション」 明治43年3月16日から6月13日までの90日間、鶴舞公園で行われた関西府県聯合大共進会の絵葉書のうちの1枚。夜にはイルミネーションも行ったが、当時としては珍しかったため、名古屋新聞の明治43年3月18日朝刊によると、名古屋で大火災が起きていると勘違いして大騒ぎになった地域もあったとか。
3	中川運河【大名古屋の風光　GREAT NAGOYA】	19‐‐	A295/807	「『名古屋』中川運河」 大産業都市として全国第三の雄都となる名古屋の交通の大動脈中川運河を勇ましく紹介する文章つきの絵葉書。 船も多く、当時の賑やかな中川運河の様子がわかる。