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お知らせ

本の展示

熱田図書館 熱田区制80周年記念「昭和の柿木金助事件から80年~名古屋城と鯱と泥棒の本~」≪展示期間:8月16日(水)~10月8日(日)≫

2017年8月17日

展示期間:2017年8月16日(水曜日)~10月8日(日曜日)

熱田図書館では、熱田区制80周年を記念し、80年前の出来事に因んだ特設コーナーを設けて、平成29年12月まで関連本の展示をしています。
3回目となる今回は、昭和12(1937)年1月4日に起きた名古屋城の金鯱の鱗盗難事件に注目し、事件関連本はじめ、名古屋城と鯱と泥棒の本を展示します。
この事件は、足場が組まれていた名古屋城の屋根に、夜間、とび職の男が登り、金鯱の鱗58枚をペンチで剥ぎ取って持ち去った事件です。雲隠れした妻子を探す資金に充てようと盗んだ鱗を大阪で換金しようとして足がつき、逮捕されました。江戸時代、大凧に乗って金鯱を盗むことを考えた(実行はせず)柿木金助になぞらえ、当時は「昭和の柿木金助事件」としてマスコミが大きく取り上げ、話題となりました。

当時の金鯱は金網つき(熱田図書館 「昭和の柿木金助事件から80年~名古屋城と鯱と泥棒の本~」)当時の金鯱は金網つき(『名古屋の名所舊蹟』1933年より 熱田図書館蔵)

展示風景(熱田図書館 「昭和の柿木金助事件から80年~名古屋城と鯱と泥棒の本~」)展示風景

■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 名古屋と金シャチ 井上章一/著 NTT出版 2005 A250 イタリアの古いイルカ彫刻がシャチホコそのものであることに気づいた筆者のシャチ探訪。シャチのキャラクターが頻繁に使われる名古屋はシャチの都。昭和の金助は166頁。
2 国立劇場上演資料集 530 旭輝黄金鯱 国立劇場調査養成部調査記録課/編集 日本芸術文化振興会 2010 7703 柿木金助を扱った歌舞伎の平成22年1月復活上演の台本。同年10月には開府400年の名古屋御園座でも上演。71頁に昭和の金助の資料もつく。読みは「あさひにかがやくきんのしゃちほこ」。
3 鬼面三人組 他8篇 角田喜久雄/著 和同出版社 1955 9136 柿木金助を扱った珍しい短編時代小説「金城盗戦記」を所収。
4 怪人二十面相 私立探偵明智小五郎 江戸川乱歩/著 新潮社 2016 9136 華麗な手口で予告状どおり宝石を盗んだ怪人二十面相に、ご存知少年探偵団の小林少年と名探偵明智小五郎が挑む物語。
5 怪盗ルパン 新版 モーリス・ルブラン/作,榊原晃三/訳 岩波書店 2000 9537 華麗な大泥棒の元祖。ご存知ルパン三世の元になった傑作推理小説シリーズの1つ。この本では、シャーロック・ホームズと対決。「ルパン」の仏語発音は「リュパン」。モデルは20世紀初頭のパリ市会議員「アルセーヌ・ロバン」。

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