本の展示
鶴舞中央図書館 「描かれた衣服展~名古屋・愛知の書物を中心に~」≪展示期間:1月21日(土)~3月16日(木)≫
Tweet
2017年1月31日
展示期間:2017年1月21日(土曜日)~3月16日(木曜日)
鶴舞中央図書館では、名古屋市博物館の企画展「採録 名古屋の衣生活」とコラボレーションし、関連図書の展示を行っています。
≪2階展示ケース≫
江戸時代、格式を重んじる武家にとって、儀礼や服飾に関する先例や慣習を知る有職故実(ゆうそくこじつ)は、重要な学問でした。尾張藩士で著名な国学者であった河村秀根(かわむらひでね)も、絵入の記録を多く残しています。当館特別集書「河村文庫」を始めとする装束に関する書物のうち、絵図の美しいものを中心に展示しています。ぜひお近くでご堪能ください。
≪1階入口展示スペース≫
「採録 名古屋の衣生活がよくわかる本」と題し、博物館企画展で紹介されている有松・鳴海絞をはじめ、名古屋友禅や黒紋付といった名古屋特有の伝統工芸品に関する本を展示しています。あわせてご覧ください。展示の資料はお借りいただけます。
-
☆ 解説はこちら
「描かれた衣服展」
<PDF形式875KB>
平成29年2月25日(土曜日)には、鶴舞中央図書館集会室にて、博物館学芸員と図書館司書によるイベント「採録 名古屋の衣生活」ブックトーク+講座 を開催します(先着順50名、無料)。
また、博物館ロビーでは、平成29年2月11日(土曜日・祝日)~3月26日(日曜日)の企画展開催中、図書館からの出張展示「生活するキモノの木」を行います。衣服をテーマに、司書おすすめの本をご紹介しますので、こちらにもぜひお出かけいただき、資料を手に取ってご覧ください。
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 分類 | コメント |
1 | 泉涌寺所蔵服御図(せんにゅうじしょぞうふくおんず) | 河村秀根/著 | 写本 | 天明4年(1784)/写(自筆) | 河セ-76 | 皇室唯一の菩提寺である京都東山泉涌寺の出開帳が、名古屋の大龍寺で行われた。その際に披露された霊宝を、河村秀根が書き写したもの。 |
2 | 武家装束着用図 | 松岡辰方(ときかた)/著 | 写本 | 寛政6年(1797)/成立,嘉永6年(1853)/写 | 別210-9 | 武家の装束の着用図を示して注記を加えている。展示資料は、嘉永6年(1853)に尾張の随筆作者である小寺玉晃が、書画ともに書き写したもの。 |
3 | 日本伝統絞りの技 | 榊原あさ子/著 | 紫紅社 | 1999 | 7538 | 絞の模様と技法を、カラー図版で詳しく解説。 |
4 | 名古屋黒紋付染 | 名古屋友禅黒紋付共同組合連合会 | 2008 | A753 | 和服の正装である「黒紋付」に関わる伝統工芸「名古屋黒紋付染」の歴史と今を紹介する。 |
PDF形式のファイルを閲覧するにはAdobe Reader(無料)が必要です。
※AcrobatReader5.0以上を推奨しています。