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お知らせ

本の展示

熱田図書館 「明治150年 富国強兵の時代」≪展示期間:6月1日(金)~7月31日(火)≫

2018年6月8日

展示期間:2018年6月1日(金曜日)~7月31日(火曜日)

富国強兵は、殖産興業とセットで明治政府が進めた重要政策です。明治初年(1868年)は、アヘン戦争終結から16年。かつて「眠れる獅子」と呼ばれたアジアの大国「清」が、列強の帝国主義に翻弄されていた時代でした。
欧米との国力の差に気付いた日本政府は、帝国主義の脅威から国を護るため、「富国強兵」をスローガンとして、学制・兵制・税制などを大改革しました。その結果、もたらされた日露戦争の勝利は、後々、「大国ロシアに勝ったのだからアメリカにも勝てる」という傲りを生む契機となったのです。
熱田図書館では、明治の世界情勢と、日本と日本人の軌跡をたどり、現代を生きる私たちが、今、戦争と平和を考える一助となる本を新聞コーナーに集めました。

縦置いちばん左に「坂の上の雲」関連本(熱田図書館 「明治150年 富国強兵の時代」) 縦置いちばん左に「坂の上の雲」関連本

閲覧室最深部 新聞コーナーで展示(熱田図書館 「明治150年 富国強兵の時代」) 閲覧室最深部 新聞コーナーで展示

■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 坂の上の雲 1~8 司馬遼太郎/著 文芸春秋 2004 9136 松山出身の正岡子規と秋山良古・真之兄弟の生涯を通して、古き良き明治を描く長篇歴史小説。作品発表当時、軍隊を経験した日本人に、昭和の敗戦の意味を問う。
2 日本の命運を決めた『坂の上の雲』の時代 立志・風雲編 日露激突・雲外編 谷沢永一/著 李白社 2009・2010 2106 2冊で明治という時代を日本が、そして日本人が歩んだ足跡を解説する本。『坂の上の雲』で司馬遼太郎が示した思想を深く掘り下げる。写真も豊富。
3 小村寿太郎 近代日本外交の体現者 片山慶隆/著 中央公論新社 2011 2891 全権大使としてポーツマス講和会議に赴き、日露戦争終結をさせながら、補償金をとれなかったことを非難された小村の伝記。帝国主義者と国際協調主義者の二つの顔を使い分け、明治外交を引っ張った。
4 静寂(しじま)の声 上巻 乃木希典夫妻の生涯下巻 渡辺淳一/著 文芸春秋 1988 9136 大正元年9月13日、明治天皇大葬の日に夫婦で殉死した乃木大将と妻静子の結婚以後の半生を描く伝記小説。
5 八甲田山死の彷徨 新田次郎/著 新潮社 2002 9136 日露戦争直前の明治35年、寒地ロシアでの戦闘に備えて八甲田山雪中行軍訓練を行った青森5連隊と、青森31連隊の自然との闘いと人間模様を描く小説。映画にもなった。

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