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お知らせ

本の展示

熱田図書館 「追悼 堺屋太一さん」≪展示期間:2月14日(木)~3月10日(日)≫

2019年2月19日

展示期間:2019年2月14日(木曜日)~3月10日(日曜日)

「巨人、大鵬、卵焼き」「団塊の世代」などの造語で知られ、経済企画庁長官も務めた経済評論家・作家の堺屋太一さん(1935~2019年)が亡くなられました。
熱田図書館ではご逝去を悼み、新聞コーナーに著書を展示します。
通産官僚時代に作家デビューし、お役人出身らしからぬ柔軟で斬新な発想の、未来を見据えた評論でも、時代をリードしました。『団塊の世代』は、戦後のベビーブームで生まれた大勢の人たちを「団塊の世代」と名付け、そこをターゲットに各種政策や商業展開を行うことを提案した小説で、今、70代の彼等は、日本の超高齢社会を体現しています。
官僚時代の1970年、「大阪万博」を手掛け、退官後も「大阪花博」、「沖縄海洋博」等にかかわりました。2005年「愛・地球博」では、当初、最高顧問でしたが、「集客面で成功するためには、施設規模が小さい」と指摘。派手なお祭り構想を打ち上げて自然保護派と対立、顧問に退いたこともありました。

正面(熱田図書館 「追悼 堺屋太一さん」)正面

閲覧室奥の新聞コーナー(熱田図書館 「追悼 堺屋太一さん」)閲覧室奥の新聞コーナー

■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 団塊の秋 堺屋太一/著 祥伝社 2013 9136 著者が1976年に書いた団塊の世代の、2015年から2028年までを描いた予言小説。1947~49年生まれの彼らは定年後、高齢化してなお社会を動かす。
2 高齢化大好機 堺屋太一/著 NTT出版 2003 675 世界に先駆けて少子高齢化する日本社会で、高齢化を活かすビジネス戦略を解く本。7つの有名企業の戦略も紹介。
3 地上最大の行事万国博覧会 堺屋太一/著 光文社 2018 6069 著者が企画、実践した1970年大阪万博の経緯と成果を詳細に分析し、得られたものを後世に伝える本。愛・地球博には、チラリと批判的に触れる。
4 歴史からの発想 停滞と拘束からいかに脱するか 堺屋太一/著 日本経済新聞社 2004 204 「賢者は歴史に学び、愚者は経験に従う」の格言に従い、現代人に歴史を「戦国」「組織と人間学」「中国史」の3方面から学ぶことを解く本。人気の信長は非日本的例外とする。

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